お知らせがあります。

  • 2020/06/30 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止への協力として、テレワークを実施しておりますため、弊社カスタマーセンターの電話サポート窓口の休止期間を延長させていただきます。
    お問い合わせにつきましては、各サービスお問い合わせ先に記載されているメールアドレス、またはお問い合わせフォームにてご連絡くださいますようお願いいたします。

    電話窓口休止期間:2020年4月8日(水)~2020年7月31日(金)
    ※状況により、期間を変更する場合もございます。

    また、お問い合わせ状況によりメールによるご返信までにお日にちをいただく可能性がございますので、あらかじめご了承くださいませ。
    ご利用中の皆さまにはご迷惑をお掛けすることもあるかと存じますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
Close

認知症者の向精神薬使用実態と精神症状発現状況

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2016/03/18

 

 認知症者における精神症状と向精神薬の使用率との関連について、米国・ミシガン大学のDonovan T Maust氏らが検討を行った。International journal of geriatric psychiatry誌オンライン版2016年2月18日号の報告。

 対象は、米国高齢者の代表的な全国調査(Aging, Demographics, Memory Study)に参加した70歳超の認知症者414例。認知症の診断は、臨床評価とインフォーマントインタビューに基づいた。収集された情報には、人口統計学、居住地、10項目のNPI(Neuropsychiatric Inventory)、処方薬(抗精神病薬、催眠鎮静薬、抗うつ薬、気分安定薬)が含まれていた。

 主な結果は以下のとおり。

・認知症者414例の41.1%、特別養護老人ホーム入所者のうち84.0%、地域在住者のうち28.6%に向精神薬が処方されていた。
・対象者の23.5%に抗うつ薬が処方されていた。
・薬物治療未実施者の総NPIスコア(4.5)と比較して、抗精神病薬使用者(12.6、p<0.001)、催眠鎮静薬使用者(11.8、p=0.03)はスコアが高かったが、抗うつ薬使用者(6.9、p=0.15)では高くなかった。
・抗精神病薬使用者の多くは、薬物治療未実施者と比較し、精神症状や興奮を呈していた。また、抗うつ薬使用者は、抑うつ症状を呈する傾向が高かった。
・認知症重症度、特別養護老人ホーム入所を加味した多変量ロジスティック回帰分析によると、特別養護老人ホーム入所が向精神薬使用と最も強く関連する特徴であった[オッズ比:抗精神病薬の8.96(p<0.001)~催眠鎮静薬の15.59(p<0.001)]。
・強い精神症状および興奮は抗精神病薬使用と関連し、強い不安および興奮は催眠鎮静薬使用と関連していた。
・強い抑うつ症状および無気力と、抗うつ薬使用との関連はみられなかった。

関連医療ニュース
アルツハイマー病へのBZD、使用頻度の追跡調査
非定型抗精神病薬は認知症に有効なのか
認知症への抗精神病薬、用量依存的に死亡リスクが増加

(鷹野 敦夫)