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肥満DM患者に胃バイパス手術を加える必要性は?/JAMA

 肥満を伴う2型糖尿病患者に対して、生活習慣介入に力点を置いた医学的管理のみを行った場合と比べて、ルーワイ胃バイパス術を併用したほうが、5年追跡時点の糖尿病の3つの評価項目(HbA1c、脂質、収縮期血圧)は、有意に良好さを維持していたことが示された。米国・ミネソタ大学のSayeed Ikramuddin氏らが、2つの無作為化試験「Diabetes Prevention Program」と「LookAHEAD試験」(それぞれ介入期間は2年)の被験者の観察フォローアップの延長試験の結果、報告した。ルーワイ胃バイパス術は、糖尿病をターゲットとした治療として有効性が確立しているが、効果の持続性については明らかになっていなかった。JAMA誌2018年1月16日号掲載の報告。複合エンドポイント(HbA1c、脂質、収縮期血圧)の達成割合を比較 研究グループは、米国と台湾の4地点(ミネソタ大学、コロンビア大学医療センター、メイヨークリニック、台湾国立大学病院/ Min Sheng General Hospital)で行われた無作為化試験の被験者のうち、適格要件(HbA1c値8.0%以上、BMI値30.0~39.9)を満たした120例(2008年4月~2011年12月に登録)について、5年間の観察フォローアップを行った(最終評価は2016年11月)。 被験者には、2年間にわたる「Diabetes Prevention Program」と「LookAHEAD試験」をベースとした、生活習慣介入に力点を置いた医学的管理(体重記録管理、食事療法、運動療法)と、ルーワイ胃バイパス術の併用(60例)または非併用(60例)が行われた。 主要評価項目は、5年時点の米国糖尿病協会規定の3つの複合エンドポイント(HbA1c値7.0%未満、LDLコレステロール値100mg/dL未満、収縮期血圧130mmHg未満)の達成割合であった。5年時点で達成割合は、併用群23%、非併用群は4% 無作為化試験の被験者(120例)の当初の特性は、平均年齢49歳(SD 8)、女性が60%であった。5年間のフォローアップを完了したのは98例(82%)であった。 生活習慣修正のみ介入(非併用)群と胃バイパス術併用群の、ベースライン特性は類似していた。平均BMI値はそれぞれ34.4(SD 3.2)、34.9(3.0)、HbA1c値は9.6%(1.2)、9.6%(1.0)であった。 5年時点で、3つの複合エンドポイントを達成していたのは、胃バイパス術併用群13例(23%)に対し非併用群は2例(4%)であった(差:19%、95%信頼区間[CI]:4~34、p=0.01)。 5年目に、HbA1c値7.0%未満を達成していたのは、胃バイパス術併用群31例(55%)に対し非併用群は8例(14%)であった(差:41%、95%信頼区間[CI]:19~63、p=0.002)。 一方で、胃バイパス術併用群のほうが、重篤な有害事象の発生が多かった(66例 vs.38例)。頻度が高かったのは消化管イベント、手術関連の合併症(狭窄、小腸閉塞、リークなど)であった。胃バイパス術併用群で甲状腺ホルモンの上昇が大きかったが、ビタミンB12欠乏について差はみられなかった。 なお結果について著者は、「いずれにせよエフェクトサイズは5年間で減少しているので、さらなるフォローアップを行い、改善の持続性を確認する必要がある」とまとめている。

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糖尿病になりやすい民族…(解説:吉岡成人 氏)-806

オリジナルニュース糖尿病リスクに人種間格差はあるか?/JAMA(2018/1/11掲載)糖尿病発症リスクと人種 糖尿病の発症リスクには人種間格差があり、コホート研究では、白人に比べアジア人やヒスパニック、黒人で糖尿病の発症率が高いことが知られている。また、中年女性を対象とした米国におけるNurses’ Health Study(NHS)では、18歳以降の5kgの体重増加に伴う糖尿病の発症リスク(相対リスク)について、白人が1.37であるのに対し、黒人1.38、ヒスパニック1.44、アジア人では1.84と、アジア人はわずかな体重増加でも糖尿病を発症しやすいことが報告されている(Shai I, et al. Diabetes Care. 2006;29:1585-1590.)。CARDIA研究 生活習慣などと冠動脈疾患発症のリスクなどとの関連を検討した結果について、いくつもの報告がある観察試験であるCARDIA(Coronary Artery Risk Development in Young Adults Study)では、1985年から1986年の登録時に18歳から30歳の糖尿病を持たない青年男女を20年間にわたって追跡した結果、ベースラインと7年後の比較で、トレッドミル負荷試験における運動耐容能の低下が少ないものほど糖尿病の発症リスクが低く、20年後に糖尿病を発症したものでは運動耐容能が低下していることがすでに報告されている (Carnethon MR , et al. Diabetes Care. 2009;32:1284-1288.)。人種間格差と環境の格差 今回の報告はCARDIA試験のデータを2015年から2016年まで追跡し、2型糖尿病発症のリスクといわれている人種間の差異と青年期における修正可能なリスク因子についての関連について検証したものである。修正可能なリスク因子として、空腹時血糖値、BMIなどの生物学的要因、人種差別や貧困といった地域的要因のほか、うつ症状などの心理的要因、本人や親の教育レベル、職業などの社会経済学的な側面、アルコール摂取や喫煙などの行動学的要因について検討が加えられている。その結果、平均年齢25歳、黒人49%、女性54%の4,251人のなかで、平均追跡期間24.5年の間に糖尿病を発症したのは504例(11.9%)であった。黒人では男性、女性ともに白人に比較して糖尿病の発症率が高かった(ハザード比:男性1.67、女性2.86)。しかし、空腹時血糖値、BMI、人種差別や貧困などの地域的要因、心理的要因、社会経済学的要因、行動学的要因で補正した場合は、中年期における糖尿病の発症リスクには人種間格差が認められなかった(ハザード比:男性0.92、女性0.79)と報告されている。 今回の検討からは、人種間格差といわれるものの本質は環境因子であり、環境因子は人種の差を十分に埋めるものであることが示されたと受け止めることもできる。現在の米国第一主義が、「修正可能なリスク因子(modifiable risk factors)」として選択された要因を修正できるような社会として成り立っているのかどうかについても考えさせる論文である。

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ニボルマブ・イピリムマブ併用、MSI-H大腸がんで有効性/ASCO-GI2017

 ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(本社:米国ニューヨーク/CEO:ジョバンニ・カフォリオ)は2018年1月20日、第II相CheckMate-142試験から、dMMRまたはMSI-Hの転移性大腸がん患者を対象にニボルマブ(商品名:オプジーボ)とイピリムマブ(商品名:ヤーボイ)の併用療法を評価した新たなデータを発表した。これらのデータは、米国・サンフランシスコで開催された2018年消化器がんシンポジウム(ASCO-GI)において発表され、Journal of Clinical Oncology誌にも同時に掲載された。 CheckMate-142試験は、高度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)および非MSI-Hの再発または転移性大腸がん患者を対象に、ニボルマブ単剤療法およびニボルマブと他剤の併用療法を評価した、国際共同第II相複数コホート非盲検非対照臨床試験。主要評価項目は、RECIST1.1に基づく治験担当医師の評価による奏効率(ORR)。その他の主な評価項目には、奏効期間(DOR)、全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)、病勢コントロール率(DCR)、盲検化された独立中央評価委員会(BICR)の評価によるORR、患者報告アウトカムであった。 ニボルマブとイピリムマブの併用療法コホートには、患者119例が登録され、病勢進行、死亡または忍容できない毒性が認められるまで、ニボルマブ(3mg/kg)・イピリムマブ(1mg/kg)を3週ごと4回投与され、その後ニボルマブ(3mg/kg)を2週ごとに投与された。追跡期間は13.4ヵ月(中央値)。 主要評価項目である治験担当医師評価のORRは、55%(95%CI:45.2~63.8)であった。奏効は持続的であり、データカットオフ時(2017年7月)のDOR中央値は未達、12週間以上のDCRは80%にみられた。OS中央値は未達、1年OS率は85%(95%CI:77.0~90.2)であった。PFS中央値は未達、12ヵ月PFS率は71%(95%CI:61.4~78.7)であった。治験担当医師評価による奏効はBRAFまたはKRAS変異、PD-L1発現、リンチ症候群にかかわらず示された。統計学的に有意かつ臨床的に意義のある改善が、症状、機能面、QOLを含む主な患者報告アウトカムで示された。 全Gradeの治療関連有害事象(TRAE)は、73%の患者で発現し、多くみられた項目は、下痢(22%)、疲労(18%)、そう痒症(17%)であった。免疫学的病因により発現した可能性のある特定のTRAEは、大半(71~96%)の患者で回復したが、内分泌性のTRAEでの回復患者は40%であった。新たな安全性シグナルまたは治療に関連する死亡は報告されなかった。治療関連有害事象による投与中止は、患者の13%でみられた。これらの患者におけるORRは63%であり、患者集団全体のORRと一貫していた。 ■参考ASCO-GI2017 abstract(#553)Overman MJ, et al. J Clin Oncol. 2018 Jan 20.[Epub ahead of print]CheckMate-142試験(Clinical Triakls.gov)■関連記事ニボルマブ、MSI-H転移性大腸がんに迅速承認/FDA いよいよ臨床へ、がん種を問わないMSI-H固形がんをどう診断し、治療していくか

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人工知能と糖尿病診療の未来予想図(解説:住谷哲氏)-805

 Googleの子会社であるGoogle DeepMindが開発した人工知能(Artificial Intelligence:AI)AlphaGoが、世界最強の囲碁棋士とされる柯潔を3局全勝で破ったのは昨年(2017年)である。AlphaGoはその前年に、かつての世界王者であったイ・セドルを4勝1敗で破っている。これがいかに衝撃的であったかは、『Nature』にAlphaGoの開発論文が掲載されたことからもよくわかる1)。このAlphaGoの基礎となった技術が、本論文でも用いられた深層学習(ディープラーニング:deep learning)である。深層学習とは、ヒトが自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法の1つであり、AIの急速な発展を支える基礎技術である。深層学習はヒトのニューロンをモデルとした数理モデルであり、階層型ニューラルネットワークとも呼ばれる。階層型ニューラルネットワークのなかで、畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network:CNN)は、とくに画像認識に優れたシステムであり、前述のAlphaGoも本論文で用いられたディープラーニングシステム(DLS)も畳み込みニューラルネットワークを基礎に構成されている。 糖尿病性網膜症がDLSを用いて診断できることは、すでに報告されている2)。しかし、この報告で診断対象となったのは、白人における糖尿病性網膜症のみであった。ヒトの網膜は皮膚の色と同様に、色素沈着の程度が民族(ethnicity)によって異なっており、さらに糖尿病性網膜症と緑内障、加齢関連黄斑変性症の合併も少なくないことから、多民族において、糖尿病性網膜症、緑内障、加齢関連黄斑変性症の同時診断がDLSで可能かは不明であった。本論文は多民族のデータが得られるシンガポールで、この臨床的疑問に解決を与えた。 その結果は、糖尿病性網膜症、緑内障、加齢関連黄斑変性症のすべてにおいて、DLSによる診断の感度および特異度はほぼ90%以上であり、十分に使用に耐えるものと考えられた。今後は実際にDLSによる介入が、糖尿病性網膜症の予後を改善するか否かが検証されるだろう。 DLSの画像認識精度は、おそらくヒトの能力を現時点で超えていると思われる。本論文では糖尿病性網膜症の診断であったが、すでにダーモスコピー(dermoscopy)によるメラノーマの診断もDLSを用いて実用可能であることが示唆されている3)。従って近未来において、医療における画像診断、顕微鏡を用いた病理診断の大部分がDLSに置き換わる可能性は十分ある。その時には、われわれ医師はAIに取って代わられるのだろうか? 聴診器、レントゲン、超音波、CT、MRI、遺伝子診断など、これまで多くの技術革新が医療を変えてきた。しかし、われわれ一人ひとりの医師が個々の患者に対して行っている医療の本質は、ヒポクラテスの時代からそれほど変わっていない。DLSは技術革新の1つに過ぎず、筆者は楽天的に考えている。

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老人福祉施設の認知症、うつ病患者の睡眠に対する疼痛治療の影響

 老人ホームに入所している認知症やうつ病患者における疼痛治療が、睡眠にどのような影響を及ぼすかを、ノルウェー・ベルゲン大学のKjersti Marie Blytt氏らが検討を行った。International journal of geriatric psychiatry誌オンライン版2017年12月28日号の報告。 多施設2アーム二重盲検プラセボ対照ランダム化臨床研究を2014年8月~2016年9月に実施した。対象は、ノルウェーの老人ホーム47施設に長期入所している、MMSE(ミニメンタルステート検査)、CSDD(コーネル認知症抑うつ尺度)により認知症およびうつ病と診断された患者106例。鎮痛剤を使用していなかった患者に対しては、経口アセトアミノフェン(3g/日)またはプラセボ経口投与のいずれかにランダム化し、段階的に疼痛治療を行った。すでに疼痛治療を実施していた患者に対しては、ブプレノルフィン貼付剤(最大量:10μg/時間を7日間)またはプラセボ貼付剤のいずれかにランダム化を行った。睡眠状態は、アクチグラフにより、1週間のベースライン測定および1週間の継続治療を含む14日間を連続して評価した。睡眠パラメーターは、総睡眠時間、睡眠効率、入眠潜時、中途覚醒、早朝覚醒、覚醒回数とした。 主な結果は以下のとおり。・両介入群(アセトアミノフェン群、ブプレノルフィン群)と対照群との比較では、睡眠効率(70~72% vs. 70~67%、p<0.01)、入眠潜時(32~24分 vs. 47~60分、p<0.05)、早朝覚醒(50~40分 vs. 31~35分、p<0.05)のパラメーターに、統計学的に有意な改善が認められた。 著者らは「疼痛治療は、プラセボと比較し、アクチグラフで測定した睡眠状態の改善が認められた。この結果は、老人ホーム入所者の睡眠状態、疼痛、うつ病をより評価すべきであることを示唆しており、疼痛治療は潜在的に有用な治療であると考えられる」としている。(鷹野敦夫)■関連記事不眠と腰痛、その因果関係は頭痛患者の認知症リスクは2倍検証!「痛み」と「うつ」関係は?:山口大学

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大腸ポリープも身体活動や座位時間に関連

 定期的なレクリエーションでの中~高強度の身体活動(rMVPA)は大腸がん(CRC)リスク低下と関連しているが、前がん状態の前駆病変である大腸ポリープとの関連を検討した研究はほとんどない。今回、カナダ・アルバータヘルスサービスのDarren R. Brenner氏らが、大規模なCRCスクリーニング集団でスクリーニング時の身体活動および座位時間とポリープとの関連を調べたところ、とくに女性で、rMVPAの増加とポリープ有病率の減少の関連が示唆された。また、とくに男性で、習慣的な座位時間が短くてもポリープの存在に関連していた。Cancer epidemiology誌オンライン版2018年1月17日号に掲載。 本研究は、カナダ・アルバータ州カルガリーで、スクリーニングで大腸内視鏡検査を受けた2,496人における横断研究である。身体活動と座位時間は、身体活動の勧告に沿ったrMVPAの時間と、国際標準化身体活動質問票での自己申告データによる座位時間を用いて特徴付けた。rMVPAおよび座位時間に関連するポリープの存在について、ロジスティック回帰モデルを用いて、粗および調整オッズ比(OR)を推定した。 主な結果は以下のとおり。・150分/週以上の身体活動指針の達成は、1つ以上のポリープ存在のオッズにおいてわずかに減少したが有意ではなかった(調整OR:0.95、95%CI:0.80~1.14)。・男性では、座位時間に関する閾値効果は20時間/週まで観察された(座位時間当たりの調整OR:1.07、95%CI:1.01~1.13)。・層別解析では、統合された結果と比較し、女性・肥満者・過去喫煙者におけるポリープの存在と身体活動の間に、より強い逆相関が認められた。 著者らは、「前がん状態の大腸病変の頻度を減らすための戦略をより明確にするためには、rMVPAおよび座位時間に関するさらなる研究が必要である」としている。

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術後オピオイド処方と乱用の関連/BMJ

 オピオイドの乱用が世界的に急増している。手術を受けた患者の退院時のオピオイド投与の割合は、非手術例のほぼ4倍に達するが、医師による習慣的なオピオイド処方の、乱用への影響は不明だという。米国・ハーバード・メディカル・スクールのGabriel A. Brat氏らは、米国におけるオピオイドの不適正使用の大幅な増加には、術後にオピオイドを処方された患者への薬剤の補充(refill)および処方期間の延長が関連することを示し、BMJ誌2018年1月17日号で報告した。退院後の不適正使用を後ろ向きに評価 研究グループは、オピオイド未投与の手術患者において、術後のさまざまなオピオイドの処方パターンが、依存、過剰摂取、乱用に及ぼす影響を定量的に評価するレトロスペクティブなコホート研究を実施した(研究助成は受けていない)。 民間保険会社の非特定化されたデータベースを用い、2008~16年に同社の健康保険に加入していた3,765万1,619人のうち、オピオイドの投与を受けたことがない手術患者101万5,116例のデータを収集した。 主要評価項目は、国際疾病分類第9版(ICD-9)の依存、乱用、過剰摂取の診断コードで同定されたオピオイドの不適正使用とした。不適正使用は、退院後にこれらの診断コードが1回以上適用された場合と定義し、処方オピオイド関連の診断コードに限定した。退院後の経口オピオイドの使用は、処方薬の補充と総用量、および使用期間で定義した。予測因子としては、むしろ使用期間が重要 56万8,612例(56.0%)が術後にオピオイドの投与を受け、処方薬の90%が退院後3日以内に調剤されていた。不適正使用は5,906例(0.6%、183/10万人年)で同定され、このうち1,857例(0.2%)が術後1年以内に発生していた。 全体として不適正使用率は低かったが、オピオイド使用の増加とともに急速に上昇し、再処方が1回の患者の不適正使用の割合は、再処方されなかった患者のほぼ2倍であった。1回の再処方ごとに、補正済みの不適正使用のハザードは44.0%(95%信頼区間[CI]:40.8~47.2、p<0.001)上昇した。 また、オピオイドの使用期間が1週追加されるごとに、不適正使用の割合が平均34.2%(95%CI:26.4~42.6、p<0.001)上昇し、補正済みのハザードは19.9%(95%CI:18.5~21.4、p<0.001)上昇した。 不適正使用の予測因子としての強度は、使用期間と比較して処方された用量のほうが低く、使用期間が長期に及ぶ場合に限り、用量の重要度が高くなった。 著者は、「今回のデータは、術後の介入および行動変容の潜在的な手段を提示する知見として重要である」としている。

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病的肥満、肥満外科手術で死亡率減少/JAMA

 肥満症患者において、肥満外科手術(腹腔鏡下での胃バンディング術、ルーワイ胃バイパス術、またはスリーブ状胃切除術)は、手術治療を行わない通常ケアと比較して、全死因死亡率の低下と関連することが示された。イスラエル・Clalit Health ServicesのOrna Reges氏らが、イスラエルの半数超の国民が加入する健康保険データを用いて行った後ろ向きコホート研究の結果で、追跡期間中央値は約4.5年間であった。著者は「通常ケアの肥満症マネジメントのみと比較した、3タイプの肥満外科手術の有益性アウトカムの文献記述は限られているが、それらに今回のエビデンスを加えたい」とまとめている。JAMA誌2018年1月16日号掲載の報告。3タイプの肥満外科手術群vs.非手術群で検討 研究グループは、肥満症患者における3タイプの肥満外科手術と非手術治療の死亡率および臨床的アウトカムの関連を比較する目的で、イスラエルの大規模総合健康保険(国民の54%が加入し、特色として約1%の年間ターンオーバー率)のデータを用いて、後ろ向きコホート研究を行った。 2005年1月1日~2014年12月31日に肥満外科手術(腹腔鏡下での胃バンディング術、ルーワイ胃バイパス術、またはスリーブ状胃切除術)を受けた肥満症患者を特定し、年齢、性別、BMI値、糖尿病で適合した非手術肥満症患者(食事指導と行動変容などを含むと思われる、プライマリケア医による肥満症マネジメントの通常ケアのみ)と比較した。最終フォローアップは2015年12月31日。検討には、3万3,540例の患者が包含された。 主要アウトカムは全死因死亡で、手術前のBMI値、年齢、性別、社会経済的地位、糖尿病、脂質異常症、高血圧症、心血管疾患、喫煙について適合および補正を行い評価した。非手術群の手術群に対する死亡ハザード比は2.02倍、タイプ別では1.60~2.65倍 肥満外科手術を受けたのは8,385例(年齢中央値46歳[IQR:37~54]、女性65.5%、ベースラインBMI中央値40.6[IQR:38.5~43.7])、適合した非手術患者は2万5,155例(46歳[37~54]、65.5%、40.5[37.0~43.5])であった。手術タイプの内訳は、バンディング術3,635例、バイパス術1,388例、スリーブ状胃切除術3,362例。全死因死亡に関するフォローアップデータは、100%を入手できた。 追跡期間中央値4.3年(IQR:2.8~6.6)において、肥満外科手術群の死亡は105例(1.3%)で、内訳はバンディング術群61例(1.7%)、バイパス術群18例(1.3%)、スリーブ状胃切除術群26例(0.8%)であった。一方、追跡期間中央値4.0年(IQR:2.6~6.2)において、非手術群の死亡は583例(2.3%)であった。 手術群の死亡は非手術群と比べて、絶対差で2.51(95%信頼区間[CI]:1.86~3.15)/1,000人年少なかった。非手術群の手術群に対する死亡率の補正後ハザード比は、全登録患者集団ベースでは2.02(95%CI:1.63~2.52)であり、手術タイプ別にみると、バンディング術群2.01(1.50~2.69)、バイパス術群2.65(1.55~4.52)、スリーブ状胃切除術群1.60(1.02~2.51)であった。

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インフルエンザの患者数が過去最多に

 2018年1月26日、厚生労働省は平成30年第3週(1月15日~21日)までのインフルエンザの発生状況を発表した。 これによると定点当たり報告数は51.93(患者報告数25万6,833)となり、前週の定点当たり報告数26.44よりも約2倍近く増加した。これは、1999年に統計を取り始めて以来、最多。そのほか、定点数の多さを都道府県別の上位3地域でみると鹿児島県(86.53)、宮崎県(84.97)、福岡県(83.99)の順で多く、全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。 定点医療機関ならびにそれ以外の全国の医療機関でこの1週間に受診した患者数を推計すると約283万人(95%信頼区間:266~300万人)となり、前週の推計値(約171万人)よりも約110万人増加した。年齢別では、5~9歳が約59万人、10代が約40万人、40代が約29万人と多く、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約837万人となった。■入院は年少者と高齢者に多く、検出ウイルスは2種類が拮抗 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は2,370例であり、前週(1,742例)から約600例増加したほか、年代別でみると80歳以上(835例)、1~9歳(478例)、70代(416例)の順で多く、高齢者の入院が目立った。 国内のインフルエンザウイルスの検出状況では、直近5週間(2017年第51週〜2018年第3週)でAH1pdm09(2009年に流行したウイルス)、B型の検出割合がほぼ同程度で、次いでAH3型の順だった。 厚生労働省では、医療機関におかれても、日常の診療に加え、咳エチケットや手洗いなどのインフルエンザの予防対策の周知にも、改めてご協力をお願いするとしている。 詳しくは、下記のサイトを参照されたい。■参考 厚生労働省インフルエンザに関する報道発表資料(pdf) 厚生労働省インフルエンザ(総合ページ)■関連記事 診療よろず相談TVシーズンII 第24回「インフルエンザ」回答者:川崎市健康安全研究所所長 岡部 信彦氏

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再生不良性貧血〔AA : aplastic anemia〕

再生不良性貧血のダイジェスト版はこちら1 疾患概要■ 概念・定義再生不良性貧血は、末梢血でのすべての血球の減少(汎血球減少)と骨髄の細胞密度の低下(低形成)を特徴とする症候群である。同じ徴候を示す疾患群から、概念のより明確なほかの疾患を除外することによって診断することができる。病気の本態は「骨髄毒性を示す薬剤の影響がないにもかかわらず、造血幹細胞が持続的に減少した状態」である。再生不良性貧血という病名は、鉄欠乏性貧血や悪性貧血などのように、不足している栄養素を補充すれば改善する貧血とは異なり、血液細胞が再生しにくいという意味で付けられたが、治療方法が進歩した現在では、再生不良性貧血の骨髄は必ずしも「再生不良」とはいえないので、この病名は現実に即さなくなってきている。■ 疫学臨床調査個人票による調査では、2004~2012年の9年間の罹患数は約9,500(年間約1,000人)、罹患率は8.2(/100万人年)と推計された。罹患率の性比(女/男)は1.16であり、男女とも10~20歳代と70~80歳代でピークが認められ、高齢のピークの方が大きかった1)。これは欧米諸国の約3倍の発生率である。■ 病因成因によってFanconi貧血、dyskeratosis congenitaなどの先天性と後天性に分けられる。後天性の再生不良性貧血には原因不明の一次性と、クロラムフェニコールをはじめとするさまざまな薬剤や放射線被曝・ベンゼンなど化学物質による二次性がある。一次性(特発性)再生不良性貧血は、何らかのウイルスや環境因子が引き金になって起こると考えられているが詳細は不明である。わが国では特発性が大部分(90%)を占める。また、そのほかに特殊型として肝炎後再生不良性貧血は、A型、B型、C型などの既知のウイルス以外の原因による急性肝炎発症後1~3ヵ月で発症する。若年の男性に比較的多く重症化しやすいが、免疫抑制療法に対する反応性は特発性再生不良性貧血と変わらない。再生不良性貧血-発作性夜間ヘモグロビン尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria:PNH)症候群は、臨床的には再生不良性貧血でありながら、末梢血中にglycosylphosphadidylinositol(GPI)アンカー膜蛋白の欠失した血球が増加しており、溶血を伴う状態を指す。そのなかには、発症時から再生不良性貧血‐PNH症候群状態のもの(骨髄不全型のPNH)と、再生不良性貧血と診断されたのち長期間を経てPNHに移行するもの(二次性PNH)の2種類がある。再生不良性貧血の重症度は、血球減少の程度によって表1のように5段階に分けられている1)。画像を拡大する特発性再生不良性貧血の約70%は抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン(anti-thymocyte globulin:ATG、商品名:サイモグロブリン)やシクロスポリン(CsA〔同:ネオーラル〕)などの免疫抑制療法によって改善することから、免疫学的機序による造血幹細胞の破壊・抑制が多くの例で関与していると考えられている。しかし、免疫反応の標的となる自己抗原は同定されていない。再生不良性貧血の約60%に、GPIアンカー膜蛋白の欠失したPNH形質の血球(PNH型血球)が検出されることや、第6染色体短腕の片親性二倍体により細胞傷害性T細胞からの攻撃を免れて造血を支持するようになった造血幹細胞由来の血球が約25%の例で検出されること2,3)などが、免疫病態の関与を裏付けている。一方、Fanconi貧血のように、特定の遺伝子異常によって発症する先天性再生不良性貧血が存在することや、特発性再生不良性貧血と診断されていた例のなかにテロメラーゼ関連の遺伝子異常を持つ例があることなどから、一部の例では造血幹細胞自身に異常があると考えられている。ただし、これらの遺伝子異常が検出される頻度は非常に低い。免疫抑制療法が効かない再生不良性貧血例のなかには、骨髄が脂肪髄であったために再生不良性貧血として治療されたが、その後短期間で異常細胞が顕在化し、診断が造血器悪性腫瘍に変更される例も含まれている。さらに、免疫抑制療法が効かないからといって、必ずしも免疫病態が関与していないという訳ではない。そのなかには、(1)免疫異常による発病から治療までの時間が経ち過ぎているために効果が出にくい、(2)免疫抑制療法の強さが不十分である、(3)免疫学的攻撃による造血幹細胞の枯渇が激しいために造血が回復しえない、などの理由で免疫抑制療法に反応しない例もある。このため、発病して間もない再生不良性貧血のほとんどは、造血幹細胞に対する何らかの免疫学的攻撃によって起こっていると考えたほうがよい。■ 症状息切れ・動悸・めまいなどの貧血症状と、皮下出血斑・歯肉出血・鼻出血などの出血傾向がみられる。好中球減少の強い例では発熱がみられる。軽症・中等症例や、貧血の進行が遅い重症例では無症状のこともある。他覚症状として顔面蒼白、貧血様の眼瞼結膜、皮下出血、歯肉出血などがみられる。■ 予後かつては重症例の50%が半年以内に死亡するとされていた。最近では血小板輸血、抗菌薬、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)などの支持療法が進歩し、免疫抑制療法や骨髄移植が発症後早期に行われるようになったため、約7割の患者が輸血不要となるまで改善し、9割が長期生存するようになっている。一部の重症例や、発症後長期間を経過した例は免疫抑制療法によっても改善せず、定期的な赤血球輸血・血小板輸血を必要とする。赤血球輸血が40単位を超えると糖尿病・心不全・肝障害などの鉄過剰症による症状が現れる。最近では、デフェラシロクス(商品名:エクジェイド)による鉄キレート療法が行われるようになったため、輸血依存例の予後の改善が期待されている。一方、免疫抑制療法により改善した長期生存例の約5%が骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome:MDS)、5~10%がPNHに移行する。2 診断 (検査・鑑別診断も含む)■ 末梢血所見通常は赤血球、白血球、血小板のすべてが減少する。重症度の低い例では貧血と血小板減少だけしか認めないこともある。急性型では正球性正色素性、慢性型では通常大球性を示し、すべての例で網赤血球の増加を伴わない。重症例では好中球だけではなくリンパ球も減少する。■ 血液生化学検査血液生化学検査では血清鉄、鉄飽和率、血中エリスロポエチン値、トロンボポエチン値などの増加がみられる。とくにトロンボポエチンの増加は、前白血病状態との鑑別に重要である。トロンボポエチンが300pg/mL未満であれば再生不良性貧血は否定的である4)。■ 骨髄穿刺・生検所見再生不良性貧血と診断するためには両者を行うことが必須である。骨髄生検では細胞成分の占める割合が全体の30%以下に減少している。なかでも巨核球・幼若顆粒球・赤芽球の著しい減少が特徴的である。骨髄細胞が残存している場合には多くの例で赤芽球に異形成が認められる。好中球にも異形成を認めることがあるが、その割合が全好中球の10%を超えることはない。巨核球は減少しているため、異形成の有無は評価できないことが多い。ステージ4までの再生不良性貧血では、穿刺する場所によって骨髄が正形成または過形成を示すことがあるが、そのような場合でも巨核球は通常減少している。染色体は原則として正常であるが、病的意義の明らかでない染色体異常を少数認めることがある。■ 病理腸骨からの骨髄生検では細胞成分の占める割合が全体の30%以下に減少し、重症例では完全に脂肪髄化する(図1)。ただし、ステージ 1~3の患者では、細胞成分の多い部分が残存していることが多い。画像を拡大する■ 骨髄MRI骨髄穿刺・生検で評価できる骨髄は一部に限られるため、骨髄細胞密度を評価するためには胸腰椎を脂肪抑制画像で評価することが望ましい。重症再生不良性貧血例の胸腰椎をMRIで検索するとSTIR法では均一な低信号となり、T1強調画像では高信号を示す。ステージ3より重症度の低い例の胸腰椎画像は、残存する造血巣のため不均一なパターンを示す。■ フローサイトメトリーによるCD55・CD59陰性血球の検出Decay accelerating factor(DAF、CD55)、homologous restriction factor(HRF、CD59)などのGPIアンカー膜蛋白の欠失した血球の有無を、感度の高いフローサイトメトリーを用いて検索すると、明らかな溶血を伴わない再生不良性貧血患者の約半数に少数のCD55・CD59陰性血球が検出される。このようなPNH形質の血球陽性例は陰性例に比べて免疫抑制療法が効きやすく、また予後もよいことが知られている5)。■ 診断基準・鑑別診断わが国で使用されている診断基準を表2に示す1)。画像を拡大する再生不良性貧血との鑑別がとくに問題となるのは、MDS(2008年分類)のなかでも芽球の割合が少ないrefractory cytopenia with unilineage dysplasia(RCUD)、refractory cytopenia with multilineage dysplasia(RCMD)、idiopathic cytopenia of undetermined significance(ICUS)、骨髄不全の程度が強いPNH、欧米型の有毛細胞白血病などである。RCUD、RCMDまたはICUSが疑われる症例において、巨核球増加を伴わない血小板減少や血漿トロンボポエチンの上昇がみられる場合には、再生不良性貧血と同様の免疫病態による骨髄不全を考えたほうがよい。PNH形質血球の増加がみられる骨髄不全のうち、網赤血球の増加(>10万/μL)、正常上限の1.5倍を超えるLDH値の上昇、間接ビリルビンの上昇、ヘモグロビン尿などの溶血所見がみられる場合には、骨髄不全型PNHと診断する。骨髄生検上細網線維の増加や、血清可溶性インターロイキン2レセプター値の著増などがみられる場合は、有毛細胞白血病を疑う。3 治療 (治験中・研究中のものも含む)■ ステージ1、2に対する治療輸血を必要としないこの重症度で、血球減少の進行がみられない場合には、血球減少が自然に回復する可能性があるため、無治療で経過をみることが勧められてきた。しかし、再生不良性貧血では診断から治療までの期間が長くなるほど免疫抑制療法の奏効率が低くなるため、診断後はできるだけ早期にCsAを投与して効果の有無をみたほうがよい。とくに血小板減少が先行する例は、免疫抑制療法に反応して改善することが多いので、血小板減少が軽度であっても、少量のCsAを短期間投与し反応性をみることが望ましい。図2は筆者の私案を示している。画像を拡大する■ 重症例(ステージ3以上など)に対する治療この重症度の患者に対する治療方針(筆者私案)を図3に示す。画像を拡大する患者が40歳以下でHLAの一致する同胞ドナーが得られる場合には、同種骨髄移植が第一選択の治療方法である。とくに20歳未満の患者では治療関連死亡の確率が低く、長期生存率も90%前後が期待できるため、最初から骨髄移植を行うことが勧められる。40歳以上の高齢患者に対してはATG・CsAか、ATG・CsA・エルトロンボパグ(ELT〔商品名:レボレード〕)併用療法を行う。サイモグロブリンの市販後調査によると、ステージ4・5例およびステージ2・3例におけるATG+CsAの有効率はそれぞれ44%(219/502)、64%(171/268)とされている。ELTは、ATG+CsAと同時またはATG+CsAの2週間後から併用することにより、ウマATG+CsAの有効率が90%まで向上することが、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の臨床研究により示された6)。日本でも2017年8月より保険適用が認められ、初回のATG+CsA療法後に併用することが可能になっている。これにより、日本で唯一使用できるサイモグロブリンの有効率が高まる可能性がある。ただし、NIHの臨床試験では、2年間で約12%の症例に、第7染色体異常を中心とする新たな染色体異常が出現していることから、ELT併用によって異常造血幹細胞の増殖が誘発される可能性は否定できない。このため、若年患者に対する初回治療にELTを併用するかどうかは、患者の重症度、罹病期間、免疫病態マーカーの有無などを考慮して判断することが勧められる。とくに、治療前に骨髄FISH検査で第7染色体欠失細胞がないかどうかを確認する必要がある。保険で認められているサイモグロブリンの投与量は2.5~3.75mg/kgと幅が広く、至適投与量についてはよく分かっていない。サイモグロブリンは、リンフォグロブリンに比べて免疫抑制作用が強いため、サイトメガロウイルスやEBウイルスの再活性化のリスクが高いとされている。このため、治療後2~3週以降はできる限り頻回にEBウイルスコピー数をモニタリングする必要がある。重症例のうち初診時から好中球がほとんどなく、G-CSF投与後も好中球がまったく増えない劇症型の場合には、緊急的な臍帯血移植やHLA部分一致血縁ドナーからの移植適応がある。■ 難治例に対する治療免疫抑制療法が無効であった場合、初回治療としてELTが使用されなかった例に対しては約40%にELTの効果が期待できる7)。メテノロンやダナゾール(保険適用外)も重症度の低い一部の例には有効である。これらの薬物療法にすべて抵抗性であった場合には、非血縁ドナーからの骨髄移植の適応がある。支持療法としては、貧血症状の強さに応じて、ヘモグロビンで7g/dL以上を目安に1回あたり400mLの赤血球濃厚液‐LRを輸血する。輸血によって血清フェリチン値が1,000ng/mL以上となった場合には経口鉄キレート剤のデフェラシロクスを投与し、輸血後鉄過剰症による臓器障害を防ぐ。血小板数が1万/μL以下となっても、明らかな出血傾向がなければ予防的血小板輸血は通常行わないが、感染症を併発している場合や出血傾向が強いときには、血小板数が2万/μL以上となるように輸血を行う。4 今後の展望再生不良性貧血の発症の引き金となる自己抗原が同定されれば、その抗原に対する抗体や抗原特異的なT細胞を検出することによって、造血幹細胞に対する免疫的な攻撃によって起こった骨髄不全、すなわち再生不良性貧血であることが積極的に診断できるようになる。自己抗原やそれに対する特異的なT細胞が同定されれば、現在用いられているATGやCsAのような非特異的な免疫抑制剤ではなく、より選択的な治療法が開発される可能性がある。また、近年使用できるようになったELTは、治療抵抗性の再生不良性貧血に対しても約40%に奏効する画期的な薬剤であるが、どのような症例に奏効し、またどのような症例に染色体異常が誘発されるのか(ELTを使用すべきではないのか)は不明である。これらを明らかにするために前向きの臨床試験と定期的なゲノム解析が必要である。5 主たる診療科血液内科※ 医療機関によって診療科目の区分は異なることがあります。6 参考になるサイト(公的助成情報、患者会情報など)診療、研究に関する情報厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)特発性造血障害に関する調査研究班(資料)(再生不良性貧血診療の参照ガイドがダウンロードできる)公的助成情報難病情報センター 再生不良性貧血(一般利用者向けと医療従事者向けのまとまった情報)患者会情報再生つばさの会(再生不良性貧血の患者と家族の会の情報)1)再生不良性貧血の診断基準と診療の参照ガイド改訂版作成のためのワーキンググループ. 再生不良性貧血診療の参照ガイド 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業特発性造血障害に関する調査研究班:特発性造血障害疾患の診療の参照ガイド(平成22年度改訂版); 2011. p3-32.2)Katagiri T, et al. Blood. 2011; 118: 6601-6609.3)Maruyama H, et al. Exp Hematol. 2016; 44: 931-939 e933.4)Seiki Y, et al. Haematologica. 2013; 98: 901-907.5)Sugimori C, et al. Blood. 2006; 107: 1308-1314.6)Townsley DM, et al. N Engl J Med. 2017; 376: 1540-1550.7)Olnes MJ, et al. N Engl J Med. 2012; 367: 11-19.公開履歴初回2013年09月26日更新2018年01月23日

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統合失調症における抗精神病薬単独療法前後の陰性症状と報酬系回路

 陰性症状は、統合失調症の中心的な症状であり、機能アウトカムと強く相関する。脳の報酬系回路の障害は、モチベーションや快楽体験の減少による陰性症状の主な要因であることが示唆されている。デンマーク・コペンハーゲン大学のMette Odegaard Nielsen氏らは、amisulprideでの治療後に陰性症状が改善した患者と改善しなかった患者における、報酬関連の脳の活動を比較した。Clinical EEG and neuroscience誌2018年1月号の報告。 対象は、抗精神病薬ナイーブ(抗精神病薬による治療を受けたことがない)患者39例および健常対照者49例。対象者は、金銭的インセンティブ遅延タスク(monetary incentive delay task)を用いたfMRI(Functional Magnetic Resonance Imaging、機能的磁気共鳴画像法)を完了した。患者の精神病理は、PANSS(陽性・陰性症状評価尺度)で評価を行い、amisulpride(平均用量:271mg)で6週間の治療をした後、試験を繰り返した。 主な結果は以下のとおり。・治療後、PANSSの陽性症状スコア、総合精神病理スコア、総スコアの改善が認められた(p<0.001)。・陰性症状の改善は、20%以上の改善が14例(改善群)、20%未満の改善が25例(非改善群)であった。・ベースライン時における一元配置分散分析(one-way ANOVA)では、健常対照群と比較して、非改善群の報酬予測活性の低下により引き起こされた両側尾状核(p<0.002)および右側坐核(p<0.002)で群間差が認められた。・群と時間の有意な相互作用が認められ、治療後の報酬予測活性は、健常対照群と改善群で減少し、非改善群では増加が認められた。左尾状核で最も顕著な変化が認められた(p=0.001)。 著者らは「陰性症状スコアが改善した患者では、ベースライン時に異常な報酬系回路が少なかったが、報酬関連活性は経時的に減少した。陰性症状スコアが改善しなかった患者では、ベースライン時に線条体の報酬活性が低下し、経時的に改善した。このことが、ワーキングメモリの変化や報酬系の学習、陰性症状の特定の領域における顕著な症状に影響するかどうかは、今後の研究で検証されるだろう」としている。■関連記事陰性症状の重症度と表情認知との関連を検証慢性期統合失調症、陰性症状に有効な補助療法陰性症状に対する最新レビュー、有効性が確認されている治療は

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TV視聴1日5時間以上で卵巣がんリスクが2倍~日本人女性

 座って過ごすことと卵巣がん発症率の関連は疫学研究の75%で報告されているが、わが国では検討されていない。今回、大規模な全国コホート研究であるJACC研究(Japan Collaborative Cohort Study)で、主な座位行動であるテレビ視聴時間と卵巣がん発症の関連を調べたところ、1日平均視聴時間が5時間以上の人は2時間未満の人より2.15倍発症リスクが高かった。この結果から、座って過ごす時間の短縮が卵巣がん予防に有益である可能性が示唆された。Cancer causes & control誌オンライン版2018年1月16日号に掲載。 本研究には、ベースライン時にがんの既往がない40~79歳の女性3万4,758人が参加。1日の平均テレビ視聴時間と卵巣がん発症率との関連を検討した。卵巣がん発症率におけるハザード比(HR)および95%信頼区間(CI)を逆確率重み付き競合リスクモデルを用いて算出した。 主な結果は以下のとおり。・中央値19.4年の追跡期間中、59人が卵巣がん(ICD10:C56)、2,706人が他のがんを発症し、4,318人が死亡した。・テレビを5時間以上視聴した参加者は、2時間未満の参加者よりも卵巣がんを発症する可能性が高かった(HR:2.15、95%CI:1.54~2.99)。

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プライマリPCI実施後のプラスグレル対チカグレロル、1年後の比較

 プライマリPCIが適応の急性心筋梗塞患者において、P2Y12阻害剤であるプラスグレルとチカグレロルの有効性および安全性を比較したPRAGUE-18 trialの早期の結果では、2剤に有意差は認められなかった。チェコ共和国のZuzana Motovska氏ら研究グループによる1年フォローアップでは、さらに2剤の有効性と安全性を比較し、退院後により安価なクロピドグレルに変更することが虚血イベントの発生に影響を与えるかどうか検証した。Journal of American College of Cardiology誌11月9日号に掲載。PCI施行した1,230例をプラスグレルとチカグレロルに割り付け 本研究は、多施設共同の前向きランダム化比較試験。急性心筋梗塞でPCIを施行した1,230例をプラスグレル群もしくはチカグレロル群に割り付け、12ヵ月にわたって治療効果を評価した。複合エンドポイントは1年後における心血管に関連した死亡、心筋梗塞、脳梗塞。患者が退院後に内服薬の費用を負担しなければいけないため、患者の一部は安価なクロピドグレルに変更した。複合エンドポイントで有意差は認められず 複合エンドポイント(心血管死亡、心筋梗塞、脳卒中)はプラスグレル群で6.6%、チカグレロル群で5.7%認められた(ハザード比[HR]:1.167、95%信頼区間[CI]:0.742~1.835、p=0.503)。心血管死亡(3.3% vs. 3.0%、p=0.76)、心筋梗塞(3.0% vs. 2.5%、p=0.611)、脳卒中(1.1% vs. 0.7%、p=0.423)、全死亡(4.7% vs. 4.2%、p=0.654)、確定診断されたステント血栓症(1.1% vs. 1.5%、p=0.535)、全出血(10.9% vs. 11.1%、p=0.999)、そしてTIMI出血基準による大出血(0.9% vs. 0.7%、p=0.754)において、いずれも有意差は認められなかった。 薬の費用を理由としてクロピドグレルに変更した患者はプラスグレル群で34.1%(n=216)、チカグレロル群で44.4%(n=265)であった(p=0.003)。クロピドグレルへの変更は虚血イベント増加と関連せず 本研究では、プラスグレルとチカグレロルは、心筋梗塞後1年において同等に有効であった。 また、クロピドグレルへの変更することは虚血イベントの増加と関連していなかった。ただし、薬の費用を理由としてクロピドグレルに変更した患者は、割り当てられた薬剤を継続した患者に比べて主要血管イベントのリスクは低かったが、虚血のリスクも低かった。この結果は、虚血と出血のリスクを患者ごとに評価し、治療を個別化することを支持しているとも考えられる。

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病的肥満に対する袖状胃切除術 vs.ルーワイ胃バイパス術/JAMA

 病的肥満患者を対象とした、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術と腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス術の比較検討で、術後5年時点での超過BMI減少率に有意差は確認されなかったことが示された。スイス・St ClaraspitalのRalph Peterli氏らが、減量、併存疾患の変化、QOLの改善、有害事象という点で、両手術の間で違いがあるかを検証した無作為化比較試験「SM-BOSS試験」の結果を報告した。病的肥満の治療において、スリーブ状胃切除術の使用が増加しているが、標準治療であるルーワイ胃バイパス術と比較した場合の、スリーブ状胃切除術の長期成績は不明であった。JAMA誌2018年1月16日号掲載の報告。病的肥満約200例で、スリーブ状胃切除術とルーワイ胃バイパス術を比較 SM-BOSS試験(Swiss Multicenter Bypass or Sleeve Study)は、2007年1月~2011年11月にスイスの肥満症治療センター4施設で実施された(最終追跡調査は2017年3月)。 減量手術を検討した病的肥満患者3,971例のうち、217例を登録し、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(SG)群(107例)または腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス術(RYGB)群(110例)のいずれかに無作為に割り付け、5年間追跡した。 主要評価項目は体重減少で、超過BMI減少率(100×[ベースラインBMI値-追跡時BMI値]/[ベースラインBMI値-25])で算出した。併存疾患(高血圧、2型糖尿病、脂質異常症、閉塞性睡眠時無呼吸、胃食道逆流、関節痛、うつ、高尿酸血症)の変化および有害事象についても、探索的評価項目とした。5年後の超過BMI減少率に、両術式間で有意差なし 登録された217例(平均年齢45.5歳、女性72%、平均BMI値43.9)のうち、205例(94.5%)が試験を完遂した。 SG群とRYGB群とで、術後5年時の超過BMI減少率に有意差は確認されなかった(61.1% vs.68.3%、絶対差:-7.18%[95%CI:-14.30~-0.06]、多重比較補正後のp=0.22)。 胃食道逆流症は、RYGB群のほうがSG群より改善率が高く(60.4% vs.25.0%)、悪化(症状の悪化または治療の増加)率は低かった(6.3% vs.31.8%)。再手術または処置が必要となった患者数は、SG群101例中16例(15.8%)、RYGB群104例中23例(22.1%)であった。 なお、探索的評価項目の2型糖尿病については検出力が不足しており、厳格に管理された状況下での無作為化試験であるため一般化の可能性は低いなど、研究の限界について著者は指摘している。

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MGUS、M蛋白の違いで多発性骨髄腫などへの進行リスクに差/NEJM

 意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症(MGUS)において、IgM型MGUS患者と非IgM型MGUS患者では、進行リスクに大きな違いがあることが確認された。また、MGUS患者の全生存期間(OS)は、対照集団の予測OSより短いことも示された。米国・メイヨー・クリニックのRobert A. Kyle氏らが、中央値で約34年という長期にわたる追跡調査の結果を報告した。MGUSは50歳以上の約3%に生じ、患者の7~19%で5~10年後にがん化することが示唆されている。これまでの研究は症例数が少なく追跡期間も短期で、OSに関する情報は限定的であった。NEJM誌2018年1月18日号掲載の報告。MGUS患者約1,400例で多発性骨髄腫などへの進行を34年間追跡 研究グループは、1960~94年の間にメイヨー・クリニックでMGUSと診断された患者で、ミネソタ州南東部に在住の1,384例について、Rochester Epidemiology Projectの診療記録システムおよびメイヨー・クリニックの入院・外来患者診療記録を用いて調査した。 主要エンドポイントは、MGUSから多発性骨髄腫またはその他の形質細胞性/リンパ性疾患への進行であった。 1万4,130人年の追跡調査(追跡期間中央値34.1年、範囲0.0~43.6年)において、1,384例中1,300例(94%)の死亡が認められた。MGUS患者の11%が多発性骨髄腫等へ進行、IgM型で進行リスク大 追跡期間中に、多発性骨髄腫、非ホジキンリンパ腫、ALアミロイドーシス、ワルデンシュトレーム・マクログロブリン血症、慢性リンパ性白血病、形質細胞腫への進行が、MGUS患者147例(11%)で確認された。このリスクは、年齢および性別をマッチさせた対照集団より6.5倍(95%CI:5.5~7.7)高かった。また、これらの疾患への進行の累積リスク(他の原因による死亡を除く)は、10年時で10%、20年時で18%、30年時で28%、35年時で36%、40年時で36%であった。 IgM型MGUS患者では、血清遊離軽鎖比(κ/λ比)の異常および血清M蛋白量高値(1.5g/dL以上)の2つのリスク因子がある場合、20年時の進行リスクが55%であった。リスク因子が1つの場合は41%、どちらのリスク因子もない場合は19%であった。 また、非IgM型MGUS患者の20年時の進行リスクは同様に、それぞれ30%、20%および7%であった。 MGUS患者のOS中央値は8.1年で、対照集団の予測OS(中央値12.4年)より短かった(p<0.001)。

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PAD患者の跛行症状にGM-CSF製剤を皮下注しますか?(解説:中澤達氏)-804

 PROPEL試験の結果、末梢動脈疾患(PAD)患者において、トレッドミルを利用して定期的に行う運動療法は、定期的にレクチャーを行い注意喚起を促す介入と比べて、6分間歩行距離でみた歩行能を有意に改善することが示された。また、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)製剤は、単独投与または運動療法と組み合わせて投与した場合も、歩行能を有意に改善しないことが示された。 この試験で興味深いのは、軽症患者を対象としているところである。すべての群でABIが0.7前後で跛行症状も30%程度にしかみられないのである。GM-CSFなど高額の薬剤を使用するのであれば、重症虚血肢の救肢目的のみが、血管内治療やバイパス手術などの代替治療とのコストベネフィットが釣り合うだろう。早期に血管再生を促し重症化させないというコンセプトだとしても、この集団で重症虚血化するのは5%以下であるから疑問である。 重症虚血肢に対する血管再生治療のスタンダードが見いだせず(効かず)、苦肉の臨床試験なのだろうか? 結果、GM-CSFは歩行能改善に効果なしとのこと…残念。

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FDA、EGFR変異陽性NSCLCに対するアファチニブの適応拡大を承認

 Boehringer Ingelheim社は2018年1月16日、米国食品医薬品局(FDA)がEGFR変異陽性の転移性非小細胞肺がん(NSCLC)の1次治療に対する、アファチニブ(商品名:ジオトリフ)の追加新薬申請(sNDA)FDAを承認したと発表。アファチニブは、exon19delまたはexon21 L858RのEGFR変異NSCLCを対象としていたが、今回L861Q、G719X、S768Iの3つのEGFR変異が追加された。 このsNDAの承認は、NSCLC患者のアファチニブの3つのLUX-Lung臨床試験プログラム(第II相LUX-Lung2、第III相LUX-Lung3およびLUX-Lung6)のプール分析に基づく。 Boehringer Ingelheim社のプレスリリースでは、L861Q、G719XまたはS768I変異は、他のEGFR変異と比較して予後不良で、治療選択肢が限られており、アファチニブの追加承認は、この患者集団の治療戦略を大きく変える、としている。

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ヘビに関するさらなる話【Dr. 中島の 新・徒然草】(205)

二百五の段 ヘビに関するさらなる話前回はヘビに関する2つの話について述べました。すなわち、奄美大島でハブ退治を目的にマングースを連れてきたところ、もっぱら小動物ばかりがマングースの犠牲になってハブは一向に減らなかったこと。インドで賞金を出してコブラ捕獲を奨励したところ、お金目当てのコブラ牧場ができてしまったこと、の2つです。今回は鹿児島の人たちにハブについての驚くべき話を聞いたので、それを紹介いたします。実は奄美大島でもハブ退治のために1匹何千円かの賞金を出しているのだそうです。この試みは大成功し、年間3万匹以上のハブが持ち込まれました。これで一儲けして子供の進学資金にしたという話もあるとか。ハブの賞金についてネットで検索するといろいろなことが書いてありました。以前はハブの大小にかかわらず一律4,000円で買い取っていたのですが、役所の方も予算不足になってしまい、1匹3,000円に値下げしたところ地元から大ブーイングだったそうです。奄美大島の人たちは子供の頃からハブを捕り慣れているとはいえ、時には反撃されて大怪我をすることもあり、1匹3,000円ではやってられないということでした。実は私自身も30年ほど前にアルバイト先の病院でハブ咬傷を治療したことがあります。なんで大阪の真ん中でハブに咬まれたりするのかというと、この患者さんはハブ酒を造るのが仕事だからです。咬まれた指が徐々に腫れてきて「アカン、毒が回るから早いこと指を落としてくれ!」と頼まれましたが、「そんな、堪忍してください!」とビビッていたところに院長先生が登場しました。「助かったぞ。こりゃ院長先生に押しつけてしまおう」と思ったのが甘かった。3mほど離れたところから、「中島く~ん、減張切開して入院させとき。抗生剤忘れんように」と言ってそそくさと帰っていかれました。幸いなことに、この患者さんは指を落とすことなく回復して元気に退院したと聞いています。まったく世の中いろんなことがあるものです。ついでにマングースのことにも触れておきましょう。実は我が世の春を謳歌していたマングースにも試練が訪れました。増えすぎた奄美大島のマングースに対して40数名からなるマングースバスターズが結成されたのです。罠と探索犬を使って捕獲することで、2000年頃には推定1万頭以上いたマングースが、2012年には300頭以下、2016年には50頭以下に減り、2020年頃にはゼロになることが予想されているそうです。ハブも人間もマングースも、それぞれに秘めた物語があるわけですね。ということで最後に1句ハブめぐり 人の思惑 からみつき

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認知症者の自動車運転を停止するためのワークショップ

 認知症者にとって、自動車運転は大きな危険を伴う。カナダの医師は、不適切な運転手を報告する法的な責任を負っており、その決定を患者に明らかにする必要がある。医師は患者との健全な関係を維持したいと考えているものの、認知症者は洞察力が不足しており、運転免許の喪失に対して非常に強い感情を示す。これらが、正確な情報交換を妨げる可能性がある。カナダ・オタワ病院のAnna Byszewski氏らは、このような難しい通達を行う医療従事者のための戦略と支援を提供する目的で、マルチメディアモジュールの開発を試みた。Canadian geriatrics journal誌2017年12月22日号の報告。 自動車運転および認知症の利用可能なツール、運転停止に関するコミュニケーション戦略のためのオンラインツールのウェブサイトについて、Embase、Ovid MEDLINEの文献検索を行った。ワークショップモジュールは、背景資料、コミュニケーション戦略、リソースへのリンク、感情的な話し合いをマネジメントする「悪い」次に「良い」方法を示す2つのビデオにより開発された。 主な結果は以下のとおり。・モジュールを内科研修医とともにテストした結果、信頼が有意に増加し(p<0.001)、問題を話し合う際の快適さや意向が向上した。 著者らは「このプロジェクトは、保健専門家の姿勢を改善するモジュールの肯定的な影響を実証し、認知症者に自動車運転の停止を伝えることができる」としている。■関連記事認知症ドライバーの運転能力、どう判断すべきか認知症ドライバーの運転停止を促すためには認知症患者と介護者のコミュニケーションスキル向上のために

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