第263回 パーキンソン病の幹細胞治療の2試験の結果がひとまず有望 最終更新:2025/04/22 幹細胞から作った神経細胞によるパーキンソン病治療の2試験の待望の結果が、時を同じくして4月16日にNature誌に報告されました。移植された神経細胞は長く存続してドーパミンを作りうると示唆されました。
第262回 蠕動運動を促し、炎症を防ぐ腸神経の圧感知タンパク質を発見 最終更新:2025/04/15 運動や加圧に応じて腸の蠕動運動を調節し、病的な腸の炎症を鎮めるタンパク質が同定されました。腸の炎症や運動障害に対する治療として役立つ可能性があります。どのような機序なのでしょうか?
第261回 セマグルチド使用と脱毛リスク上昇が関連 最終更新:2025/04/08 糖尿病や肥満の治療に使われるGLP-1受容体活作動薬セマグルチドと脱毛が生じやすことが、女性に限って関連することが報告されました。体重がより減った患者ほど脱毛リスクが高いことも示唆されています。
第260回 断続的な絶食で性欲亢進 最終更新:2025/04/01 絶食は、体重減少だけでなく、老化絡みの不調の数々を改善し、寿命を延長しうることが示唆されています。今回、断続的な絶食を雄マウスに長く課したところ、性欲が亢進して子だくさんになったことが報告されました。
第259回 脳老化を遅らせうる薬やサプリメント13種を同定 最終更新:2025/03/25 7つの遺伝子が急速な脳の老化と関連し、13種類の薬剤やサプリメントがその影響を軽減する可能性が報告されました。それらの一部の薬剤は、すでに遂行機能や認知機能を改善しうることが示唆されています。
第258回 献血は誰かを救うのみならず自身の健康も増進しうる 最終更新:2025/03/18 献血を頻繁にすると、健康な血液細胞をより生み出せるようになり、もしかすると血液がんを生じにくくする効果さえあるかもしれないことが報告されました。どのくらいの頻度で献血すればメリットがあるのでしょうか?
第257回 アスピリンのがん転移抑制の仕組みが判明 最終更新:2025/03/11 アスピリンの連日投与によって、がん患者の予後が改善することが報告されています。今回、英国の研究者によって、アスピリンががんの転移を抑制する仕組みが明らかにされました。
第256回 安全な男性用避妊薬候補がマウス検討を通過して霊長類試験に進む 最終更新:2025/03/04 男性用のホルモンを標的とした避妊薬の臨床試験は行われていますが、承認には至っていません。今回、ホルモンとは別の標的に目を向けた男性用避妊薬の試験結果が公表されました。その機序と効果は?
第255回 低酸素の高地で過ごしているようにする薬がミトコンドリア病を治療 最終更新:2025/02/25 標高4,500mの高地で過ごしているかのようにする低分子薬がマウスのミトコンドリア病を治療したことが報告されました。予防だけでなく、すでに症状が進行していても効果が期待できる可能性があります。
第254回 「別腹」神経を発見 最終更新:2025/02/18 いつもの食事が済んで満腹のはずなのに砂糖が豊富な甘いものをつい食べてしまう…といういわば「別腹」をもたらす神経回路が発見されました。新たな肥満治療が開発されるかもしれないその機序とは?