日本人学生のスマートフォン使用とうつ病リスク 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2019/02/26 椙山女学園大学の西田 友子氏らは、高校生の男女ごとのスマートフォン使用とうつ病との関連性について評価を行った。Psychiatry Research誌オンライン版2019年1月26日号の報告。 日本の15~19歳の高校生295人を対象に、自己管理質問票を用いて、横断的研究を実施した。うつ病は、CES-Dうつ病自己評価尺度を用いて評価した。 主な結果は以下のとおり。 ・女性は、男性と比較し、1日のスマートフォン使用時間が長かった。 ・スマートフォン使用時間が1日3時間であった割合は、女性で44.3%、男性で22.5%であった。 ・女性では、オンラインチャット、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、インターネット閲覧に長時間費やしていた。 ・長時間のオンラインチャット(オッズ比:1.74、95%CI:1.18~2.56)およびSNS(オッズ比:1.41、95%CI:1.04~1.92)使用は、うつ病との関連が認められた。 ・男性は、女性と比較し、ゲームに多くの時間を費やしていた。 ・男性では、スマートフォン使用とうつ病との関連は認められなかった。 著者らは「スマートフォン使用には性差があり、女性ではソーシャルコンタクト、男性では娯楽のためにより多くの時間を費やす傾向が認められた。女性がオンラインコミュニケーションを使い過ぎると、うつ病リスクが高まる可能性が示唆された」としている。 ■関連記事 スマホ依存症になりやすい性格タイプ 女子学生の摂食障害への有効な対処法 日本人小中学生のインターネット利用とうつ病や健康関連QOLとの関連 (鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Nishida T, et al. Psychiatry Res. 2019 Jan 26. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 うつ病リスクは旅行をしないと高くなる?高齢者の旅行とうつ病との関係 医療一般 (2022/08/25) SNSの2時間/日以上の使用でうつ病リスク増加:名大 医療一般 日本発エビデンス (2017/07/19) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] ムコ多糖症II型、新たな酵素補充療法が有望な可能性/NEJM(2026/01/21) zanidatamab、HER2陽性胃がん1次治療の新たな選択肢となるか(HERIZON-GEA-01)(2026/01/21) 若者の精神疾患の世界的負担、30年間の変化と今後の予測(2026/01/21) 高齢者におけるCDK4/6阻害薬の毒性、薬剤別に調査(2026/01/21) 日本人市中肺炎、β-ラクタムへのマクロライド上乗せの意義は?(2026/01/21) 悪態をつくことはパフォーマンスを高める?(2026/01/21) がん患者の治験参加を阻む要因とは?(2026/01/21) [ あわせて読みたい ] 合格直結!テスレクDigest(2025/07/18) 「総合医育成プログラム」で広がる医師のキャリアと医療機関の未来【ReGeneral インタビュー】第1回(2025/11/24) 第50回日本骨髄腫学会学術集会:独占インタビュー(2025/04/18) ASCO2025 まとめ(2025/06/02) かかりつけ医のためのがん患者フォローアップ(2025/06/13) 医療・介護施設従事者のための転倒・転落事故へのアプローチ ~転倒・転落事故のメカニズム、予防、事故後フォローのすべて~(2025/02/27) 非機器的早期運動療法はDVT発生率を低減【論文から学ぶ看護の新常識】第1回(2025/02/05) トレンド・トーク『肺がん』(2024/06/11) 災害対策まとめページ(2024/02/05) Dr.大塚の人生相談(2024/02/26)