富士フイルム子会社が肺がんの新規RI標識抗体を開発 米国核医学会にて発表 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2010/06/10 富士フイルム株式会社の子会社である、株式会社ペルセウスプロテオミクスと富士フイルムRIファーマ株式会社は8日、肺がんの新規RI標識抗体を開発し、その成果を6月7日(日本時間6月8日)に米国ソルトレークシティーで開催された米国核医学会において発表した。ペルセウスプロテオミクスは、東京大学先端科学技術研究センターと共同でヒト遺伝子の発現解析により、がん細胞に特異的に発現するたんぱく質を特定し、そのたんぱく質が肺がん、膵(すい)がん、大腸がんをはじめとする広範ながんで高く発現することを見いだしたという。ペルセウスプロテオミクスはこのたんぱく質に対する抗体を作製し、富士フイルムRIファーマとの共同研究により、その中からがん組織に集積性が高く、かつ正常組織への影響が少ない抗体をイットリウム(Y-90)で標識することに成功した。この「Armed抗体」が、マウスの肺がんモデルにおいて顕著な腫瘍の増殖抑制効果を示すことを確認し、今回の発表に至ったとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0400.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 希釈式自己血輸血、心臓手術時の同種血輸血を減じるか/NEJM(2025/07/01) 経口セマグルチドはASCVDかつ/またはCKDを合併した肥満2型糖尿病患者の心血管イベントを減らす(解説:原田和昌氏)(2025/07/01) 非定型うつ病に対する薬理学的治療の比較〜ネットワークメタ解析(2025/07/01) TN乳がん術前ペムブロリズマブ併用化学療法、ddAC vs.AC(2025/07/01) 不適切な医療行為は一部の医師に集中~日本のプライマリケア(2025/07/01) 糖尿病と高血圧の併発が命を脅かす(2025/07/01) 電子タトゥーが脳への負担を測定(2025/07/01) 脳全体のアミロイドβとタウタンパク質の蓄積量は性別によって異なる(2025/07/01) 妊娠中のカルシウム摂取量が子供のうつ症状に関連か(2025/07/01)