リアルタイムPCR 法による検出キットが発売 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/12/10 扶桑薬品工業株式会社は7日、同社と公立大学法人大阪府立大学が産学共同で開発し、タカラバイオ株式会社に実施許諾しているカンピロバクター検出のためのプライマー配列(細胞膨化致死毒素:Cytolethaldistending toxin 遺伝子のC サブユニットをターゲット)について、新たにタカラバイオ社より、リアルタイムPCR 技術を組み合わせたカンピロバクター属菌の2菌種を特異的かつ迅速に検出・同定する「CycleavePCR Campylobacter (jejuni/coli) Typing Kit」を発売すると発表した。新発売の同製品は、従来品に比べ、より迅速に(約1.5 時間)、また高感度にC. jejuni, C. coli の両菌種の同定が可能。1~2 日間程度増菌培養と組み合わせることにより、検体中に含まれるわずかな数の菌も短時間で検出できる。本菌によるアウトブレイク(集団事例)発生時の感染源の特定や食品等の製造工程管理、工場衛生管理などにおいて極めて有用性が高く、市場性が高いものと期待されるという。なお、同製品の製造販売は、タカラバイオ社が独占的に行うが扶桑薬品工業には販売額に応じてロイヤルティ収入が支払われるとのこと。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.fuso-pharm.co.jp/news_topics/pdf/2009_12_07.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] TAVIへの脳塞栓保護デバイス、手技関連脳卒中を低減するか/NEJM(2025/07/08) 肥満症治療に変革をもたらすチルゼパチドへの期待/リリー(2025/07/08) 精神科医療現場の突然死に関連する要因と予防戦略(2025/07/08) サルコペニア・フレイル、十分なエビデンスのある栄養療法とは?初の栄養管理ガイドライン刊行(2025/07/08) 切迫性尿失禁の治療、マインドフルネスと脳刺激が有効か(2025/07/08) 高血圧に関する米国人の誤解の多さが明らかに(2025/07/08) 肥満を伴う閉塞性睡眠時無呼吸症候群、治療法の好みに医師と患者で違い(2025/07/08) 家庭における犬と猫の共存、その成功因子が明らかに(2025/07/08)