シェーグレン病への疾患修飾薬の可能性:中等度から重度のシェーグレン病患者に対するニポカリマブの有効性と安全性(DAHLIAS試験)(解説:萩野 昇 氏)-2037 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2025/11/28 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 萩野 昇( はぎの のぼる ) 氏 帝京大学ちば総合医療センター 第三内科学講座(リウマチ)准教授 オリジナルのニュース 中等症~重症シェーグレン病、ニポカリマブが有用/Lancet(2025/11/14掲載) シェーグレン“病”は、唾液腺・涙腺を中心とする自己免疫疾患ですが、近年「症候群」から「病(disease)」へ呼称が改められ、疾患としての実体がより明確に位置付けられました。21世紀以降、多くの膠原病・リウマチ性疾患の治療が飛躍的に進歩したのに対し、シェーグレン病は対症療法を行うしかない、いわば“取り残された疾患”でした。本論文(DAHLIAS試験)の新生児Fc受容体阻害薬(anti-FcRn monoclonal antibody)は、その停滞… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 参考文献・参考サイトはこちら 1)Seror R, et al. Ann Rheum Dis. 2016;75:1945-1950. 2)Shiboski CH, et al. Arthritis Rheumatol. 2017;69:35-45. 3)Bowman SJ, et al. Lancet. 2022;399:161-171. 4)St Clair EW, et al. Nat Med. 2024;30:1583-1592. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 急性心筋梗塞のPCI、完全血行再建vs.責任病変のみ/Lancet(2025/11/28) SGLT2阻害薬、eGFRやアルブミン尿を問わずCKD進行を抑制/JAMA(2025/11/28) 経口抗凝固薬の重大な副作用、脾破裂に至る脾臓出血が追加/厚労省(2025/11/28) 日本人不眠症におけるBZDからDORAへの切り替え方法(2025/11/28) 1~2個のSLN転移陽性早期乳がん、ALND省略で生存アウトカムは?メタ解析(2025/11/28) 家族の録音メッセージがICU入室患者のせん妄を防ぐ(2025/11/28) ハンズフリーでも油断禁物、会話が運転中の目の動きを妨げる(2025/11/28) 糖尿病治療、継続の鍵は「こころのケア」と「生活支援」(2025/11/28) [ あわせて読みたい ] 「総合医育成プログラム」で広がる医師のキャリアと医療機関の未来【ReGeneral インタビュー】第1回(2025/11/24) 合格直結!テスレクDigest(2025/07/18) 第50回日本骨髄腫学会学術集会:独占インタビュー(2025/04/18) ASCO2025 まとめ(2025/06/02) かかりつけ医のためのがん患者フォローアップ(2025/06/13) 医療・介護施設従事者のための転倒・転落事故へのアプローチ ~転倒・転落事故のメカニズム、予防、事故後フォローのすべて~(2025/02/27) 非機器的早期運動療法はDVT発生率を低減【論文から学ぶ看護の新常識】第1回(2025/02/05) トレンド・トーク『肺がん』(2024/06/11) 災害対策まとめページ(2024/02/05) Dr.大塚の人生相談(2024/02/26)