iPhoneは医療分野でどのような可能性があるのか-在宅医療と遠隔医療での新サービス 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/10/19 ソフトバンクテレコム株式会社は16日、「iPhone最新活用事例と今後の可能性について」の記者説明会を開催した。その中で医療・教育分野でのiPhoneによる新しい取り組みの報告がなされた。医療分野からは遠隔医療と在宅医療での活用事例が報告された。遠隔医療は、ジェイマックシステムとソフトバンクテレコム社との協業によるiPhoneを活用した医療画像コンサルトのサポートサービス。鹿児島県霧島市の霧島市立医師会医療センター、福岡県福岡市の国家公務員共済組合連合会 浜の町病院、北海道札幌市の医療法人 禎心会病院、岐阜県岐阜市の岐阜県総合医療センターが共同研究に参加している。医療機関内で撮影したCT、MRI などの検査画像をジェイマックシステム社製 DICOM ビューア「VOX-BASE II」を使ってPDF 化、メール添付機能を用いて各専門医が持つ iPhone に送信することで、現場の担当医と院外の専門医が検査画像を共有しながら、迅速に救急処置の相談ができる。さらにiPhone では、画面に直接触れて画像を拡大(ピンチイン・ピンチアウト)して患部を確認することや、グループ通話サービス機能を活用し、画像を見ながら院内および院外の複数の担当医師が遠隔カンファランスするといったことも可能という。在宅医療は医療法人社団プラタナス「桜新町アーバンクリニック」の事例で、在宅患者の診療録をiPhoneを使って外部から閲覧できたり、診療録や紹介状を作成・fax送信しているケースが報告された。いずれのサービスにおいても、iPhoneが端末に選ばれている理由は、利便性や画質、さらにセキュリティ面の優位性という。 ●iPhoneを活用した遠隔医療画像コンサルトのプレスリリースはこちらhttp://www.j-mac.co.jp/other/news091015.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 紹介状に不満がある医師は約7割!その紹介の実態は?/1,000人アンケート 医療一般(2022/03/31) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 再発を伴わない二次性進行型多発性硬化症、tolebrutinibが障害進行リスク抑制/NEJM(2025/04/25) 米国出生率、中絶禁止導入州で上昇/JAMA(2025/04/25) 症状のない亜鉛欠乏症に注意、亜鉛欠乏症の診療指針改訂(2025/04/25) サブタイプ別転移乳がん患者の脳転移発生率、HER2低発現の影響は(2025/04/25) 2年間のフレマネズマブ治療の有効性および継続性〜国内単一施設観察研究(2025/04/25) 遺伝性アルツハイマーへのgantenerumab、発症リスク低下に有効か(2025/04/25) tenecteplase、脳梗塞治療でアルテプラーゼと同等の効果(2025/04/25) 低ホスファターゼ症の新たな歯科症状が明らかに―全国歯科調査(2025/04/25)