肺癌診療ガイドライン2020薬物療法の改訂ポイント/日本肺癌学会2020

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2020/12/22

 

 肺癌診療ガイドラインが改訂され、2020年版が発刊された。第61回日本肺癌学会学術集会の教育講演では、薬物療法領域の変更ポイントについて岡山大学の堀田勝幸氏が発表した。

ドライバー遺伝子変異/転座陽性

EGFR変異陽性
 一次治療におけるゲフィチニブ+カルボプラチン+ペメトレキセドの追加(CQ52 2A)、エルロチニブと血管新生阻害薬の併用がアップデート(CQ52 2A)されるなど改訂された。

ALK融合遺伝子陽性
 二次治療において、アレクチニブの使用のアップデート(CQ59 1C)、新たなALK-TKIブリガチニブが追加(CQ59 2C)されるなど改訂された。

MET遺伝子変異陽性
 MET遺伝子変異陽性が新設され、MET-TKI(テポチニブ、カプマチニブ)の推奨が追加された(CQ62 1C)。

ROS1融合遺伝子陽性
 エヌトレクチニブ使用の推奨が追加された(CQ60 1C)

ドライバー遺伝子変異/転座陰性もしくは不明
 一次治療におけるニボルマブ+イピリムマブ併用がPD-L1 TPS50%以上(CQ64 2C)、1~49%(CQ70 2C)に追加された。

小細胞肺癌
  進展型小細胞肺癌においてのプラチナ製剤併用療法へのPD-L1阻害薬の上乗せについて、プラチナ製剤併用療法+PD-L1阻害薬の使用が推奨された(CQ11 1A)。

(ケアネット 細田 雅之)

参考文献・参考サイトはこちら