日本人の急性冠症候群と脳卒中、患者背景の違いは

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ケアネット

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 急性冠症候群(ACS)と虚血性脳卒中の患者の臨床的特徴の違いについて、順天堂大学の内藤 亮氏らが全国多施設レジストリのデータを分析したところ、患者背景の特性が有意に異なり、男女で違いがあることが認められた。Internal Medicine誌オンライン版2018年6月6日号に掲載。

 著者らは、ACS(PACIFIC)および虚血性脳卒中(EVEREST)に関する2つの多施設レジストリのデータを分析し、臨床的特徴を調査した。

 主な結果は以下のとおり。

・計6,878例(PACIFIC:3,426例、EVEREST:3,452例)を評価した。
・患者背景の特性は、2つの集団間で有意に異なっていた。
・ACS患者のほうが脳卒中患者より若年傾向で、BMIが高く、糖尿病および脂質異常症の有病率が高く、現喫煙者が多く、虚血性心疾患の既往歴がある人が多かった。
・高血圧の有病率は、ACS 患者より脳卒中患者で高かった。
・男性ではACS患者と脳卒中患者の特性の違いはサンプル全体と同様であったが、女性における高血圧有病率は、サンプル全体とは異なりACS患者と脳卒中患者で同様であった。

(ケアネット 金沢 浩子)

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