遅発性ジスキネジア治療剤の新薬ジスバルカプセル40mg発売/田辺三菱

提供元:ケアネット

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公開日:2022/06/14

 

 田辺三菱製薬は、「ジスバルカプセル40mg」(一般名:バルベナジン)(小胞モノアミントランスポーター2[VMAT2]阻害剤)について、遅発性ジスキネジア治療剤として2022年5月25日に薬価基準に収載されたことを受け、6月1日に販売を開始した。

遅発性ジスキネジアの治療薬として日本で初めて承認された新薬

 遅発性ジスキネジアは、口腔顔面領域(舌、口唇、顎および顔面)、四肢および体幹の不随意運動を特徴とする神経障害である。重症になれば嚥下障害や呼吸困難を引き起こす可能性があり、重篤な状態になる患者もいるとされる。抗精神病薬(原疾患の治療に用いられる薬剤)などを長期間服用することで起こり、ドパミン受容体の感受性増加等が原因と考えられている。

 本剤は、日本においては初めて遅発性ジスキネジアの治療薬として承認された新薬であり、1日1回服用の経口剤である。

製品概要

販売名:ジスバルカプセル40mg
一般名:バルベナジン
効能・効果:遅発性ジスキネジア
用法・用量:通常、成人にはバルベナジンとして1日1回40mgを経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回80mgを超えないこととする。
包装:100カプセル(10カプセル[PTP]×10)
薬価:40mg 1カプセル 2,331.20円
製造販売承認日:2022年3月28日
薬価基準収載日:2022年5月25日
発売日:2022年6月1日
製造販売元:田辺三菱製薬株式会社
販売元:ヤンセンファーマ株式会社
プロモーション提携:吉富薬品株式会社

(ケアネット 生島 智樹)