Stage IV NSCLC 1次治療のデュルバルマブ+tremelimumab、NEPTUNE試験の最終結果/AstraZeneca

提供元:ケアネット

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公開日:2019/08/22

 

 AstraZenecaは2019年8月21日、未治療のStageIV非小細胞肺がん(NSCLC)の1次治療におけるデュルバルマブ(商品名:イミフィンジ)と抗CTLA4抗体tremelimumabの併用を評価した第III相NEPTUNE試験の最終の全生存(OS)結果を発表した。

 NEPTUNE試験は、Stag IV NSCLC患者の1次治療において、デュルバルマブとtremelimumabの併用と化学療法を比較した国際無作為化非盲検試験。対象はEGFRまたはALK変異のないPD-L1発現NSCLC患者(非扁平上皮および扁平上皮)。主要評価項目は、20 mut/Mb以上と定義された高腫瘍変異負荷(TMB)患者のOSである。

 主要評価集団であるTMB20mut/Mb以上の患者において、デュルバルマブとtremelimumabの併用は、化学療法と比較して主要評価項目のOSを達成しなかった。併用群の安全性と忍容性プロファイルは、過去の試験と一致していた。

 AstraZenecaは、今後の医学学会で発表するため、全データを提出するとしている。

(ケアネット 細田 雅之)

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