人工膝関節置換術後の慢性疼痛を予測する術前検査 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2013/10/02 人工膝関節置換術(TKR)後は、施術された患者の約20%に慢性痛がみられる。英国・ブリストル大学のVikki Wylde氏らは、術前の圧力痛覚測定で認められた広範囲の疼痛感作がTKR後の慢性痛と関連している可能性があることを明らかにした。今回の研究は予備的検討であり、さらなる研究が必要であるとまとめている。Osteoarthritis and Cartilage誌2013年9月号の掲載報告。 研究グループは、TKRの術前痛覚閾値と術後の慢性痛の関係について調べるため、TKRが予定されている変形性関節症患者51例を対象として、術前に定量的感覚検査(QST検査)を行い、患膝と前腕の圧痛覚閾値と熱痛覚閾値を評価するとともに、TKR後1年時点における患膝の疼痛をWOMAC疼痛スコアにて評価した。 術前のQST検査における閾値の対照として、データベースから得られた膝の疼痛がない健常者50人のデータを用いた。 主な結果は以下のとおり。 ・術前において、患者群は健常者群と比較し、圧刺激に対する疼痛感作が限局性(膝)および広範性(前腕)に認められた。 ・前腕の術前圧痛覚閾値が、1年後のWOMAC疼痛スコアと有意に相関していた(r=0.37、p=0.008)。 ~進化するnon cancer pain治療を考える~ 「慢性疼痛診療プラクティス」連載中! ・身体の痛みは心の痛みで増幅される。知っておいて損はない痛みの知識 ・脊椎疾患にみる慢性疼痛 脊髄障害性疼痛/Pain Drawingを治療に応用する ・無視できない慢性腰痛の心理社会的要因…「BS-POP」とは? (ケアネット) 原著論文はこちら Wylde V et al. Osteoarthritis Cartilage. 2013 Sep;21(9):1253-6. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] ワクチン接種率向上のための介入、有効な要素は?/BMJ(2026/04/27) 虚血性脳卒中の2次予防、asundexian追加が有効性示す/NEJM(2026/04/27) 静脈インターベンションの世界からの新しいエビデンスの登場―詰まった静脈もやはり広げればよいのか?(解説:山下侑吾氏)(2026/04/27) Z薬の使用と全死亡率との関係~メタ解析(2026/04/27) 高齢者の貧血で認知症発症リスクが約1.66倍に上昇(2026/04/27) CD19-CAR-T細胞療法/日本造血・免疫細胞療法学会(2026/04/27) 生菌製剤と食物繊維、肺がんに対するICIの効果を増強か/日本呼吸器学会(2026/04/27) 腹部脂肪は心不全リスクと関連/AHA(2026/04/27) 若年女性で膵がん増加の兆候~日本全国データ解析(2026/04/27)