「フェマーラ」、タモキシフェン治療終了後、数年の無治療期間を経て投与を開始しても乳がん再発リスクの減少に有効 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2008/03/21 ノバルティスは、タモキシフェンによる治療終了後、1年から最長7年後であっても「フェマーラ」(レトロゾール)による治療を開始することで、乳がん再発リスクの減少が期待できるという新たな解析結果が「ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー」誌に掲載されたと発表した。カナダ国立がん研究所臨床試験グループが、MA.17試験において当初プラセボ投与群であった患者の評価を行い、非盲検化後の結果を探索的に解析したもの。タモキシフェンの推奨治療期間である5年を完了してから数年以内に「フェマーラ」による治療を開始した患者群では、「フェマーラ」の投与を受けなかった患者群に比べ、乳がんの再発リスクが63%減少した。さらに、遠隔転移のリスクも61%低下。「フェマーラ」を開始するまでの期間の中央値は31ヶ月。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2008/pr20080318.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 閉経前乳がん術後、卵巣機能抑制の上乗せ効果/NEJM ジャーナル四天王(2018/06/14) タモキシフェンが乳がん診断後の体重増加に関連していた 医療一般(2023/02/06) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 母体HIVウイルス量、母子感染に与える影響は?/Lancet(2025/07/25) ミトコンドリアDNA疾患女性、ミトコンドリア置換で8児が健康出生/NEJM(2025/07/25) “早期乳癌”の定義を変更、「乳癌取扱い規約 第19版」臨床編の改訂点/日本乳癌学会(2025/07/25) 臨床研究への患者・市民参画のいまとこれから/日本リンパ腫学会(2025/07/25) 抗精神病薬の早期処方選択が5年後の体重増加に及ぼす影響(2025/07/25) スタチンはくも膜下出血リスクを下げる?~日本のレセプトデータ(2025/07/25) 経尿道的高周波治療が間質性膀胱炎患者の骨盤痛を緩和(2025/07/25)