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失明や視力障害が世界的に増加の見込み、原因は?

提供元:ケアネット

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公開日:2017/11/09

 

 世界的な失明/視力障害の主たる原因は、白内障および屈折異常であり、これらの患者数は人口の増加と高齢化により著しく増加していることが、英国・インペリアル・カレッジ・ロンドンのSeth R. Flaxman氏らによるメタ解析で明らかとなった。白内障は手術で、屈折異常は矯正用眼鏡で回復可能である。著者は、「アイケアの提供を拡大して患者の増加に対処し、回避可能な失明に対して取り組む必要がある」とまとめている。Lancet Global Health誌オンライン版2017年10月10日号掲載の報告。

 研究グループは、公衆衛生の政策を策定するうえで重要となる失明/視力障害の原因について明らかにし、2020年までの予測を立てるため、視力障害および失明の原因に関する地域住民ベースの研究(1980~2014年における発表/未発表)データのシステマティックレビューとメタ解析を行った。MEDLINE、Embase、WHO Library Databaseにて、2014年7月8日以前に発表された地域住民ベースの研究を、言語を問わず検索し特定した。

 回帰モデルを用い、中等度~重度視力障害(視力0.05以上0.3未満と定義)および失明(視力0.05未満)の割合を、原因、年齢、地域および年別に推定した。

 主な結果は以下のとおり。

・98ヵ国からのデータが集約された288件の研究(参加者398万3,541例)が組み込まれた。
・2015年の推定中等度~重度視力障害者数は2億1,660万人(80%不確定性区間[UI]:9,850万~3億5,910万)で、その主な原因は、未矯正の屈折異常1億1,630万人(80%UI:4,940万~2億210万)、白内障5,260万人(1,820万~1億960万)、加齢黄斑変性840万人(90万~2,950万)、緑内障400万人(60万~1,330万)、糖尿病性網膜症260万人(20万~990万)であった。
・2015年の推定失明者数は3,600万人(80%UI:1,290万~6,540万)で、その主な原因は、白内障1,260万人(80%UI:340万~2,870万)、未矯正の屈折異常740万人(240万~1,480万)、緑内障290万人(40万~990万)であった。
・2020年には、中等度~重度視力障害者数が2億3,710万人(80%UI:1億150万~3億9,900万)、このうち未矯正の屈折異常が1億2,770万人(5,100万~2億2,530万)、白内障5,710万人(1,790万~1億2,410万)、加齢黄斑変性880万人(80万~3,210万)、緑内障450万人(50万~1,540万)、糖尿病性網膜症320万人(20万~1,290万)に増加すると予想された。
・同様に失明者数は2020年には3,850万人(80%UI:1,320万~7,090万)、そのうち白内障が1,340万人(330万~3,160万)、未矯正の屈折異常800万人(250万~1,630万)、緑内障320万人(40万~1,100万)に増加すると予想された。
・白内障と未矯正の屈折異常で、2015年の50歳以上における失明者の55%を、また中等度~重度視力障害者の77%を占めていた。
・50歳以上の失明/視力障害者の原因は、国/地域によって大きく異なっており、高所得地域では白内障は失明の22%未満、視力障害の14.1~15.9%と低く、加齢黄斑変性が失明の14%超と高かった。
・2015年の全年齢層で、糖尿病性網膜症(オッズ比[OR]:2.52、80%UI:1.48~3.73)および白内障(OR:1.21、80%UI:1.17~1.25)による失明/視力障害は男性より女性に多く、一方、緑内障(OR:0.71、80%UI:0.57~0.86)および角膜混濁(OR:0.54、80%UI:0.43~0.66)による失明/視力障害は女性より男性で多く、加齢黄斑変性については男女で差はなかった(OR:0.91、80%UI:0.70~1.14)。

(ケアネット)