他人のタバコの煙を約7割が不快に感じた経験あり

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2008/12/04

 



ファイザー株式会社は2日、飲食店での受動喫煙に関する意識調査を2008年10月4日~10月5日にかけてインターネット上で実施し、その結果を発表した。

この調査は、飲食店の利用が多くなる年末年始の宴会シーズンを前に、週に1度以上飲食店を利用する全国の800人(喫煙者・非喫煙者/各400人)を対象に実施されたもの。主な結果は以下の通り。

「これまで、飲食店で他の客のタバコの煙によって不快な思いをしたことがありますか?」という質問には、67.3%(538人)が「不快な思いをしたことがある」と回答した。喫煙者400人も、46.5%(186人)が「不快な思いをしたことがある」と回答していることから、飲食店では非喫煙者のみならず、喫煙者も他人の喫煙を不快に感じている現状がうかがえるという結果が出た。

また「飲食店で他の客のタバコの煙を不快に感じたことがある」と回答した538人に「利用した飲食店でタバコの煙で不快な思いをした場合、その店を次回も利用すると思いますか?」と尋ねたところ、「利用する」と答えたのは22.3%(120人)にとどまった。

この調査の結果から、多くの非喫煙者が飲食店におけるタバコの煙を不快に感じているのに加え、喫煙者であっても他人の煙を不快に感じている現状が明らかになった。しかし、実際には不快に感じながらもほとんどの人が何も言わずに我慢しており、飲食店利用者のほぼ全員が何かしらの受動喫煙対策を飲食店側に望んでいるという結果が出た。一方、禁煙席を選んだにも関わらず、タバコの煙が流れてきて不快な思いをしたことがあると回答した人が多くいることからも、現在一般的な受動喫煙対策である分煙は実際には不完全であり、不満を感じている人が多いことがうかがえる。

詳細はプレスリリースへ
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2008/2008_12_02.html