国内患者数は推定240万人 腰部脊柱管狭窄症患者の行動実態調査より 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2010/09/16 大日本住友製薬株式会社は10日、腰部脊柱管狭窄症の患者およびその疑いのある人の意識や行動実態を把握するための調査を実施し、その結果を発表した。調査は、40歳代以上の男女8万人を対象に行われた。その結果、人口構成比などを考慮して算出したところ、国内における腰部脊柱管狭窄症の推定患者数は約240万人(40歳以上人口の3.3%)いることがわかった。そのうち、腰部脊柱管狭窄症と診断されている患者は推定65万人(31.5%)とされる。最も特徴的な症状は、「しびれや痛みはしばらく歩くと強くなり、休むと楽になる」(64.5%)と「太ももからふくらはぎやすねにかけて、しびれや痛みがある」(63.2%)という回答からわかるように、「間欠跛行」である。しびれや痛みは、悩みとしても挙げられているように「歩くのが辛い」(16.9%)や、「長時間歩けない」(10.2%)といった回答があり、「外出しなくなった」(14.0%)「旅行やレジャーをしなくなった」(6.2%)など、患者自身の楽しみが奪われている傾向もうかがえた。また、生活面の困難だけでなく、精神的な苦痛を訴える声も少なからずあった。「消極的になった、非活動的になった、意気消沈」(2.8%)、「憂鬱になった、気分が重くなった、暗くなった」(2.3%)など精神面への影響もあらわれており、精神的な苦痛と捉えられる回答を合算すると15.3%に上った。症状に対する治療の意識は、「とても改善したい」が70.5%、「やや改善したい」が19.6%と、合わせて90%以上と極めて高かった。また、しびれや痛みの程度が強いほど、治療に対する意識が高いことも明らかになった。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.ds-pharma.co.jp/news/pdf/ne100910.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] mRNAインフルエンザワクチンが「速い」「安い」「確実」を実現するかもしれない(解説:栗原宏氏)(2025/12/31) MASH(代謝異常関連脂肪性肝炎)に対するGLP-1/グルカゴン共受容体作動薬ペムビドチド24週間治療の成績;肝線維化ステージは改善せず(解説:相澤良夫氏)(2025/12/31) 子宮頸がん検診の選択肢に自己採取HPV検査を支持/米国がん協会(2025/12/31) がん免疫療法、投与時刻が効果に影響(2025/12/31) 認知機能低下のサインは運転行動に現れる?(2025/12/31) 疼痛治療薬の副作用が心不全の誤診を招く?(2025/12/31) お尻の形で糖尿病リスクを予測できる?(2025/12/31) 健康診断の新視点、筋肉量指標で高血圧リスクを見える化(2025/12/31) 飛行機や病院の空気中の微生物は皮膚由来の無害な細菌が優勢(2025/12/31)