クロストリジウム・ディフィシル感染症治療薬「フィダキソマイシン」 アステラスが日本で独占的開発・販売へ 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2012/04/02 アステラス製薬は30日、米国のバイオ医薬品会社オプティマー社(英名:Optimer Pharmaceuticals, Inc.)と、同社のクロストリジウム・ディフィシル感染症治療薬である「Fidaxomicin(フィダキソマイシン)」について、日本における独占的開発・販売契約を2012年3月29日(米国時間)に締結したと発表した。「フィダキソマイシン」はオプティマー社が開発した新規の作用機序と選択的な抗菌スペクトルを有する経口の大環状抗菌剤で、同社の欧州子会社であるアステラス ファーマ ヨーロッパ Ltd.が、2011年2月に欧州、中東、アフリカ、独立国家共同体(CIS)の地域における本剤の独占販売権を、オプティマー社より取得している。欧州においては、「DIFICLIR」という製品名で販売の準備段階にあるという。また、日本国内においては同剤の開発は行われていないが、今後、同社が開発を進めていくとのこと。なお、欧米で実施されたクロストリジウム・ディフィシル感染症患者を対象とした第III相臨床試験において、同剤はバンコマイシンと同等の臨床治療効果が確認されているという。また、バンコマイシンに対して統計学的に有意に優れた総合治療効果と再発抑制効果があることも認められているとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/post-141.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 非輸血依存性サラセミア、mitapivatは新たな経口治療薬として有望/Lancet(2025/07/17) 脳卒中後の慢性期失語症、C7神経切離術+集中的言語療法が言語機能改善/BMJ(2025/07/17) ますます循環器の後追いのStroke Neurology?(解説:後藤信哉氏)(2025/07/17) 新型コロナでがん患者の自宅看取りが増加/がん研究センター(2025/07/17) ペムブロリズマブがHER2陽性切除不能胃がん1次治療に承認、14年ぶりのパラダイムシフト(2025/07/17) GLP-1受容体作動薬、高齢者はBMI低下の一方でサルコペニア加速(2025/07/17) 砂糖/人工甘味料入りドリンクはアルツハイマー病リスクを高める可能性あり(2025/07/17) 自己免疫疾患は気分障害リスクを高める(2025/07/17) 2型糖尿病のHbA1cコントロールにピアサポートアプリが有効か(2025/07/17)