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筋骨格の疼痛とうつ症状、12ヵ月の3段階治療で大きく改善

筋骨格の疼痛とうつ症状の緩和には、薬物療法の最適化や痛みの自己管理などを含めた3段階治療が効果があるようだ。米国Indiana大学内科/老年病学のKurt Kroenke氏らが無作為化試験で明らかにしたもので、JAMA誌2009年5月27日号で発表した。12ヵ月間にわたる介入で、被験者の26%が、痛みとうつ症状の両方が大きく改善したという。痛みとうつ症状は、プライマリ・ケアの中で最も多い患者の訴えで、その30~50%が両者を併発している。抗うつ薬最適化治療、痛みの自己管理指導とフォローアップの3段階治療同氏らは、2005~2008年にかけて、背下部や腰、膝の痛みが3ヵ月以上続き、中程度以上のうつ症状のある患者250人について、試験を行った。研究グループは、被験者を無作為に2群に分け、一方には3段階の12ヵ月にわたる治療を、もう一方には通常の治療を行った。3段階治療では、当初12週間に抗うつ薬の開始および見直しを行った。次の12週間では、スタンフォード自己管理プログラムに即した、痛みを緩和するための自己管理についての講習を6回実施した。さらに続く12週間では、抗うつ薬の効果の確認や、痛みの自己管理などに関するフォローアップを、看護師が電話で2度行った。うつ症状には、ホプキンス症状チェックリストを、また痛みの程度については簡易疼痛調査用紙などを使ってそれぞれ評価した。うつ症状5割以上改善は治療群で37.4%その結果、試験開始後12ヵ月時点で、うつ症状が50%以上改善したのは、対照群では127人中21人(16.5%)だったのに対し、3段階治療群では123人中46人(37.4%)と、有意に高率(相対リスク:2.3、95%信頼区間:1.5~3.2)だった。また、重度うつ症状を訴える人の割合も、対照群では68.5%だったのに対し、3段階治療群では40.7%と、有意に低率(0.6、0.4~0.8)だった。さらに、臨床的に意味のある程度の痛みの軽減(30%以上)が見られたのは、対照群では17.3%だったのに対し、3段階治療群では41.5%と有意に高率だった(相対リスク:2.4、95%信頼区間:1.6~3.2)。全体的な痛みについてもまた、30%以上の軽減が見られたのは、対照群の12.6%に対し、3段階治療群は47.2%だった(同3.7、2.3~6.1)。痛みとうつ症状の両方で大きな改善が見られたのは、対照群では7.9%だったのに対し、3段階治療群では26.0%だった(同3.3、1.8~5.4)。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

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制酸薬服用で院内肺炎の発症率が1.3倍に

 入院患者のうち、プロトンポンプ阻害薬(PPI)などの制酸薬を服用している人は、そうでない人に比べ、院内肺炎の発症率が約1.3倍に増加するようだ。制酸薬の種類別では、H2受容体拮抗薬の服用では同発症率に有意な増加は見られなかったが、PPI服用患者では同発症率が1.3倍に有意に増加していた。米国ベス・イスラエル・ディーコネスセンターのShoshana J. Herzig氏らが、6万人超を対象にした調査で明らかにしたもので、JAMA誌2009年5月27日号で発表した。制酸薬服用で院内肺炎発症リスクは補正前で約2.6倍、補正後約1.3倍 同研究グループは、2004~2007年にかけて、ボストンの医療機関に3日以上入院した18歳以上の患者6万3,878人について調査を行った。そのうち、PPIまたはH2受容体拮抗薬を服用したのは、52%だった。また、院内肺炎を発症したのは、3.5%に当たる2,219人だった。 制酸薬を服用しなかった群では、同発症率が2.0%だったのに対し、服用した群では4.9%と、有意に高率だった(オッズ比:2.6、95%信頼区間:2.3~2.8)。 多変量ロジスティック回帰分析の結果、制酸薬を服用した群の、服用しなかった群に対する院内肺炎発症に関する補正後オッズ比は、1.3(95%信頼区間:1.1~1.4)だった。リスクは、PPI、H2受容体拮抗薬ともほぼ同等 さらに、H2受容体拮抗薬とPPIについて別々に見てみたところ、PPI服用群の院内肺炎発症率は制酸薬非服用群に比べ有意に高く、オッズ比は1.3(1.1~1.4)だった。H2受容体拮抗薬の同発症率も同様で、オッズ比は1.2(0.98~1.4)だった。

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分子標的治療薬によるHER2陽性の進行性乳がんの腫瘍の縮小を確認

 中外製薬株式会社は5日、スイス・ロシュ社が行った第II相臨床試験の最終結果から、trastuzumab-DM1(T-DM1)と呼ばれる新規薬剤で治療を受けたHER2陽性の進行性乳がんの女性の25%において、腫瘍が顕著に縮小することが明らかになったと発表した。T-DM1は2種類のがん治療薬を一つの治療薬とした新規かつ専門化されたがん治療薬。この結果は、米国オーランドで開催した米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表された。 T-DM1の2種類の成分は、HER2を特異的に標的とする抗体で有効性が証明されよく知られているtrastuzumab(Herceptin)と化学療法剤のDM1。trastuzumabが腫瘍にDM1を送達し、がんを誘発するHER2を過剰発現している細胞を破壊する。これら2種類の成分を組み合わせることで、T-DM1はがん細胞だけを標的とし有害な副作用を軽減すると同時に臨床的有用性を最大化することが期待されている。 第II相臨床試験では、患者の約35%で腫瘍の縮小、または少なくとも6ヵ月間の疾患の安定化が見られた。患者のHER2の状態を中央測定施設で再評価した結果、このような臨床的有用性が得られた患者の割合は44%にも上ったという。

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Herceptinの主要な試験(ToGA)でHER2陽性胃がんにおいて延命効果あり

中外製薬株式会社は5日、スイス・ロシュ社が行ったToGA試験のデータより、Herceptin(trastuzumab)を標準的な化学療法(Xelodaまたは5-FU持続静注にシスプラチンを併用)に追加すると、この進行性のがんに罹患している患者の生存期間中央値が3ヵ月近く延長され13.8ヵ月になることを示したと発表した。このデータはフロリダ州オーランドで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次学術集会において発表されたもの。進行性胃がんの予後は不良で、診断後の平均的な生存期間は現行治療法では約10ヵ月だという。多国籍第III相臨床試験において、HER2陽性の手術不能な進行性胃がんの患者さんの死亡リスクは、Herceptin投与群ではHerceptin非投与群と比べて26%減少することを示した。さらにHER2が強く発現(FISH+/IHC2+ならびにIHC3+)しているがん患者は、Herceptinの併用によりさらに大きなベネフィットが得られ、生存期間中央値が16ヵ月に延長したとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp?documentId=doc_14209&lang=ja

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Dr.東田の病態生理学 自由自在! [糖尿病編]

第1回「総論」第2回「診断と症状」第3回「治療」 [糖尿病編]病気の仕組みを理解し原因を解き明かす病態生理学。 「複雑で難しい・・・」と苦手意識がある人は多いでしょう。このDVDでは、患者ケアをする際に必要不可欠な病態生理について、わかりやすく、かつ楽しく、解説します。従来の病態生理学の教材にはない、病気の意外なエピソードから始まり、身近な物事や面白い例え話も交えた、まさに痒いところに手が届く、”究極”の講義!いつの間にか病気の本質や仕組みを面白いほど理解していて、丸暗記という苦痛から開放されているはずです。医師・看護師をはじめ,臨床現場に携わるすべての医療従事者にオススメします!第1回 総論・そもそも糖尿病とは何か (尿に糖が出る病気?)・三大栄養素 (エネルギー(ATP)になる3つの栄養素)・細胞の栄養摂取の仕組み ( グルコースが細胞に摂り込まれるまで)・糖尿病のメカニズム (「栄養が良い病気」ではない!)・細胞内に摂取された三大栄養素の分解 (いずれもクエン酸回路を介してATPに)・細胞のグルコース摂取とインスリン (重要な細胞から優先的にグルコース摂取)・血糖値(BS : Blood Sugar) について (糖尿病と血糖値の関係は?)・血糖値を調整するホルモン (血糖値を50?140 mg/dlに収めるために)・インスリンの合成・分泌 (膵臓の内分泌機能により生成)・尿糖が発生するメカニズム ( なぜ尿中に糖が排泄されるのか?)・【参考】尿検査について (尿に角砂糖を溶かせば糖尿病?)・糖尿病のメカニズム (「栄養が良い病気」ではない!)第2回 診断と症状・糖尿病の現状 (増えつづける糖尿病患者)・糖尿病の分類 (糖尿病は3種類に大別される)・“その他”に分類される糖尿病の原因 ( 他の症状に伴って発病するタイプ)・1型糖尿病 原因とメカニズム ( 自己免疫によって発症するタイプ)・2型糖尿病 原因とメカニズム (遺伝的素因+生活習慣によって発症)・糖尿病の診断 ①血糖値 (糖尿病の主たる診断基準は血糖値)・糖尿病の診断 ②補足的な検査 (診断におけるその他の検査)・1型糖尿病と2型糖尿病の鑑別診断 ( 治療法が異なるので、明確に区別すべき)・糖尿病の診断基準 ( 検査数値と症状)・糖尿病の合併症①口渇・多飲・多尿・体重減少 (糖尿病の古典的症状)・糖尿病の合併症②網膜症・腎症・神経障害 (糖尿病の三徴(三大合併症;Triopathy))・糖尿病の合併症③動脈硬化性病変・感染症など (その他の重篤な合併症)第3回 治療・細胞の栄養摂取 (グルコースが細胞に摂り込まれるまで)・糖尿病の諸症状の原因 (糖尿病治療の根幹は?)・1型糖尿病の治療法 (1型:自己免疫によりラ氏島B細胞が破壊)・2型糖尿病の治療法 (2型:生活習慣(過食)が関与する糖尿病)・食事療法の基本 (1型と2型で方針が異なる)・運動療法の基本 (激しい運動をするわけではない)・インスリンの投与方法 ( 頓服しても効きません・・・)・糖尿病の経口薬① (インスリン分泌促進薬)・糖尿病の経口薬② (インスリン抵抗性改善薬)・糖尿病の経口薬③ (ブドウ糖吸収阻害薬)

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GARDASILがHPVワクチンとしてWHOから事前認定を取得

万有製薬株式会社は4日、米国メルク社が子宮頸がんを予防する4価HPVワクチンGARDASILに関して、世界保健機関(WHO)より事前認定を取得したと発表した。GARDASILは米国など111ヵ国で承認されており、多くの国で、接種の義務化や接種費用の公費助成が行われている。多くの国での適応は、9~26歳の女性に対するHPV6、11、16、18型に起因する子宮頸がん、外陰がん、腟がん、それらの前がん病変または異形成、HPV6、11型に起因する尖圭コンジローマの予防となっている。このワクチンは、日本では未承認・未発売。詳細はプレスリリースへhttp://www.banyu.co.jp/content/corporate/newsroom/2009/merck_0604.html

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【お知らせ】シンポジウム「求められる家庭医・総合医とそのための教育システム(仮題)」-映画「Dear Doctors」試写会も実施

明日の臨床研修教育を考えるシンポジウムは、6/20(土)に、市民や医学生、研修医、医師など多くの方々でともにつくる新しい医療のかたちを提案すべく、映画「ディア・ドクター(6月27日より全国ロードショー)」の試写会およびシンポジウムを慶應大学信濃キャンパスの北里講堂にて開催します。これは、医療に関わっている多くの方々に、よき医療とはどのようなものか、医療について語る機会を設けるべく開催されるもので、国立がんセンター中央病院長の土屋了介先生が総合司会を務め、また医師のキャリアパスを考える医学生の会からは東大医学部4年の竹内麻里子さんがシンポジストとして出席する予定です。 ●「求められる家庭医・総合医とそのための教育システム(仮題)」 ●日時:6月20日(土)  ・10時~12時 映画「Dear Doctors」試写会(無料)  ・13時~15時 シンポジウム ●場所:慶応大学信濃町キャンパス北里講堂 ●参加申し込み先は以下のとおりです。ご氏名・ご所属・ご連絡先を明記し 、 FAX またはEメールで6月17日までにお申し込みください。「求められる家庭医・総合医」明日の臨床研修教育を考えるシンポジウム事務局 宛FAX: 03-3547-8577E-mail: medtraining2009@gmail.com

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慢性心理ストレス誘発の大腸運動異常を木クレオソートが抑制することを確認

大幸薬品株式会社は3日、『米国消化器病週間(DDW)2009』にて、札幌医科大学との共同研究「慢性心理ストレスが誘発したラットの大腸運動異常に対する木クレオソートの抑制効果」の研究成果について発表をしたと報告した。この発表は、胃腸薬『正露丸』の主成分である「木(もく)クレオソート」が、ラットの慢性的な心理ストレスによる大腸運動異常を抑制することを確認した実験についてまとめたもの。実験では、コミュニケーションボックスによる慢性心理ストレスがラットの大腸運動に及ぼす作用を調べ、同時に慢性心理ストレスによる結腸異常運動に対する木クレオソートの作用を評価。実験の結果、慢性心理ストレスは近位結腸運動の異常を引き起こし、木クレオソートは慢性心理ストレスによって誘発された近位結腸の運動異常を抑制することが判明した。このことから、「木クレオソート」は人間の慢性心理ストレスにより誘発された大腸運動異常の治療または予防に有益だという。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.seirogan.co.jp/dl_news/file0025.pdf

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治験中の抗がん剤BSI-201が転移性トリプルネガティブ乳がん患者の生存期間を改善する

サノフィ・アベンティス株式会社は4日、仏サノフィ社と子会社のバイパー・サイエンシズ社が転移性トリプルネガティブ乳がん(TNBC)の患者における、ポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤である BSI-201と、ゲムシタビンおよびカルボプラチンの化学療法(GC)との併用に関する第II相無作為化臨床試験の結果を発表した。BSI-201は、DNAの損傷を修復する酵素のPARP1を阻害することで作用する新しい治験薬。この試験では、エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体が発現しておらずHER2の過剰発現も見られない腫瘍と定義される転移性TNBCの患者116人を、GCと治験薬BSI-201の併用療法またはGC化学療法のいずれかに無作為に割り付けた。BSI-201を併用しない化学療法に割り付けられた患者に対して、増悪が見られた段階でBSI-201の投与を可能とした。臨床的有用性が認められた患者の割合は、BSI-201とGC化学療法を併用した患者群では約62%で、GC化学療法のみの患者群では21%であった(p=0.0002)。抗腫瘍効果(完全奏功または部分奏功)が認められた患者の割合は、BSI-201とGC化学療法を併用した患者群では48%であったが、GC化学療法のみの患者群では16%だった。BSI-201の投与を受けた患者群では、無増悪生存期間の中央値が6.9ヵ月、全生存期間が9.2ヵ月だったが、化学療法しか受けていない患者群ではそれぞれ3.3ヵ月、5.7ヵ月だったという。無増悪生存期間および全生存期間のハザード比は、それぞれ0.342(p

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新規抗がん剤バンデタニブの第III相臨床試験結果が米国臨床腫瘍学会にて発表される

アストラゼネカ株式会社は4日、進行非小細胞肺がん患者を対象とした、バンデタニブの第Ⅲ相臨床試験ZODIAC試験の結果を発表した。バンデタニブは非小細胞肺がんにおけるセカンドライン治療を検討した第Ⅲ相臨床試験において、化学療法と併用することで臨床ベネフィットが得られることを証明した初の経口分子標的治療薬。この結果は、5月30日米国オーランドで開催の米国臨床腫瘍学会(ASCO)において発表された。ZODIAC試験はバンデタニブ100mg/日とドセタキセルの併用療法をドセタキセル単剤療法と比較検討する第Ⅲ相無作為化プラセボ対照二重盲検試験で、1レジメンの抗がん剤治療歴がある進行非小細胞肺がん患者1391例が組入れられた。この試験では、バンデタニブをドセタキセルと併用することで、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)の有意な延長が示された(ハザード比[HR] 0.79, 97.58% 信頼区間[CI] 0.70-0.90; p<0.001. PFS中央値: 17.3週 vs. 14.0週)。また、ZODIAC試験に比べ小規模なZEAL試験、および3つ目の第Ⅲ相臨床試験であるZEST試験の結果もASCOで発表された。詳細はプレスリリースへhttp://www.astrazeneca.co.jp/activity/press/2009/09_06_04.html

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Dr.東田の病態生理学 自由自在! [循環器編] 1

第1回「正常解剖/生理学」第2回「臨床検査」第3回「高血圧」 [循環器編] 1病気の仕組みを理解し原因を解き明かす病態生理学。 「複雑で難しい・・・」と苦手意識がある人は多いでしょう。このDVDでは、患者ケアをする際に必要不可欠な病態生理について、わかりやすく、かつ楽しく、解説します。従来の病態生理学の教材にはない、病気の意外なエピソードから始まり、身近な物事や面白い例え話も交えた、まさに痒いところに手が届く、”究極”の講義!いつの間にか病気の本質や仕組みを面白いほど理解していて、丸暗記という苦痛から開放されているはずです。医師・看護師をはじめ,臨床現場に携わるすべての医療従事者にオススメします!第1回 正常解剖/生理学・循環器系における「循環」とは何なのか? (多細胞間での効率的な運搬システム)・心臓の構造と機能  (心臓に「部屋」は4つある?)・動脈と静脈について (動脈の血液はすべて「赤い」?)・毛細血管とリンパ系の構造と機能 (細胞間の物質交換に関わる二つの循環系)・動脈の分岐・分枝 (心臓も血管も左右非対称)・全身を巡る血液の循環経路 (解剖図では分かりにくい循環経路の概略)・弁膜症について (弁の機能障害が引き起こす疾患群)・心臓の収縮と拡張 (心室は経時的に拡張・収縮を繰り返す)・冠循環の機能と構造 (心臓自身に栄養を供給するしくみ)・まとめ 循環器の構造と機能 総論  (循環器系・心臓・弁膜症)第2回 臨床検査・循環器疾患の診断の流れ・臨床症状①ショック (全身性の急激な末梢循環障害)・血栓と塞栓 (全身性の急激な末梢循環障害)・臨床症状②心不全 (左心不全と右心不全は、症状が異なる)・臨床症状③呼吸困難 (末梢における酸素の需要と供給の不均衡)・臨床症状④胸痛 (胸に激痛をきたす代表的な3疾患)・臨床症状⑤失神 (一過性の脳循環障害による意識障害)・循環器疾患の診察について (五感を用いて患者の内部情報を得る)・循環器疾患の検査について① (主な検査:心電図・胸部X線・心エコー)・循環器疾患の検査について② (さらに精査が必要なとき)・循環器疾患における治療の概略 (一般的な治療から特殊なものまで)第3回 高血圧・血圧とは何か (上腕動脈で測定される動脈圧)・血圧を規定する諸因子 (オームの法則(電圧=電流×抵抗)と類似)・高血圧の重症度分類 (重症度に応じて動脈硬化等のリスクが上昇)・白衣高血圧と仮面高血圧 (外来血圧値が本来の血圧でない場合)・高血圧の原因と分類①~④ (原因不明の場合がほとんど)・眼底検査による重症度判定 (網膜では血管を直接観察できる)・悪性高血圧の診断 (ただちに治療すべき重症な高血圧)・本態性高血圧の治療 (血圧上昇を促す諸因子への対処療法)

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Dr.東田の病態生理学 自由自在! [循環器編] 2

第4回 動脈硬化第5回 虚血性心疾患第6回 不整脈 [循環器編] 2 病気の仕組みを理解し原因を解き明かす病態生理学。 「複雑で難しい・・・」と苦手意識がある人は多いでしょう。このDVDでは、患者ケアをする際に必要不可欠な病態生理について、わかりやすく、かつ楽しく、解説します。従来の病態生理学の教材にはない、病気の意外なエピソードから始まり、身近な物事や面白い例え話も交えた、まさに痒いところに手が届く、”究極”の講義!いつの間にか病気の本質や仕組みを面白いほど理解していて、丸暗記という苦痛から開放されているはずです。医師・ナースをはじめ,臨床現場に携わるすべての医療従事者にオススメします!第4回 動脈硬化・日本人の死亡原因 (動脈硬化による死亡の割合は・・・)・動脈硬化とは何か? (ヒトは血管とともに老いる)・動脈硬化の分類 (3タイプの動脈硬化)・動脈硬化の原因 (様々な原因の中でも代表的なものは・・・・アテローム硬化の機序 (LDL・sdLDLが高いと高リスク)・動脈硬化の進行 (進行パターンには男女差あり)・動脈硬化の診断 ① (代表的な診断方法)・動脈硬化の診断 ② (その他の診断方法)・動脈硬化の治療 (いかにして血流を確保するか)・動脈硬化の予防と進行の阻止 (コレステロールをコントロール)第5回 虚血性心疾患・虚血性心疾患とは何か? (狭心症と心筋梗塞)・虚血性心疾患の分類 (狭心症と心筋梗塞)・狭心症の分類 (狭心痛発作の原因による分類)・心筋虚血の増悪過程 (動脈硬化から心筋梗塞まで)・狭心症の診断 (発作時でなければ心電図像は正常)・労作性狭心症の治療 (発作時と非発作時を分けて考える)・異型狭心症の治療 (発作時と非発作時を分けて考える)・心筋梗塞の発症機序 (狭心症と何が違ってくるか)・心筋梗塞の診断 (問診・心電図・血液検査が中心)・心筋梗塞の治療 (不整脈・ポンプ失調への対処と再開通療法)・虚血性心疾患のまとめ (狭心症と心筋梗塞の違い)第6回 不整脈・脈拍はどのように生じるか (刺激伝導系の大まかな流れ)・心電図の基礎 (心筋収縮の際の電気活動を見る)・不整脈の分類 (不整脈は心拍数から大別される)・徐拍型不整脈の分類 (脈拍が正常より遅い不整脈)・頻拍型不整脈の分類 (脈拍が正常より速い不整脈)・不整脈の危険度 (タイプによる危険度の高さに注意!)・不整脈の診断と治療 (不整脈は治療が重要)・不整脈の基礎となる疾患 (不整脈を誘発する疾患)・不整脈のまとめ (タイプによる危険度の高さに注意!)

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ロシュ・ダイアグノスティックス、研究用の新型インフルエンザウイルス検出用試薬を発売

 ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は2日、インフルエンザウイルスの中のA型/H1N1ウイルスを選択的に同定する検査試薬「インフルエンザA型/H1N1ウイルス検出用試薬」を研究用として発売した。 この検出試薬は、インフルエンザA型に属するいくつかのウイルスの中からA型/H1N1ウイルスを選択的に同定する検査試薬で、簡便かつ多検体処理が可能なリアルタイムPCR法に対応するもの。従来のインフルエンザウイルス検出に用いられていた方法では3時間を要した検出が1.5時間に短縮できるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.roche-diagnostics.jp/news/09/06/02.html

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エベロリムス、EUで進行性腎細胞がんの治療薬として承認勧告を取得

ノバルティス ファーマ株式会社は5月29日、欧州連合(EU)における進行性腎細胞がんの治療薬としてのエベロリムス(欧州での予定製品名「Afinitor」)錠の承認を支持する肯定的な意見をヒト用医薬品委員会(CHMP:Committee for Medicinal Products for Human Use)から取得したと発表した。エベロリムス は、スニチニブやソラフェニブによる前治療が無効となった進行性腎細胞がんを適応症として米国で承認された初めての1日1回経口投与の治療薬。がん細胞において、腫瘍細胞分裂と血管新生を制御するmTORタンパクを直接標的とし、作用する。CHMPは、プラセボ群と比較して、エベロリムスが初期治療後にがんが進行した進行性腎がんの患者の無増悪生存期間を2倍以上(1.9カ月対4.9カ月)延長したことを示すデータに基づき、エベロリムスの承認を推奨。データはエベロリムスががんの進行/死亡リスクを67%(ハザード比=0.33、95%信頼区間 0.25~0.43; P

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降圧薬は血圧レベルに関係なく、ある年齢になったら検討すべきではないか

ロンドン大学疫学部門のM.R.Law氏らの研究グループは、異なるクラスの降圧薬について、冠動脈疾患(CHD)と脳卒中予防の有効性を定量的に判定するとともに、治療を受けるべき患者を見極めることを目的としたメタ解析を行った。Medline(1966~2007)をデータソースに文献を検索、CHDイベントおよび脳卒中の記録があった147の前向き無作為化疫学研究を選定し解析は行われた。BMJ誌2009年5月24日号より。46万例をCVD歴なし、CHD歴あり、脳卒中歴ありに分類しメタ解析選択した試験のうち、108件が実薬とプラセボ(あるいは対照群が未投与)間の「血圧差試験」、46件が「薬剤比較試験」だった。なお、7試験はいずれにも該当、被験者は合計95万8,000例だった。そのうち、心血管疾患(CVD)既往のない者、CHD既往のある者、脳卒中既往のある者の3群に分類された46万4,000例をメタ解析した。β遮断薬のCHDイベント再発低下が有意β遮断薬に関する血圧差試験の解析から、β遮断薬は、CHD既往のある者のCHDイベント再発を有意に低下することが認められた(平均リスク低下率:29%、CHD既往のない者での場合や他クラスでの試験では平均15%)。その効果は、CHD既往のうちでも試験参加1、2年前に急性心筋梗塞を発症していた者ほど大きく(31%)、CHD発症から時間が経っていた者ほど効果は小さかった(13%)(P=0.04)。上記以外の血圧差試験での、CHDイベント低下率は22%、脳卒中低下率は41%で、この結果は、メタ解析で予想されたCHD 25%減、脳卒中36%減と同程度であり、その有益性は血圧を低下させたことにあることが示された。60~69歳、拡張期血圧90mmHgの患者には標準用量の半量で3剤投与がベスト5つのおもな降圧薬(サイアザイド、β遮断薬、ACE阻害薬、ARB、Ca拮抗薬)は、CHDイベントと脳卒中の予防に関する効果は同程度だった。ただし例外として、Ca拮抗薬は脳卒中に対してより大きな予防効果が認められた(相対リスク:0.92)。CHDイベントと脳卒中の減少の度合いは、CVD歴の有無と治療前の血圧(収縮期110mmHg、拡張期70mmHgまで)にかかわらず同程度だった。これら結果と2つの他の研究(血圧コホート研究、薬剤の降圧効果を投与量で判定した試験のメタ解析)を総合すると、60~69歳の、治療前拡張期血圧90mmHgの患者で、標準用量の半量で3剤を組み合わせ投与した場合、CHDで約46%、脳卒中で62%、リスクを低下することが明らかになった。標準用量1剤では効果がおよそ半分だった。さらに、Ca拮抗薬以外の降圧薬(非選択性のβ遮断薬を除く)では心不全の出現率を24%低下する一方、Ca拮抗薬は19%の低下だったことも明らかになった。血圧レベルによらないシンプルな降圧治療ガイドラインをCHD直後に投与されたβ遮断薬の付加的な保護作用と、脳卒中予防のCa拮抗薬のわずかな付加的効果を除けば、降圧薬はいずれもCHDイベントと脳卒中の減少に同程度の効果があった。CVDイベントの減少率は、治療前血圧やCVDの有無にかかわらず、同じか同程度だった。これらから研究グループは、降圧薬の使用ガイドラインについて、いかなる血圧レベルの患者にも提供されるよう単純化されるべきだと述べるとともに、血圧測定によって治療対象者を選ぶのではなく、一定の年齢に達したら誰でも降圧薬の服用を検討することが重要だと述べている。

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腹腔鏡下手術のスキルは、実地前にバーチャル・トレーニングで磨くべき

腹腔鏡下手術のスキルは、熟達者ベースのバーチャル・リアリティ・シミュレーターによるトレーニングで、臨床レベルと同等の経験値を積むことができることが報告された。デンマーク・コペンハーゲン大学病院婦人科/Juliane Marie小児センター/女性・生殖部門のChristian R Larsen氏らが、婦人科・産科を専攻した研修医(1、2年生)を対象に行った前向き無作為化試験の結果、明らかにされた。BMJ誌2009年5月23日号(オンライン版2009年5月14日号)より。腹腔鏡下卵管切除のスキルをどれぐらい磨けるかを検証試験は、デンマーク・ジーランド地方の7つの婦人科学部から24人が参加し、腹腔鏡下で行う卵管切除を熟達者ベースのバーチャル・リアリティ・シミュレーターでトレーニングする群(シュミレーター・トレーニング群)と、標準的な臨床教育を受ける群(対照群)とに無作為に割り付けられ、技術的パフォーマンスの向上(主要評価項目)、手術時間(分単位、副次評価項目)が評価された。評価は、2人の独立した観察者によって、事前に特定されたスケールを用い、研修医およびトレーニングステータスはブラインドされた状態で行われた。20~50例の経験値積み上げに相当、対照群の経験値積み上げは5例未満シュミレーター・トレーニング群(n=11)の中央値トータルスコアは、33ポイント(四分位範囲:32~36ポイント)だった。これは、20~50例の腹腔鏡下手術の経験を積んだレベルに相当した。一方、対照群(n=10)は、23ポイント(22~27ポイント)で、5例未満の経験値に相当するレベルにしか達していなかった(P

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腎動脈専用ステント「PALMAZ Genesis」新発売

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーは1日より、腎動脈狭窄症に対する治療法の一つである腎動脈ステント留置術に使用される腎動脈専用ステント「PALMAZ Genesis」(販売名:腎動脈用パルマッツ ジェネシス)を発売した。この製品を腎動脈専用ステントとして適応取得するのは、世界57ヵ国のジョンソン・エンド・ジョンソングループの中において、日本が初めてとなる。特長は、直線型のステントデザインに「S型形状」を追加したことで柔軟性が向上し、病変部へのアクセスが容易になっている。また、同社の従来品「PALMAZTM STENT」」(販売名:パルマッツ ステント)では、8Fr.(2.64mm)の大径ガイディングカテーテルとの併用が必要だったが、腎動脈用パルマッツ ジェネシスでは、6Fr.(1.98mm)の小径ガイディングカテーテルとの併用が可能だという。詳細はプレスリリースへhttp://www.jnj.co.jp/group/press/2009/0601/index.html

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米国にて、免疫抑制剤プログラフの添付文書変更

アステラス製薬株式会社は5月29日、免疫抑制剤「プログラフ」(一般名:タクロリムス)に関し、当社の米国子会社アステラス ファーマUS, Inc.(本社:米国イリノイ州ディアフィールド)が2006年2月に申請していた「腎臓移植における拒絶反応の抑制でのミコフェノール酸モフェチル(MMF)との併用療法」の添付文書変更について、5月19日(現地時間)に米国食品医薬品局(FDA)より承認を取得したと発表した。プログラフは同社が創製した免疫抑制剤であり、現在世界約80ヵ国で販売されている。米国では1994年に肝移植への適応で発売以降、1997年に腎移植、2006年には心移植の追加適応症を取得し、現在「肝移植、腎移植、および心移植における拒絶反応の抑制」における第一選択薬となっている。プログラフとMMFの併用療法は、米国において79.3%の腎移植患者に使用されているという。今回、この併用療法を添付文書に反映させるため、アステラス ファーマUS, Inc.が2006年2月に添付文書の変更を申請していた。詳細はプレスリリースへhttp://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/post-50.html

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ストレスからくる胃腸の不具合に対応したOTC医薬品「ストレージ」シリーズ発売

武田薬品工業株式会社は17日、ストレスからくる胃腸の不具合に対応したOTC医薬品「ストレージタイプH」「ストレージタイプI」「ストレージタイプG」を新発売する。同シリーズは、ストレス性の症状には精神症状と身体症状を同時に治療する“心身一如(しんしんいちにょ)” という東洋医学の考え方を取り入れ、「ストレージタイプH」には半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、「ストレージタイプI」には安中散(あんちゅうさん)、「ストレージタイプG」には半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)と漢方処方を採用している。詳細はプレスリリースへhttp://www.takeda.co.jp/press/article_34377.html

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