標準治療耐性のEGFR陽性肺がんに対するamivantamab+lazertinibの成績(CHRYSALIS-2)/ASCO2022

提供元:ケアネット

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公開日:2022/06/20

 

 EGFRとMETの二重特異性抗体amivantamabと第3世代EGFR-TKIであるlazertinibとの併用が、オシメルチニブおよび化学療法後に進行したEGFR陽性進行非小細胞肺がん(NSCLC)に有効であることが、CHRYSALIS-2試験の結果から示された。米国・コロンビア大学のCatherine A. Shu氏が米国臨床腫瘍学会年次総会(ASCO2022)で報告した。

 EGFR変異陽性NSCLC 患者に対するamivantamabとlazertinibの併用療法の有効性はオシメルチニブ耐性例で示されている。今回は、オシメルチニブとプラチナベース化学療法による後治療などの標準治療全体に耐性のEGFR陽性NSCLCに対する同レジメンを評価したCHRYSALIS-2試験の拡大コホートAのアップデート結果である。

・対象:拡大コホートAに登録された、オシメルチニブまたは第1/2世代EGFR-TKIとその後プラチナベース化学療法、あるいは強度の高い他の治療で進行したEGFR陽性(del19またはL858R)NCSLC(162例)
・方法:amivantamab(最初の28日間は週1回、その後は2週に1回)+lazertinib連日投与した。
・評価項目:
[主要評価項目]奏効率(ORR)
[副次評価項目]奏効期間(DoR)、クリニカルベネフィット率(CBR)、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、有害事象(AE)など

 主な結果は以下のとおり。

・年齢中央値は61.5歳、男性35%、66例、脳転移あり41%(未治療30例、既治療36例)。
・前治療数中央値は3(オシメルチニブ→プラチナベース化学療法23%、第1/2世代EGFR-TKI→オシメルチニブ→プラチナベース化学療法42%、他治療35%)であった。
・観察期間10.0ヵ月におけるORRは33%であった。
・PFS中央値5.1ヵ月、OSの中央値14.8ヵ月、DoR中央値は9.6ヵ月であった。
・AEはほとんどGrade1/2であり、毒性のために投与中断となった患者は57例(35%)、減量された患者は15例(9%)で、2剤とも投与を中止した患者は12例(7%)であった。安全性プロファイルは過去の報告と一致しており、新たな問題は示されなかった。

(ケアネット)