食事の速度や欠損歯の数、歯周病の重症度が肥満に影響する

提供元:ケアネット

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公開日:2018/06/22

 

 食事の速度と欠損歯の数、歯周病の重症度はそれぞれ独立に腹囲の増加に影響することが、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の園田 央亙氏らによる研究から明らかになった。Obesity Facts誌2018年4月18日号に掲載。

 今回の研究では、海上自衛隊の男性863人を対象に食事の速度に関するアンケート調査を行い、食事の速度と欠損歯数や歯周病の程度が肥満とどのように関連しているかを調査した。

 主な結果は以下のとおり。

・食事の速度が「とても速い」群では、「遅い、とても遅い」群と比べて、腹囲が90cmを超えるリスクが5.22倍(95%CI:1.81~15.06)となった。
・欠損歯が多い人、重度な歯周病に罹患している人では、腹囲が90cmを超えるリスクがそれぞれ1.14倍(95%CI:1.01~1.28)、2.74倍(95%CI:1.46~5.13)となった。

(ケアネット 生島 智樹)