深刻な医師の健康実態、6%が自殺を考えたことがある-日医調査 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/09/07 日本医師会が行った「勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査」から深刻な医師の健康実態が明らかとなった。調査は今年2月に会員の勤務医1万人を対象に行われ、3879人から回答を得たもの。それによると6%の医師が死や自殺について1週間に数回以上考えたと回答している。このほかにも、休日に関しては、1カ月の休日は「4日以下」が最も多く46.3%、「5~7日」が30.4%だった。「8日以上」が20.1%いる一方で、「なし」も8.7%いた。また睡眠に関しても、10%の医師が寝付くのに30分以上かかったこと1週間の半分以上あると回答している。毎晩1回以上目が覚めて、そのまま20分以上眠れないことが半分以上あるという回答も7%あった。平均睡眠時間は6時間未満が41%を占めている。睡眠も含め、食欲の有無や集中力の低下など、精神的な疲れをみる16項目の回答を点数化した結果、9%が中程度以上の深刻な状態にあり、メンタルヘルスの支援が必要だと判定された。こうした医師の健康実態を受けて、日本医師会では『医師が元気に働くための七ヶ条』を2日の定例会見で発表している。 ●勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査報告はこちらhttp://www.med.or.jp/teireikaiken/index.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 肥満手術、SADI-SはRYGBを凌駕するか/Lancet(2025/09/09) 9月20日・21日、産業保健の最新動向を学ぶ!日本産業保健法学会【ご案内】(2025/09/09) 心房細動と動脈硬化、MRIで異なる脳血管病変示す/ESC2025(2025/09/09) うつ病治療において有酸素運動と組み合わせるべき最適な治療は(2025/09/09) DPP-4阻害薬でコントロール不十分な2型糖尿病にイメグリミン追加が有効~FAMILIAR試験(2025/09/09) 高齢者への不適切処方で全死亡リスク1.3倍、処方漏れで1.8倍(2025/09/09) オメガ3脂肪酸が小児の近視抑制に有効?(2025/09/09) 厳格な血圧コントロールは心臓の健康だけでなく費用対効果も改善(2025/09/09)