乳幼児のロタウイルス胃腸炎予防ワクチンを国内で承認申請 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/12/02 グラクソ・スミスクライン株式会社は30日、11月27日付で、ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン(海外での製品名:Rotarix)の承認申請を行ったと発表した。申請したワクチンは、乳幼児のロタウイルス胃腸炎の早期予防を目的として使用される2回接種の経口ワクチンで、ロタウイルスに対するワクチンの承認申請は国内初となる。また、同社にとってこのワクチンは10月に承認になった子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス」、10月16日に申請した新型A(H1N1)インフルエンザワクチンに続くワクチンとなる。このたび国内で承認申請したRotarixはロタウイルスによる胃腸炎を予防する、弱毒化されたヒトロタウイルスの経口ワクチン。5つの大陸に渡って実施された世界規模の臨床試験では、現在出現しているG9ロタウイルス株を含む最も流行しているウイルス株(G1および非G1ロタウイルス株)に対して予防効果が認められた。現在Rotarixは、乳幼児を対象に凍結乾燥製剤あるいは液剤として世界116ヵ国で承認を取得している。日本では液剤の製造販売承認を申請済み。Rotarixは、2009年6月5日にWHO(世界保健機関)から事前認定(prequalification)を取得しており、さらに各国のワクチン接種プログラムにロタウイルスワクチン接種を含むことがWHOの専門家による顧問団(Strategic Advisory Group of Experts、SAGE)により推奨された。Rotarixは2回の接種により、生後早い時期からロタウイルス胃腸炎に対する予防が可能となる。詳細はプレスリリースへhttp://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_07/P1000596.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] ジャガイモ、調理法によって糖尿病リスクに違い /BMJ(2025/08/15) 妊娠中のST合剤予防投与、出生アウトカムを改善せず/NEJM(2025/08/15) 再発/難治性の多発性⾻髄腫治療薬トアルクエタマブを発売/J&J(2025/08/15) 進展型小細胞肺がんへの免疫化学療法、日本の実臨床データ(2025/08/15) 母親の産前、産後うつ病と子供の自閉スペクトラム症との関係〜メタ解析(2025/08/15) 腰痛の重症度に意外な因子が関連~日本人データ(2025/08/15) 救急診療所では不適切な処方が珍しくない(2025/08/15) 糖尿病女性の診察では毎回、妊娠希望の意思確認を(2025/08/15)