H1N1新型インフルエンザワクチンの治験開始 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/09/18 ノバルティス ファーマ株式会社は、16日より日本国内で、H1N1新型インフルエンザワクチン(海外での製品名:Celtura)の治験(臨床試験)を自主的に開始したと発表した。この治験が、同社の治験用H1N1新型インフルエンザワクチンとしては、日本で初めての接種となる。16日に鹿児島市内の医療機関で100人の成人を対象に本ワクチンの接種を開始し、18日から大阪市内の医療機関で、残り100人の成人への接種が開始される予定だという。今回治験を行うワクチンは、アジュバント(免疫賦活剤、MF59)を添加した最新の技術を用いた細胞培養による新型インフルエンザ(ブタ由来インフルエンザA/H1N1)ワクチン。治験では本ワクチンを2回注射し、200人の健康成人を対象に行い、安全性を確認後、120人の小児(生後6カ月~19歳)の治験を開始する予定だ。今回の治験の主な評価項目は、有効性(免疫原性)と安全性を評価し適切な接種量と回数を検討する。治験の終了は、成人で11月、小児で12月を予定している。なお、このワクチンについては、先日、英国で100名を対象に実施した臨床試験において、7.5μgの接種により抗体反応が1回目の接種で80%の被験者に、2回目の接種後は90%以上の被験者で確認されるなど、その高い有効性が報告されている。また、もっとも頻度が高かった副反応は注射部位の疼痛で、良好な忍容性を示したとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090916.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] DES留置後1年以上の心房細動、NOAC単剤vs.NOAC+クロピドグレル併用/NEJM(2025/12/12) 妊娠中の体重増加と母体および新生児の臨床アウトカムの関連/BMJ(2025/12/12) ウォートンゼリー由来間葉系幹細胞の冠動脈内注入は心筋梗塞後の心不全を予防するかもしれない(解説:原田和昌氏)(2025/12/12) ER+/HER2-早期乳がん術後ホルモン療法、giredestrant vs.標準治療(lidERA)/SABCS2025(2025/12/12) ベンゾジアゼピンの使用は認知症リスクにどの程度影響するのか?(2025/12/12) 小児期の肥満は成人後に診療数が多くなる(2025/12/12) AIモデルが臓器ドナーの死亡タイミングを予測(2025/12/12) 脂肪由来の幹細胞が脊椎圧迫骨折の治癒を促進(2025/12/12) アトピー性皮膚炎患者に最適な入浴の頻度は?(2025/12/12)