椎間関節の重度変形性関節症は高齢者腰痛の独立リスク因子 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2013/09/20 高齢者の腰痛に、椎間関節の変形性関節症(OA)は関与しているのだろうか。米国・VA Puget Sound Healthcare System/ ワシントン大学のPradeep Suri氏らは、フラミンガム子孫コホートの高齢者を対象に検討した。その結果、CT画像で確認された重度椎間関節OAの存在と程度は、社会人口統計学的および健康要因や椎間板高とは独立して地域の高齢者の腰痛と関連していることが示されたと報告した。Osteoarthritis and Cartilage誌2013年9月号の掲載報告。 研究グループの目的は、CTによる椎間板高狭小化測定などを用いた評価で、椎間関節の重度OAと高齢者腰痛との関連を明らかにすることであった。 対象は、フラミンガム子孫コホートの高齢者252例(平均年齢67歳)で、CTによりL2~S1の椎間板高と腰部椎間関節OAを4段階の半定量的スケールで評価した。 腰痛は、患者報告にて過去12ヵ月間「ほぼ毎日」また「毎日」痛みがあるものと定義した。 主な結果は以下のとおり。 ・椎間関節の重度OAの頻度は、腰痛がある高齢者が、腰痛がない高齢者より高かった(63.2% vs 46.7%、p=0.03)。 ・多変量解析の結果、椎間関節の重度OAの存在は腰痛と有意に関連していた(オッズ比[OR]:2.15、95%信頼区間[CI]:1.13~4.08)。 ・重度OAの関節が増えるごとに、腰痛のリスクが大きくなった(1関節あたりのOR:1.20、95%CI:1.02~1.41)。 ~進化するnon cancer pain治療を考える~ 「慢性疼痛診療プラクティス」連載中! ・脊椎疾患にみる慢性疼痛 脊髄障害性疼痛/Pain Drawingを治療に応用する ・無視できない慢性腰痛の心理社会的要因…「BS-POP」とは? ・「天気痛」とは?低気圧が来ると痛くなる…それ、患者さんの思い込みではないかも!? (ケアネット) 原著論文はこちら Suri P et al. Osteoarthritis Cartilage. 2013 Sep;21(9):1199-206. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] PD-L1陽性胃がん、周術期serplulimab療法でEFS改善(ASTRUM-006)/Lancet(2026/06/11) 降圧薬の有害事象による中止、薬剤クラスで差/JAMA(2026/06/11) 脳梗塞治療と心筋梗塞治療の類似性と相違(解説:後藤信哉氏)(2026/06/11) 肥満や食嗜好に関係する社会的要因は何か/日本糖尿病学会(2026/06/11) ロルラチニブのALK陽性肺がん1次治療、7年後もPFS中央値に到達せず(CROWN)/ASCO2026(2026/06/11) CDK4/6阻害薬治療後のER+/HER2-進行乳がん、giredestrant+エベロリムスがPFS2を改善(evERA BC)/ASCO2026(2026/06/11) HSV脳炎後の自己免疫性脳炎に注意、2026年GLでフロー新設/日本神経学会(2026/06/11) 不眠の重症度は日本人の認知症リスクに影響するか?(2026/06/11) 米国、麻疹排除国の地位を失う瀬戸際に(2026/06/11)