タクロリムス徐放性製剤 米国で承認申請 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2012/09/26 アステラス製薬株式会社は25日、タクロリムス徐放性製剤について、米国子会社アステラス ファーマUS, Inc.が、成人腎臓移植患者および成人男性肝臓移植患者における拒絶反応の抑制の効能・効果で、米国食品医薬品局(FDA)に販売許可申請を提出しましたので、お知らせします。 タクロリムス徐放性製剤は、同社が創製した免疫抑制剤「プログラフ」の有効成分であるタクロリムスを含有する1日1回投与の徐放性カプセル製剤。カルシニューリンを阻害することにより、免疫を抑制する。 米国においてタクロリムス徐放性製剤は、2005年12月に腎臓、肝臓、心臓移植患者における拒絶反応の抑制の効能・効果で、FDAに一度申請していた。その後、2009年1月に、承認取得のためFDAから求められた要望を満たす追加試験は実施不可能と考え、申請を取り下げていた。 今回の申請は、2,842名の腎臓移植患者(同剤の投与:1,689名)と689名の肝臓移植患者(同剤の投与:393名)を対象に、米国、カナダ、欧州、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランド等で実施した6つの無作為割付比較試験の結果に基づいている。また、臨床試験終了後5年以上経過観察した患者のデータも含まれているとのこと。 同社は、タクロリムス徐放性製剤につき、2007年に欧州で(製品名:アドバグラフ)、2008年に日本で(製品名:グラセプター)、承認を取得している。 詳細はプレスリリースへ http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/post-157.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 超加工食品、摂取量が多いと死亡リスク増大~30年超の調査/BMJ(2024/05/17) 新生児の緊急挿管、ビデオ喉頭鏡vs.直接喉頭鏡/NEJM(2024/05/17) 取り過ぎた塩分を出す「排塩コントロール」と具体的な指導方法(2024/05/17) マヨネーズをオリーブ油にすると認知症死亡が14%低下(2024/05/17) SSRI使用と男性不妊症との関連(2024/05/17) ゴルフや水泳がALSリスクを上昇させる?(2024/05/17) 乳がんサバイバー、二次がんの発症リスク増か(2024/05/17)