「減塩」に取り組んでいても、塩分に対する正しい知識を持っている人は少ない 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/04/30 ノバルティス ファーマ株式会社は27日、40歳以上の男女412名を対象に行った「塩分摂取に関する意識調査」から、9割以上が塩分摂取が高血圧を引き起こす原因に関係があると知っており、塩分の摂取量を気にしながらも、実生活で「減塩」に取り組んでいる人は約半数しかおらず、塩分に対する意識と実態とに差があることがわかったと発表した。また、減塩に取り組んでいても、成人男性の1日あたりの目標塩分摂取量を知っている人は約5割、塩分表示に使用されるナトリウム(Na)と塩分量の関係を知っている人は1割にも満たず、塩分に対して正しい知識を持って減塩を行っている人が非常に少なかったという結果が出ている。塩分は高血圧を引き起こす原因の一つであり、国際的な疫学調査でも塩分摂取量に相関して血圧が高くなることが証明されているが、実際に、1日あたり塩分3gの低下で収縮期血圧を1-4mmHg低下することが期待でき、国民の収縮期血圧水準が2mmHg低下すると脳卒中罹患率が6.4%、虚血性心疾患罹患率は5.4%低下することが期待されているという。しかし、日本人の成人の塩分摂取量は昔に比べて減ってはいるものの、依然、男性が12.0g、女性が10.3gと目標量である男性10g未満、女性8g未満よりも多いのが現状だった。この調査は、高血圧啓発キャンペーン「ウデをまくろう、ニッポン!あなたも、塩分をとりすぎています!~ちょっとでも高い血圧は、医師に相談しましょう~」に先がけ実施されたもの。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090427_02.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 母体HIVウイルス量、母子感染に与える影響は?/Lancet(2025/07/25) ミトコンドリアDNA疾患女性、ミトコンドリア置換で8児が健康出生/NEJM(2025/07/25) “早期乳癌”の定義を変更、「乳癌取扱い規約 第19版」臨床編の改訂点/日本乳癌学会(2025/07/25) 臨床研究への患者・市民参画のいまとこれから/日本リンパ腫学会(2025/07/25) 抗精神病薬の早期処方選択が5年後の体重増加に及ぼす影響(2025/07/25) スタチンはくも膜下出血リスクを下げる?~日本のレセプトデータ(2025/07/25) 経尿道的高周波治療が間質性膀胱炎患者の骨盤痛を緩和(2025/07/25)