「包括的眼科検診」のすすめ 受けたことがない人は70%以上

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2009/12/03

 



ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーは27日、眼科検診に対する考えや受診率、視力に対する意識の調査を目的に、グローバル規模で実施した「日本を含む世界13カ国における眼科検診の実態調査-2008 Global Eye Exam Study」の中から、日本における眼科検診の実態について発表した。

調査は、日本、中国、香港、台湾、シンガポール、韓国、オーストラリア、ロシア、フランス、イタリア、英国、米国、ブラジルの13ヵ国、合計6,500名(1ヵ国につき500名)の、経済的に自立した18歳から54歳の男女を対象に行われた。調査時期は、2008年4月~7月。

調査から、日本人の約8割(76%)は、五感のうち「視覚」を最も重要な感覚とあげているにもかかわらず、半分以上(56%)が眼の健康状態を「良い」とは感じていないことがわかった。

さらに、目の機能や眼疾患の有無を確認する検査と眼科医による分析などを含む「包括的眼科検診」を全く受診したことがない人が7割(72%)と多く、その理由としては「時間がない」(33%)がトップで、先進国の中では群を抜いていた。日本人のほとんどが視覚(視力)のトラブルを経験しており、その最も多い原因として、長時間にわたるパソコン操作が考えられるという。加えて、テレビを長時間見続ける、携帯電話のモニターを見る、小さなビデオゲームで遊ぶなど、現代人の眼が過酷な環境に曝されていることがうかがわれる。

詳細はこちら
http://acuvue.jnj.co.jp/corp/press/p0057.htm