クリゾチニブ、ROS1陽性NSCLC治療薬のブレークスルー・セラピーに 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2015/05/13 2015年4月、ファイザー社はクリゾチニブ(商品名:ザーコリ)が、ROS1陽性非小細胞肺がん(以下、非小細胞肺がんをNSCLC)治療薬として、米食品医薬品局(FDA)によりブレークスルー・セラピーに指定されたと発表した。 今回のブレークスルー・セラピー指定は、海外第I相試験(1001試験)の拡大コホートのデータ解析に基づくもの。この試験では、50人のROS1陽性進行NSCLCによるザーコリの評価が行われた。データは、New England Journal of Medicine誌2014年11月20日号(当サイト内紹介記事:ROS1陽性NSCLCへのクリゾチニブ、奏効率72%/NEJM)に掲載され、クリゾチニブが、ROS1陽性進行NSCLCに対し高い抗腫瘍効果活性を示したことを報告している1)。 ファイザー株式会社のプレスリリースはこちら。 (ケアネット 細田 雅之) 原著論文はこちら 1)Shaw AT, et al. N Engl J Med. 2014;371:1963-1971. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 世界の疾病負担とリスク因子、1990~2023年の状況/Lancet(2025/10/27) 冠動脈バイパス術後の新規AF発症、術後30日以後はリスク低い?/JAMA(2025/10/27) 低用量アスピリンが再発予防効果を認める大腸がんのタイプが明らかになった(解説:上村 直実氏)(2025/10/27) ctDNA陽性のMIBC患者、術後アテゾリズマブ投与でDFS・OS改善(IMvigor011)/ESMO2025(2025/10/27) ALK陽性NSCLCへの術後アレクチニブ、4年OS率98.4%(ALINA)/ESMO2025(2025/10/27) 胃がん初のFGFR2b阻害薬、長期追跡では治療効果が減弱(FORTITUDE-101)/ESMO2025(2025/10/27) 寛解後の抗精神病薬減量は認知機能改善に寄与するか(2025/10/27) monarchE試験のOS結果が発表/ESMO2025(2025/10/27) アナフィラキシーへのアドレナリン点鼻投与の効果、エピペンと同等以上(2025/10/27) [ あわせて読みたい ] Dr.小川のアグレッシブ腹部エコー 肝臓編(2015/05/08) ~プライマリ・ケアの疑問~ Dr.前野のスペシャリストにQ!【呼吸器編】(2015/04/07) Dr.長尾の症候から学ぶ呼吸器教室(2015/03/06) サン・アントニオ乳癌シンポジウム2014〔会員聴講レポート〕 (2014/12/25) 化療スタンダードレジメン:卵巣がん(2014/06/17) 化療スタンダードレジメン:卵巣がん(2014/06/03) 化療スタンダードレジメン:卵巣がん(2014/05/14)