うつ病から双極性障害へ転換するリスク因子は 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2013/11/28 単極性精神病性うつ病(PD)は双極性障害(BD)に転換するリスクが高いとされるが、その転換は治療選択に関わる重要な事項である。そこで、デンマーク・オールボー大学病院のSoren Dinesen Ostergaard氏らは、PDがBDに転換するリスク因子を明らかにするため、住民ベースのヒストリカル前向きコホート研究を行った。その結果、有意な因子として、PDの早期発症、うつ再発、独居、障害年金受給、最高レベルの専門教育、短期高等教育、中期高等教育などがあり、なかでも学歴の関与が大きいことが示唆されたことを報告した。Bipolar Disorders誌オンライン版2013年11月12日号の掲載報告。 1995年1月1日~2007年12月31日に、ICD-10によりPDと診断されDanish Central Psychiatric Research Registerに登録された患者について、BD発症または死亡、あるいは追跡不能となるまで、もしくは2007年12月31日まで追跡した。さまざまなDanish registersで明らかにされている、BDへ転換する可能性が高いリスク因子に関して多重ロジスティック回帰分析を用いて検討し、補正後オッズ比(AOR)を求めた。 主な結果は以下のとおり。 ・PD患者8,588例が特定され、そのうち609例(7.1%)が追跡期間中にBDを発症した。 ・PDからBDへの転換と有意に関連していた因子は以下のとおりであった。 「PDの早期発症」AOR:0.99(/年齢増加)、p=0.044 「うつ再発」AOR:1.02(/エピソード)、p=0.036 「独居」AOR:1.29、p=0.007 「障害年金受給」AOR:1.55、p<0.001 「最高レベルの専門教育」AOR:1.55、p<0.001 「短期高等教育」AOR:2.65、p<0.001 「中期高等教育」AOR:1.75、p<0.001 関連医療ニュース 難治性うつ病にアリピプラゾールはどの程度有用か 双極性障害の治療アドヒアランスを改善するには? うつ病患者の予後を予測するセロトニン関連遺伝子多型 (ケアネット) 原著論文はこちら Ostergaard SD et al. Bipolar Disord. 2013 Nov 12. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 筋層浸潤性膀胱がん、周術期EV+ペムブロリズマブが有効/NEJM(2026/08/05) 進行扁平上皮肺がんにおける免疫チェックポイント阻害薬+血管新生阻害薬の二重特異性抗体ivonescimabの効果(解説:田中希宇人氏/山口佳寿博氏)(2026/08/05) orforglipronはSGLT2阻害薬を超えた存在になるか?:ACHIEVE-2試験から(解説:永井聡氏)(2026/08/05) 「令和8年熊本地震復旧・復興応援プログラム」を開始/READYFOR(2026/08/05) 実臨床におけるレカネマブとAChE阻害薬の有用性比較(2026/08/05) 医師の4割が抱える歯の悩みとは/医師 1,000 人アンケート(2026/08/05) 軽症~重症の成人アトピーへのデルゴシチニブクリーム、用量反応的な有効性を示す/BJD(2026/08/05) COVID-19後の眼症状、通常検査では見逃される異常が明らかに(2026/08/05) 話せる言語数が多いほど脳年齢は若い?(2026/08/05) 子どもの頃の逆境体験、成人後の市販薬乱用と関連(2026/08/05)