ビートに動脈硬化予防作用の可能性を確認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/09/07 カゴメ株式会社総合研究所は3日、静岡大学 杉山公男教授との共同研究で、ビートに血中ホモシステインを低減させる作用があることを、動物を用いた試験で確認したと発表した。今回の研究成果により、ビートの摂取による動脈硬化の予防作用が期待できるという。同研究では、血中コレステロールとは別のメカニズムによって動脈硬化のリスクを高めるといわれている血中ホモシステインに着目。血中ホモシステインは血管内皮を傷つけることなどによって、動脈硬化を促進すると考えられている。一方で、ベタインはホモシステインからメチオニンへの代謝を促すことでホモシステインを低減させ、動脈硬化を予防することが期待できるという。ベタインを多く含む野菜として、ホウレンソウやビートなどのアカザ科の野菜があげられる。特にビートは西洋料理では古くから利用されていて、ロシアの赤いスープであるボルシチに用いる野菜として有名だ。なお、同研究内容は日本食品科学工学会 第56回大会(9月10~12日、名城大学)において発表するとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.kagome.co.jp/news/2009/090903_02.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 再発を伴わない二次性進行型多発性硬化症、tolebrutinibが障害進行リスク抑制/NEJM(2025/04/25) 米国出生率、中絶禁止導入州で上昇/JAMA(2025/04/25) 症状のない亜鉛欠乏症に注意、亜鉛欠乏症の診療指針改訂(2025/04/25) サブタイプ別転移乳がん患者の脳転移発生率、HER2低発現の影響は(2025/04/25) 2年間のフレマネズマブ治療の有効性および継続性〜国内単一施設観察研究(2025/04/25) 遺伝性アルツハイマーへのgantenerumab、発症リスク低下に有効か(2025/04/25) tenecteplase、脳梗塞治療でアルテプラーゼと同等の効果(2025/04/25) 低ホスファターゼ症の新たな歯科症状が明らかに―全国歯科調査(2025/04/25)