トシリズマブは巨細胞性動脈炎に有効である(解説:金子 開知 氏)-514 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2016/04/11 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 金子 開知( かねこ かいち ) 氏 東邦大学医学部 内科学講座 膠原病学分野 J-CLEAR推薦コメンテーター オリジナルのニュース 巨細胞性動脈炎の寛解導入にトシリズマブは有効/Lancet(2016/03/17掲載) 巨細胞性動脈炎は、大動脈とその分枝の中~大型動脈に起こる肉芽腫性血管炎である。多くは50歳以上の高齢者に起こる疾患であり、とくに浅側頭動脈が好発部位で、最も重要な障害は失明である。臨床症状としては発熱、頭痛、視力・視野異常、下顎跛行、側頭動脈の圧痛や拍動を認める。また、約30%にリウマチ性多発筋痛症を合併する。検査所見では、赤沈亢進、CRP上昇を認める。治療は、中等量あるいは高用量のステロイドが第1選択… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 金子 開知先生の他のコメント U-Act-Early試験:従来型合成疾患修飾性抗リウマチ薬ナイーブの早期関節リウマチへのトシリズマブ導入効果の検討(解説:金子 開知 氏)-570 (2016/07/26掲載) 関節リウマチに対してリツキシマブはTNF阻害薬と効果は同等(非劣性)で費用対効果はむしろ高い(解説:金子 開知 氏)-554 (2016/06/23掲載) PRIZE試験:早期関節リウマチにおけるエタネルセプト減量による寛解維持(解説:金子 開知 氏)-284 (2014/12/04掲載) 結節性多発動脈炎の原因はアデノシンデアミナーゼ2の遺伝子変異である(コメンテーター:金子 開知 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(193)より- (2014/04/10掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 手術低~中等度リスク重症大動脈弁狭窄症、TAVI vs.SAVRの1年成績/NEJM(2024/04/26) 狭小弁輪を伴う大動脈弁狭窄症へのTAVR、自己拡張型弁vs.バルーン拡張型弁/NEJM(2024/04/26) 若年乳がんサバイバーにおける2次原発性乳がんのリスク因子/JAMA Oncol(2024/04/26) アレクチニブによるALK陽性肺がん術後補助療法をFDAが承認/中外(2024/04/26) うつ病の第2選択治療、機械学習で最適化できるか(2024/04/26) テレビや動画の視聴時間の長さは夜間頻尿リスクに関連(2024/04/26) ChatGPTは医師の10倍の速さで事務作業をこなす(2024/04/26) 1型糖尿病患者の血糖変動の認知機能への影響(2024/04/26) [ あわせて読みたい ] フィーバー國松の不明熱コンサルト (2016/04/07) Dr.ハギーの関節リウマチ手とり足とり~もっと工夫してみる~ <長期罹患編> (2015/01/12) Dr.ハギーの関節リウマチ手とり足とり~まずは触ってみる~ <早期介入編> (2014/10/07) ダーマトロジー エキスパートQ&A(2013/05/02) 筋・骨を極める!Dr.岸本の関節ワザ大全<第1巻>(2012/12/01) 筋・骨を極める!Dr.岸本の関節ワザ大全<第2巻>(2012/12/01) 筋・骨を極める!Dr.岸本の関節ワザ大全<第3巻>(2012/12/01) Dr.岡田の膠原病大原則<第1巻>(2012/12/01)