日循学術集会、見どころはココ!

提供元:ケアネット

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公開日:2014/03/12

 

 日本循環器学会学術集会の開催に先立ち、学会から「学術集会の見どころ」が永井良三会長(自治医科大学)および平田恭信事務局長(東京逓信病院)から発表された。

 今回は、「情報爆発とネットワーク時代の循環器病学」をメインテーマとしており、大量の医療データの扱い方やデータ構築方法などが基礎・臨床の両面で話し合われるのに加え、地域医療と情報ネットワークについても改めて考える機会が作られる。また、昨今問題となっている臨床研究のあり方や利益相反についてのセッションも複数予定され、活発な議論が期待されている。

 今回の学術集会も数多くの演題が予定されているが、演者からは、とくに興味深い/発表数の多い演題として下記が挙げられた。
・循環器疾患関連ビックデータの扱い・構築
・再生医療(血管新生、心筋再生、iPS細胞)
・重症心不全例の治療(人工心臓、心臓移植)
・弁膜症に対するTAVI
・冠動脈疾患例に対する内科と外科のハイブリッド治療
・心房細動例への抗凝固療法
・難治性高血圧例に対する腎デナベーションの効果と懸念
・心臓の分子生物学の第一人者であるChristian Seidman氏の講演
・次世代シークエンサーによる遺伝子解析と医療への応用
・日本の臨床研究のあり方
・女性医師の循環器への参画
・循環器疾患の医療費

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第78回日本循環器学会学術集会
テーマ:情報爆発とネットワーク時代の循環器病学
会期:2014年3月21日(金)~23日(日)
会場:東京国際フォーラム等
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(ケアネット 鈴木 渉)