4人に1人が「オンライン詐欺」の被害に心当たり 最終更新:2008/12/24 医療一般 シマンテックが日本国内の個人ユーザー1,000名を対象に実施した「オンライン詐欺に関する実態調査」結果によると、ネットショッピングやサービスの利用率は84.4%と、日常的に利用されていることがわかった。その一方で、全回答者の4人に1人が実際にオンライン詐欺に遭った、もしくはだまされて個人情報を聞きだされてしまったなどの経験が「ある」もしくは「ひょっとしたら何かの被害に遭っているかもしれない」と回答していた。
薬物過剰摂取による死者の90%以上がオピオイド使用 最終更新:2008/12/23 ジャーナル四天王 米国ウエストバージニア州で薬物乱用が原因で死亡した人のうち、90%以上がオピオイドを使用、その4割超が処方箋なしで不正入手していたことが明らかになった。これは、米国疾病予防管理センター(CDC)のAron J. Hall氏らの調べによるもので、JAMA誌2008年12月10日号で発表した。同州は1999~2004年にかけて、薬物過剰摂取による死亡率が全米で最も増加した地域だった。
末期心不全への補助人工心臓治療、1年生存率は3~5割程度 最終更新:2008/12/23 ジャーナル四天王 米国の末期心不全に対する補助人工心臓治療は、1年生存率が3~5割程度に留まることがわかった。米Duke大学のAdrian F. Hernandez氏らが、メディケア(米国の公的高齢者向け医療保険)の被保険者データを調べ、明らかにしたもので、JAMA誌2008年11月26日号で発表した。米国では2003年から、末期心不全に対し、補助人工心臓治療をメディケアの支払い対象にしている。
欧州医薬品庁がプラスグレルに承認推薦の見解 最終更新:2008/12/23 医療一般 第一三共株式会社と米イーライリリー・アンド・カンパニーは19日、欧州医薬品庁(EMEA:European medicines Evaluation Agency)の医薬品委員会(CHMP:Committee for Medicinal Products for Human Use)が、経皮的冠動脈形成術(PCI:percutaneous coronary intervention)を受けている急性冠症候群(ACS:acute coro-nary syndrome)患者におけるアテローム血栓性イベント軽減の治療薬として、プラスグレルの承認を推薦する肯定的な見解を示したと発表した。
なぜ日医執行部の下に団結できないのか!?-日医「医師の団結を目指す委員会」で全国医師連盟代表の黒川衛氏が発言 最終更新:2008/12/22 医療一般 12月18日(木)に日本医師会の主催で開催された「医師の団結を目指す委員会」に全国医師連盟(全医連)代表 黒川衛氏が出席し、医師が団結する上で解決すべき問題に関して意見を述べた。
妊娠予定の女性はカフェイン摂取を100mg/日未満に 最終更新:2008/12/19 ジャーナル四天王 カフェイン摂取は、妊娠中に消費される最も多い生体異物である。300mg/日以上のカフェイン摂取が低体重児出産のリスクを増大することが明らかにされているが、わずか141mg/日以上でもリスクを増大とするとの知見もあり、英国「食品中の化学物質に関する委員会(Committee on Toxicity of Chemicals in Food)」が2001年に発表した論文レビューに基づく見解でも、300mg/日以上が自然流産と関連している可能性があるとしながらエビデンスは不明としていた。加えて近年、摂取量よりもカフェイン代謝の変動が胎児発育遅延と密接に関わるとの研究報告も寄せられている。それら知見を踏まえ本論は、リード大学とレスター大学の2つのティーチングホスピタルを基点に参加者を募り行われた大規模な前向き観察研究「CARE Study」の結果で、BMJ誌2008年12月6日号(オンライン版2008年11月3日号)にて報告された。
公衆衛生施策における大腸がんスクリーニングの精度:フィンランド 最終更新:2008/12/19 ジャーナル四天王 便潜血検査を取り入れた大腸がんスクリーニングは死亡率を低下させることは、4つの無作為化スクリーニング試験で明らかになっている。しかし、公衆衛生施策において死亡率低下の効果があることが常に示されているわけではない。フィンランドがん登録機関のNea Malila氏らの研究グループは、2004年にフィンランドで開始された、大腸がんの無作為化スクリーニング・プログラムについて検証した。BMJ誌2008年12月6日号(オンライン版2008年11月3日号)より。
新たな痛風関連遺伝子を同定 最終更新:2008/12/18 ジャーナル四天王 3つのコホートを対象としたゲノム関連試験で、新たにABCG2遺伝子、SLC17A3遺伝子が血清尿酸値および痛風と関連することが確認された。オランダErasmus 医療センター疫学科のAbbas Dehghan氏が、Lancet氏2008年12月6日号(オンライン版2008年10月1日号)で報告した。
非心臓手術周術期のβ遮断薬投与は不要? 最終更新:2008/12/18 ジャーナル四天王 米国心臓学会/米国心臓協会(ACC/AHA)のガイドラインの推奨にもかかわらず、非心臓手術時の周術期における心血管死や脳卒中の予防を目的としたβ遮断薬の使用を支持する確固たるエビデンスはないことが、米Brigham and Women's病院循環器科のSripal Bangalore氏らが実施したメタ解析で明らかとなった。Lancet誌2008年12月6日号(オンライン版2008年11月11日号)掲載の報告。
eldecalcitolが骨粗鬆症の新たな椎体骨折の発生を抑制することを確認 最終更新:2008/12/18 医療一般 中外製薬株式会社と大正製薬株式会社は16日、両社が骨粗鬆症を予定適応症として共同開発中の活性型ビタミンD3誘導体(一般名:eldecalcitol、中外製薬開発コード「ED-71」、大正製薬開発コード「CT-081」)の無作為化二重盲検群間比較試験において、骨粗鬆症患者の新たな椎体骨折の発生頻度を有意に抑制する結果が得られたと発表した。この結果の詳細は、論文および学会等で発表する予定だという。
サーモドックスの日本におけるライセンス契約が締結 最終更新:2008/12/18 医療一般 株式会社ヤクルトは16日、セルシオンコーポレーションと同社の薬剤輸送技術から創製されたThermoDox(サーモドックス)の日本市場における商業化に関する最終的な契約を締結したと発表した。
ホルモン感受性乳がん閉経後女性におけるアロマシンの試験結果、発表される 最終更新:2008/12/18 医療一般 ファイザー株式会社は15日、ホルモン感受性乳がんのある9,775名の閉経後女性が参加したTEAM(Tamoxifen, Exemestane, Adjuvant, Multicenter)試験について、予定されていた1回目の解析の結果を発表した。
子ども向けくすりのウェブサイトが全面リニューアル 最終更新:2008/12/18 医療一般 サノフィ・アベンティス株式会社は15日、同社が運営する子ども向けウェブサイト「くすりについて(http://kodomo.sanofi-aventis.co.jp/)」を全面リニューアルしたことを発表した。
フルベストラントで進行乳がんの病勢コントロールを改善できる ―FIRST試験新データより 最終更新:2008/12/18 医療一般 アストラゼネカ株式会社の15日の発表によると、英国本社が第31回米国サンアントニオ乳がんシンポジウムで、高用量のフルベストラント(500mg)がホルモン感受性進行乳がんの一次治療として、アロマターゼ阻害剤よりも良好に病勢をコントロールできたとの新データを発表した。このデータは閉経後ホルモン感受性局所進行もしくは転移乳がんを対象とした第II相無作為オープンラベルFIRST試験(FASLODEX fIRst line Study comparing endocrine Treatment)の結果によるもの。
クリスマスよりも大晦日を元気に過ごしたい!! 最終更新:2008/12/18 医療一般 グラクソ・スミスクライン株式会社が11月17日~12月7日に実施した「スマートチョイスでかぜに勝つ!キャンペーン」第2期アンケート結果によると、クリスマス(27%)よりも大晦日(73%)にかぜをひきたくない人の方が多いという結果が出たという。アンケートは働く人が中心のため、休日となる年末年始のほうを重視したと思われる。
イルベサルタン、左室駆出率45%以上心不全患者のアウトカム改善せず 最終更新:2008/12/17 ジャーナル四天王 心不全患者の約半数では左室駆出率が少なくとも45%あるが、これら患者の予後を改善する治療法は示されていない。サンフランシスコ退役軍人メディカルセンターのBarry M. Massie氏らのI-PRESERVE研究グループは、これら心不全患者へのイルベサルタン(商品名:イルベタン、アバプロ)の治療効果について検証した。NEJM誌2008年12月4日号(オンライン版2008年11月11日号)より。
ACE阻害薬、利尿薬とよりもCa拮抗薬との併用のほうが優れる:ACCOMPLISH試験 最終更新:2008/12/17 ジャーナル四天王 米国の現行の高血圧治療ガイドライン(JNC 7)では、ハイリスクの高血圧患者に対してサイアザイド系利尿剤を含んだ併用療法を用いることを推奨しているが、最適な併用治療は十分に検討されていなかった。国際的な多施設共同試験ACCOMPLISHは、ACE阻害薬「ベナゼプリル」+ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬「アムロジピン」と、「ベナゼプリル」+サイアザイド系利尿薬「ヒドロクロロチアジド」とを比較したもので、ACE阻害薬+Ca拮抗薬併用療法のほうが、心血管イベントの減少効果が優れていることを報告した。NEJM誌2008年12月4日号より。
LUSEDRA注射剤、FDAより承認を取得 最終更新:2008/12/17 医療一般 エーザイ株式会社は15日、同社の米州統括会社であるエーザイ・コーポレーション・オブ・ノース・アメリカが、成人患者の検査もしくは処置における鎮静を目的とした鎮静剤「LUSEDRA(一般名:fospropofol disodium)注射剤」について、FDA(米国食品医薬品局)より承認を取得したことを発表した。
欧州委員会がPegasysに新たな適応を承認 最終更新:2008/12/17 医療一般 中外製薬株式会社によると、12日、ロシュのPegasys(peg interferon alfa-2a[40 KD])とCopegus(ribavirin)の併用を、インターフェロンα(ペグ化または非ペグ化)の単独あるいはribavirin併用による初回治療が成功しなかったC型肝炎患者の再治療として、欧州委員会が承認したことを発表したという。