高まる脳卒中リスク、一般市民の2割は肥満傾向、5割は高血圧

提供元:ケアネット

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公開日:2008/09/16

 

社団法人日本脳卒中協会とファイザー株式会社が脳卒中週間(毎年5月25日~31日)に合わせて行った無料検査イベント(2008年5月8日~28日、東京、広島、大阪、仙台、名古屋の5都市で開催し、合計3,173人が来場)の結果、一般市民の2割は肥満傾向、5割は高血圧であることが分かった。


無料検査イベントでは、脳卒中リスクに関連する検査(血圧、体脂肪率、BMI、腹囲、頸動脈エコー、血管年齢測定)や、喫煙に関する検査、脳卒中後遺症の擬似体験、医師による無料相談などを実施。来場者でBMI測定を受けた人の2割(1,793人中423人)はBMI値が肥満と判定される25を超え、また血圧測定をした人の5割(2,004人中1,002人)が高血圧の診断基準に該当。

また、検査では頸動脈エコー検査と動脈硬化の程度で血管年齢が判定できる血圧脈波検査も実施。頸動脈エコー検査では、高コレステロール、高血圧などが原因で発生するおかゆ状の隆起であるプラーク(脂のかたまり)が血管壁に発見されたことで、自身の脳卒中リスクを初めて認識した人もいれば、血管年齢測定では約半数の人が実年齢以上であり、動脈硬化が進行している可能性が示唆された。

詳細はプレスリリースへ
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2008/2008_09_11.html