世界最大のがんゲノム解析、スキルス含む日本人胃がんの治療標的を同定/国立がん研究センター

提供元:ケアネット

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公開日:2023/03/17

 

 国立がん研究センターは、2023年3月14日、世界最大の胃がんゲノム解析により、日本人胃がんの治療標的を同定したと発表。

 同センターがんゲノミクス研究分野分野長 柴田 龍弘氏を中心とする研究チームが、国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC-ARGO)における国際共同研究として、日本人胃がん症例697例を含む総計1,457例の世界最大となる胃がんゲノム解析を行い、新たな治療標的として有望なものも含めこれまでで最大の75個のドライバー遺伝子を発見した。

 この研究の中で、これまで原因不明であったびまん型胃がんについて、飲酒に関連したゲノム異常がその発症に関連することを初めて明らかにし、さらに胃がんの免疫治療における新たなゲノムバイオマーカーも16個同定した。

 本研究成果は、米国科学雑誌「Nature Genetics」に、2023年3月13日付で掲載されている。

(ケアネット 細田 雅之)