Lu AA21004の大うつ病を対象とした臨床第3相試験の速報結果 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/06/11 武田薬品工業株式会社は8日、H. Lundbeck A/S(本社:デンマーク、コペンハーゲン、以下「Lundbeck社」)から導入し、現在、大うつ病および全般性不安障害を対象に、欧米で複数の臨床第3相試験を実施中のLu AA21004について、大うつ病を対象とした3本の試験結果を発表した。Lu AA21004の臨床第3相試験については、臨床第2相試験のデータでは5mgと10mgの用量が同等の有効性を示したことを受け、2.5mg、5mg、10mgの3つの用量により、プラセボを対照とし有効性・安全性を検討。その結果、3本の試験のうち、2.5mg、5mgの用量を検討した2本の試験では有意差が見られなかった。また、2.5mg、5mg、10mgの用量を検討したもう1本の試験では、2.5mgでは有意差が見られず、5mg、10mgの用量では、全ての解析においてではないが有意差が認められた。これらの結果から、同剤は、高用量でより有効である可能性が示唆された。なお、安全性・忍容性については3本の全ての試験において、これまでに実施された臨床試験同様に、良好な結果が得られているとのこと。この速報結果から、同社とLundbeck社は、Lu AA21004の最適な用量を確認するために、追加試験の実施を含めたさらなる検討が必要であると判断。今後の開発および申請計画について、米国食品医薬品局(FDA)および各国の規制当局と、引き続き協議を行っていくとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.takeda.co.jp/press/article_34425.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 経口orforglipron、肥満成人の減量に有効~日本を含む第III相試験/NEJM(2025/10/01) ER+/HER2-進行乳がん、オラパリブ+デュルバルマブ+フルベストラントの有効性(2025/10/01) BUD/GLY/FOR配合薬が喘息にも有効(KALOS/LOGOS)/ERS2025(2025/10/01) 双極性うつ病に対する抗うつ薬治療後の躁転リスク〜ネットワークメタ解析(2025/10/01) 鼻血の初の全国調査、多い季節・年齢・性別・治療法は?(2025/10/01) 関節リウマチの一因は免疫の早期老化?(2025/10/01) 搾乳した母乳は採乳時間に合わせて授乳すべき(2025/10/01)