具体例で知りたい病院での転倒・転落のあれこれと対策 最終更新:2025/12/05 転倒・転落事故へのアプローチ ディスカッションでは、病院における転倒・転落事例の原因やその後の対応などを話し合います。たとえば患者さんの歩行には助かる手すりも転倒のリスクになることも。後半では、認知症患者さんや在宅診療での注意点についても話し合います。
GLP-1薬はアルツハイマー病の治療効果を示さず 最終更新:2025/12/02 バイオの火曜日 アルツハイマー病などの神経変性疾患はGLP-1薬の治療ターゲットとして有望視されています。しかし、2つの第III相試験において、セマグルチドはアルツハイマー病の進展を遅らせる効果がみられませんでした。
肺炎の抗菌薬治療を拒否する患者、どう対応する? 最終更新:2025/11/28 こんなときどうする?高齢者診療 救急搬送から入院し肺炎と診断された70歳女性。抗菌薬投与を拒否するため治療が進められません。このようなときに本人の意思決定能力を迅速に評価し、治療・ケアを進める方法を解説します。
「記憶力に頼らない」物忘れ対策あれこれ 最終更新:2025/11/27 Dr.中島の新・徒然草 脳外科外来で、多くの患者さんに物忘れをどうしたらいいか尋ねられる中島氏。誰しも記憶力は落ちていくもの。中島氏が自ら実践している、記憶力に頼らない数々のユニークな物忘れ対策を紹介します。
治療薬の進歩で予後も改善しつつあるポンペ病 最終更新:2025/11/25 希少疾病ライブラリ 今回は「ポンペ病」をお届けします。先天性の遺伝病であるポンペ病は、患者の心筋機能や呼吸機能に影響を及ぼし、生命予後を脅かす疾患です。しかし、2020年以降治療薬の進歩により、諸症状の改善がなされています。本症の最新知見を福田冬季子氏が説明します。
「これは偽薬です」と伝えても効く?~メタ解析 最終更新:2025/11/20 NYから木曜日 「正直なプラセボ(オープンラベル・プラセボ)」は、慢性的な痛みやうつ症状の治療において、従来の医療を補完する新たな可能性として、大きな注目を集めています。脳内の治癒システムを作動させる仕組みとは?
老いの心に潜む、寂しさと怒りの悪循環 最終更新:2025/11/18 外来で役立つ!認知症Topics 高齢になると、その感情の根本に「他者に認められたい」という寂しさが生じます。しかし、その寂しさが怒りを生み、怒りがさらに孤立を深めてしまいます。老いの心に潜む「寂しさと怒りの悪循環」を考察します。
新しい超音波技術が脳を洗浄!? 最終更新:2025/11/18 バイオの火曜日 スタンフォード大学の研究者らが開発したいわば脳の超音波洗浄法が脳出血マウスで効果を示し、近々臨床試験が始まる運びとなっています。まずはアルツハイマー病患者を募って試験を実施する予定です。
1日5,000歩で認知症発症を抑制!?「タウ」蓄積にブレーキ 最終更新:2025/11/13 NYから木曜日 歩数計と脳画像診断を組み合わせた研究によると、すでに脳内にアミロイドβが溜まっているAD初期段階の人において、1日5,000歩程度の歩行によって、認知機能の低下が顕著に抑制される可能性が示唆されました。
医師が“選択困難”と考えた治療の説明義務は? 最終更新:2025/11/12 医療訴訟の争点 疾患に対し複数の治療法が存在していたとしても、患者の年齢や病態などから選択が困難と考えざるを得ない治療法もあります。そのような治療法について、医師はどこまで説明義務を負うのでしょうか。
ありふれた転倒が引き起こす「見逃せない頭部外傷」 最終更新:2025/11/11 救急診療の基礎知識 高齢者の転倒による搬送も多くなっています。とくに頭部に外傷を負っているケースでは、そのときに異常な所見がなくても後日に硬膜下血腫が出現することもあります。診療ではどこに注意すべきか救急医療のエキスパート、坂本壮氏がレクチャーします。
10代のSNS利用増、認知能力の低下と関連か? 最終更新:2025/10/30 NYから木曜日 10代のSNS利用時間の増加が、認知能力低下と関連することが大規模調査で判明。9歳から13歳までの追跡調査によると、SNSの利用時間が多いほど、読解力、語彙力、記憶力といった認知能力が低下していました。
慢性疲労症候群の正確な血液検査を開発 最終更新:2025/10/28 バイオの火曜日 原因がはっきりしない難病の筋痛性脳脊髄炎の血液検査が開発され、少人数の試験で優秀な性能を示しました。筋痛性脳脊髄炎の診断だけでなく、他の慢性炎症疾患との鑑別にも有用かもしれません。
書籍紹介『脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2025〕』 最終更新:2025/10/24 医学のしおり 脳卒中治療の進歩を反映して、140項目中52項目が改訂されました。今版から、各章の改訂のポイントが冒頭に記載され、改訂された箇所や、その経緯などが把握しやすくなっています。
1億人の記録が示す「帯状疱疹と認知症」の密接な関係 最終更新:2025/10/23 NYから木曜日 水痘・帯状疱疹ウイルスと認知症との関連について、米国の1億人超の医療記録を分析した論文が、Nature Medicine誌に発表されました。認知症リスクを下げる観点からも、ワクチン接種を検討する価値があります。
片頭痛発作の急性期治療と発症抑制の両方に有効な経口薬「ナルティークOD錠75mg」 最終更新:2025/10/20 最新!DI情報 今回は、経口カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬「ナルティークOD錠75mg」を紹介します。本剤は、わが国で初めての片頭痛の急性期治療および発症抑制の両方を適応とする治療薬です。
アルツハイマー病の隠れた危険因子、「てんかん」との密接な関係 最終更新:2025/10/17 外来で役立つ!認知症Topics アルツハイマー病の介入可能な危険因子として注目される「てんかん」。2つの疾患は併発率が高く、互いに影響し合うことが明らかに。高齢者のてんかんは痙攣を伴わないことが多いため、「脳波」が診断の決め手となります。
研修医が教えてくれた、ノーベル賞をとる秘訣 最終更新:2025/10/16 Dr.中島の新・徒然草 日本から2人も受賞した2025年のノーベル賞。中島氏が思い出すのは、ある研修医との会話。PCRやCTの技術も、かつてノーベル賞を受賞しています。その技術がいかにすごいか、研修医がかみ砕いて説明してくれました。
慢性めまいの鑑別、新たな疾患概念「PPPD」とは? 最終更新:2025/10/02 診療よろず相談TV 慢性的に持続する難治性めまいは、原因が多岐にわたります。神経疾患、内科疾患、薬剤性、内耳疾患、心因性に分けて鑑別を進めていきます。近年注目されている新たな疾患概念のPPPDについても取り上げます。
iPS細胞治療に暗雲?神戸アイセンター病院の治療が先進医療「不適」に 最終更新:2025/09/24 ざわつく水曜日 神戸市立神戸アイセンター病院による、iPS細胞からつくった網膜細胞をRPE不全症の患者に移植する計画。厚生労働省はこの治療について、公的保険が適用される先進医療とするのは「不適」と判断しました。