慢性心理ストレス誘発の大腸運動異常を木クレオソートが抑制することを確認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/06/08 大幸薬品株式会社は3日、『米国消化器病週間(DDW)2009』にて、札幌医科大学との共同研究「慢性心理ストレスが誘発したラットの大腸運動異常に対する木クレオソートの抑制効果」の研究成果について発表をしたと報告した。この発表は、胃腸薬『正露丸』の主成分である「木(もく)クレオソート」が、ラットの慢性的な心理ストレスによる大腸運動異常を抑制することを確認した実験についてまとめたもの。実験では、コミュニケーションボックスによる慢性心理ストレスがラットの大腸運動に及ぼす作用を調べ、同時に慢性心理ストレスによる結腸異常運動に対する木クレオソートの作用を評価。実験の結果、慢性心理ストレスは近位結腸運動の異常を引き起こし、木クレオソートは慢性心理ストレスによって誘発された近位結腸の運動異常を抑制することが判明した。このことから、「木クレオソート」は人間の慢性心理ストレスにより誘発された大腸運動異常の治療または予防に有益だという。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.seirogan.co.jp/dl_news/file0025.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] SGLT2阻害薬、自己免疫性リウマチ性疾患のリスクは?/BMJ(2025/10/24) 腹部大手術時の周術期血圧管理、個別化vs.通常/JAMA(2025/10/24) ALK陽性進行NSCLCへのアレクチニブ、OS中央値81.1ヵ月(ALEX)/ESMO2025(2025/10/24) 下剤のルビプロストン、重大な副作用にアナフィラキシー追加/厚労省(2025/10/24) 免疫療法の対象とならない進行TN乳がん1次治療、Dato-DXdがPFSとOSを延長(TROPION-Breast02)/ESMO2025(2025/10/24) 結腸がん術後ctDNAによるde-escalation、リスク低減も非劣性は示されず(DYNAMIC-III)/ESMO2025(2025/10/24) 寝たきり原因第1位「脳卒中」、最新治療アクセス改善と患者支援の最前線/日本脳卒中学会・日本脳卒中医療ケア従事者連合・日本脳卒中協会(2025/10/24) 父親の厳しい子育てが子供のメンタルヘルスに影響(2025/10/24)