サケ白子の蛋白分解物「プロタミン分解ペプチド」による口中内カンジダ菌の減少を確認

提供元:ケアネット

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公開日:2009/10/26

 



ロート製薬株式会社は20日、近年増加傾向にあり、QOLの低下をもたらす「ドライマウス(口腔乾燥)」について研究を行い、サケ白子の蛋白分解物「プロタミン分解ペプチド」が『口中内カンジダ菌』を減少させることを人での臨床試験において確認したと発表した。

『口中内カンジダ菌』は、ドライマウス(口腔乾燥)により増加することが多く、増加すると口中環境を悪化させ、痛みや炎症といった症状を引き起こす場合があることがわかっている。従来、この“カンジダ菌の増加”は重篤な場合以外は見過ごされていて、新たなアプローチが求められていたという。

サケ白子の蛋白分解物である「プロタミン分解ペプチド」は食経験が豊富な素材で、手軽に用いることができ、ドライマウス対策の幅を広げる有用な素材であると考えているとのこと。

なお、今回の成果は第20回日本老年歯科医学会(2009年6月、横浜)にて発表したとのこと。

詳細はプレスリリースへ
http://www.rohto.co.jp/comp/news/?n=r091020