進行性乳がんを対象としたアバスチンの第III相臨床試験で無増悪生存期間の延長を確認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2008/12/10 中外製薬株式会社の5日の発表によると、スイスのF.ホフマン・ラ・ロシュが、アバスチン(一般名:ベバシズマブ)のRIBBON-1試験においてアバスチンと化学療法を併用した場合、化学療法単独と比較して、主治医評価に基づいて、主要評価項目である乳がん女性患者の病勢の進行がない生存期間(いわゆる無増悪生存期間)の延長を達成したと発表したという。RIBBON-1試験は、乳がん患者にXelodaやanthracyclineベースの化学療法と併用した場合のアバスチンの有用性を示した初めての第III相臨床試験で、taxaneベースの化学療法と併用した場合に示されているアバスチンの有用性を更に強固に実証している。試験の結果は、アバスチンは転移性HER-2陰性乳がんの一次治療として、いくつかの実臨床で汎用されている化学療法との効果的な組み合わせにより、無増悪生存期間をより延長できることを更に証明するものであるとしている。ロシュ社はこの試験のデータを、今後開催される関連学会で発表する予定だという。詳細はプレスリリースへhttp://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=OCHZEELXWICTICSSUIHCFEQ?documentId=doc_12643&lang=ja 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] コントロール不良の高血圧、zilebesiran単回投与の上乗せが有効/JAMA(2025/06/06) GLP-1/GCG作動薬mazdutideの減量効果は?/NEJM(2025/06/06) 局所進行膵腺がん、腫瘍治療電場療法(TTフィールド)の上乗せでOS延長(PANOVA-3)/ASCO2025(2025/06/06) 進行尿路上皮がん維持療法、アベルマブ+SGがPFS改善(JAVELIN Bladder Medley)/ASCO2025(2025/06/06) EGFR-TKI既治療のNSCLC、HER3-DXdの第III相試験結果(HERTHENA-Lung02)/ASCO2025(2025/06/06) ESR1変異のER+/HER2-進行乳がん、vepdegestrantがフルベストラントよりPFS改善(VERITAC-2)/ASCO2025(2025/06/06) 抗精神病薬の減量、D2受容体親和性と再発との関連(2025/06/06) 口唇ヘルペスウイルスがアルツハイマー病リスクと関連か(2025/06/06)