10代女子サッカープレーヤーのための外傷予防プログラム

世界で最も人気があるスポーツ、サッカーは、女性プレーヤーが急増している。それに伴い、プレーヤーの外傷リスクが男女を問わず同等であることや、さらに重傷リスクについては女性のほうが高い(例:前十字靭帯外傷は女性のほうが3~5倍リスクが高い)といった報告が寄せられるようになり、男女を問わずプレーヤーの膝、足首損傷の予防プログラム開発が急務の課題となっている。これまで女性に関する外傷研究報告はわずかでプログラム開発も遅れていたが、オスロ・スポーツ外傷調査センター(ノルウェースポーツ科学校)のTorbjorn Soligard氏ら研究チームが、10代女子プレーヤーの外傷予防に有効とするウォームアップ・プログラム「The 11+」を開発したと、BMJ誌2008年1月10日号(オンライン版2008年12月9日号)で発表した。