【トピック】孤独な人は脳卒中になりやすい 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2008/02/11 米国医学誌『Stroke』に発表された厚生労働省研究班の調査によると、家族や友人、恋人などの社会的な支えが少ない人ほど脳卒中による死亡のリスクが高くなることがわかった。調査は1993年から約10年間、40歳から69歳の男女約4万4000人に対して行ったもので、周囲の支えに関するアンケートとして、▽一緒にいると心が落ち着き安心できる人はいるか、▽週1回以上話す友人は何人か、▽自分の行動や考えに賛成し支持してくれる人はいるか、▽秘密を打ち明けられる人はいるか、を尋ねて点数化、それを4グループに分けた。その結果、社会的な支えの最も少ないグループは最も多いグループより脳卒中による死亡が1.5倍に及んだという。また男性では1.6倍、女性でも1.3倍となり、特に65以上の男性では周囲の支えが少ない人ほど脳卒中の発症リスクが高まった。論文アブストラクトはこちらhttp://stroke.ahajournals.org/cgi/content/abstract/STROKEAHA.107.496695v1 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 小児心臓弁膜症、部分心臓移植は実現可能か/JAMA(2025/09/10) 「かぜ」への抗菌薬処方、原則算定不可へ/社会保険診療報酬支払基金(2025/09/10) がん患者への早期緩和ケア、終末期の救急受診を減少(2025/09/10) 双極症に対する気分安定薬使用が認知機能に及ぼす影響〜メタ解析(2025/09/10) 日本女性、出産意欲の向上に関連する要素は?/神奈川県立保健福祉大学(2025/09/10) AIによる診療記録作成で医師のバーンアウトが減少(2025/09/10) 肺切除後の肺瘻リスク、低侵襲開胸手術で軽減の可能性(2025/09/10)