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片頭痛患者に対するフレマネズマブ治療の日本における費用対効果

提供元:ケアネット

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公開日:2024/06/24

 

 日本においてフレマネズマブは、反復性片頭痛(EM)および慢性片頭痛(CM)患者に対して有効な治療薬だが、その費用対効果は明らかになっていなかった。大阪・富永病院の竹島 多賀夫氏らは、日本の医療観点から、治療歴を有するEMおよびCM患者に対するフレマネズマブの費用対効果について標準治療(SOC)との比較を行った。PharmacoEconomics誌2024年7月号の報告。

 フレマネズマブとSOCの有効性および健康関連QOLに関連するデータを分析するため、マルコフモデルで推定回帰モデルを行った。モデルには、さらに文献データを追加した。調整された日本の医療観点には、生産性の損失も含めた。主なモデルアウトカムは、質調整生存年(QALY)、コスト(2022年時点の日本円)、増分費用効果比(ICER)を含む費用増加アウトカムとした。分析は、EM患者とCM患者の個別に実施し、その後組み合わせた。費用と効果は、年率2.0%の割引を行った。

 主な結果は以下のとおり。

・EMとCMを合算した25年間の平均QALYは、SOCで13.03、フレマネズマブで13.15であった。
・関連コストは、SOCで2,755万292円、フレマネズマブで2,837万1,048円であった。
・フレマネズマブ、SOCのいずれにおいても、EM患者はCM患者と比較しQALYが高く、コストが低かった。
・SOCと比較したフレマネズマブの決定論的ICERは、EMで633万4,861円、CMで739万3,824円、EMとCMを合わせて653万398円であった。
・間接コストと平均頭痛日数モデル分析の選択は、ICERに大きな影響を及ぼした。

 著者らは、「日本におけるEMおよびCM患者に対するフレマネズマブ治療は、SOCと比較し、1ヵ月当たりの片頭痛日数の減少、QALYの増加を示した。片頭痛患者に対するフレマネズマブとSOCの費用対効果は、日本公的医療において、ICERが653万398円であった」と報告した。

(鷹野 敦夫)