前立腺がん治療薬TAK-700の臨床第2相試験開始 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/09/16 武田薬品工業株式会社は11日、同社子会社であるMillennium Pharmaceuticals, Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「ミレニアム社」)が、武田薬品が開発を進めている前立腺がん治療薬TAK-700について、進行性前立腺がん患者を対象とした臨床第1/2相試験における第2相部分を開始したと発表した。同薬は、非ステロイド系の男性ホルモン合成酵素阻害薬で、男性ホルモンの生成に重要な役割をもつ酵素(17,20-リアーゼ)に強力に結合し、その働きを阻害することが前臨床試験で認められているという。この作用により、同薬は、精巣および副腎の両方に由来する男性ホルモンの生成を抑制し、抗腫瘍効果を示すとのこと。同試験は、一般的なホルモン療法に抵抗性を示し、かつ、化学療法を受けていない転移性の前立腺がん患者を対象に、同薬の安全性および有効性を検討するためのオープン試験。主要評価項目では、安全性および忍容性を、また副次評価項目では、有効性および体内薬物動態を検討する。詳細はプレスリリースへhttp://www.takeda.co.jp/press/article_35179.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 悪性黒色腫への術前ニボルマブ+イピリムマブ、EFSを大きく改善(NADINA)/NEJM(2024/06/17) イサツキシマブ+VRd、移植非適応多発性骨髄腫の1次治療に有効/NEJM(2024/06/17) ストレスチェックで、その後の精神疾患による長期休職が予測できるか(2024/06/17) 糖尿病とがんの相互関連性、最新の知見は?/日本糖尿病学会(2024/06/17) くも膜下出血の発症リスクが上がる/下がる薬は?(2024/06/17) 導入化学療法後の転移HER2-乳がん、ペムブロリズマブ維持療法で効果持続(2024/06/17) 切除不能大腸がん肝転移に対する肝移植の有効性(TransMet)/ASCO2024(2024/06/17) 体調不良のまま働くタクシー運転手の交通事故リスク(2024/06/17)