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冠動脈多枝病変に対するCABGとPCI、長期効果はどちらが優れる?

冠動脈多枝病変に対する冠動脈バイパス移植術(CABG)と経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の長期予後は同等であり、いずれを選択するかは他の予後因子に関する患者の好みを考慮して決めるべきであることが、無作為化試験の共同解析の結果から明らかとなった。冠動脈多枝病変の治療選択肢としてのCABGとPCIについては、これまで手技に関する無作為化試験は実施されてきたが、代表的なサブグループの死亡率に及ぼす治療法別の長期的な効果は明確にされていなかったという。アメリカStanford大学医学部のMark A Hlatky氏が、Lancet誌2009年4月4日号(オンライン版2009年3月20日号)で報告した。10の無作為化試験のプール解析研究グループは、治療が死亡率に及ぼす効果が患者背景によって変化するか否かを検討するために、無作為化試験のデータに関する共同解析を行った。ベースライン時の患者背景に基づいてCABGとPCIの効果を比較した10の無作為化試験のデータについてプール解析を実施した。層別化に基づく変量効果Cox比例ハザードモデルを用いて、無作為に割り付けられた治療法の全死亡に及ぼす影響を評価し、その臨床的な患者背景との相互関連について検討した。6年後の死亡率は、CABG群15%、PCI群16%と同等10試験に登録された7,812例のデータが解析の対象となった。PCIは、6試験ではバルーン血管形成術が、4試験ではベアメタルステント留置術が施行されていた。フォローアップ期間中央値5.9年の時点で、CABG群の3,889例中575例(15%)が死亡したのに対し、PCI群の死亡例は3,923例中628例(16%)であり、両群間に有意な差は認めなかった(ハザード比:0.91、p=0.12)。糖尿病患者(CABG群:615例、PCI群:618例)の死亡率はPCI群よりもCABG群で実質的に低かった(12.3% vs. 20.0%)が、非糖尿病患者では両群間に差はなく(7.6% vs. 8.1%)、糖尿病の有無別には有意な差が見られた(p=0.014)。年齢別の解析では、治療法によって死亡率に変化が見られ、55歳未満ではCABG群5.5%、PCI群5.0%(ハザード比:1.25)、55~64歳ではそれぞれ8.0%、9.4%(同:0.90)、65歳以上では11.0%、14.7%(同:0.82)であり、年齢層間に有意差を認めた(p=0.002)。罹患血管数や他の患者背景による違いは確認されなかった。著者は、「冠動脈多枝病変患者では、CABGあるいはPCI施行後の長期的な死亡率は同等であり、それゆえ治療法の選択の際は他の予後因子に関する患者の好みを考慮して決定すべきである」と結論し、「糖尿病患者と65歳以上の患者では、CABGで死亡率が低かったことから、より優れた治療選択肢となる可能性がある」と指摘している。(菅野守:医学ライター)

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かかりつけ医に、うつ病重症度判定の報酬インセンティブを導入したが……:イギリス

イギリスでは2006年4月以降、NHS(国民健康保険制度)のQOF(quality and outcomes framework)契約を結ぶかかりつけ医に対し、初診時全患者について、公認された3つの評価表(PHQ-9、HADS、BDI-II)のいずれかを用いて、うつ病重症度評価を行う報酬インセンティブを導入している。目的は、中等度~重度うつ病患者の過少治療(特に抗うつ薬投与)を改善することにある。サウサンプトン大学プライマリ・ケア部門のTony Kendrick氏らは、制度導入後のかかりつけ医の抗うつ薬の処方率と精神科専門医等への紹介率をカルテデータから調べ、狙い通り改善が図られているのか調査を行った。BMJ誌2009年3月28日号(オンライン版2009年3月19日号)掲載より。検査実施率は着実に増えている一方、評価ツールの精度、有用性に疑問の声原則として評価表でスコアが高かった患者は、必要な介入がより大きいことを示す。しかしQOFガイダンスでも、治療評価はスコアだけをあてにするのではなく、身体的障害やうつ病既往歴、患者の希望を考慮するよう推奨している。また評価表は、それぞれ開発・設計目的が少しずつ異なっており、うつ病重症度の「ゴールドスタンダード」はない。HADS(hospital anxiety and depression scale)はうつ病患者を同定する検査ツールであり、BDI-II(Beck depression inventory第2版)はうつ病重症度を測定する診断ツール、そしてPHQ-9は検査と診断の両評価を兼ね備えたものとして開発された。そのためNHSによれば、公認評価表の診断時活用は、2006~2007年の平均81%から、2007~2008年は平均91%にアップしたと報告されているが、一方でかかりつけ医がスコア結果を無視している実態がありツールの精度や有用性について議論が続いているという。高齢患者、共存症患者への治療率が低いそうした背景の中でKendrick氏らは、サウサンプトン、リバプール、ノーフォークの3地域からかかりつけ医38人の協力を得て、2006年4月から2007年3月の間に、うつ病評価を行った患者2,294例のカルテデータを解析した。結果、使用された評価表の内訳は、PHQ-9が1,658例、HADSが584例、BDI-IIが52例。広く使われていたPHQ-9とHADS患者群(2,242例)で、抗うつ薬処方率は79.1%、専門医等の紹介率は22.8%。処方率および紹介率は、より高度な重症度スコアと有意に相関していた。ただし評価表別に見ると、PHQ-9群では83.5%の患者が中等度~重度患者と分類されている一方、HADSでの同分類患者分類の割合は55.6%という違いが見られた。また、QOFで特に重視すべきスクリーニング対象としている高齢患者(65歳以上)、あるいは共存症(虚血性心疾患、糖尿病など)を有する患者について、治療に結びついている割合が、それぞれの対照群と比べると低いことが明らかになった。Kendrick氏は、「かかりつけ医は、評価表スコアだけに頼らずうつ病治療の評価を行っており、スコア結果と実際の治療とは相反している実態が明らかになった。今回の結果は、治療を行うことが妥当である、臨床的な判断とも一致する、とかかりつけ医が患者分類の手段として容認できるよう、推奨スコアの変更を行う必要があることを示唆するものである」と結論している。

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BMI最適値が判明、90万人の解析から

BMIは単独で死亡の強力な予測因子であり、死亡率は22.5~25.0kg/m2で最も低く、この範囲以上でも以下でも死亡率が上昇することが、Prospective Studies Collaboration(PSC)の研究グループが実施した共同解析で明らかとなった。BMIは肥満の優れた指標であり、虚血性心疾患、脳卒中、大腸癌、腎臓病、子宮内膜症、閉経後乳癌による死亡のリスク因子として確立されている。Lancet誌2009年3月28日号(オンライン版2009年3月18日号)掲載の報告。なお、PSCは心血管リスク因子と死亡の関連をプロスペクティブに検討している61の試験のメタ解析を目的とした研究グループであり、対象は世界で100万人に及ぶという。今回の研究を含めその成果はウェブサイト上に公開されている(http://www.ctsu.ox.ac.uk/projects/psc)。BMIデータを含む57試験のメタ解析PSCの研究グループは、61の試験のうちBMIデータを含む57のプロスペクティブ試験に登録された894,576人を対象にベースライン時のBMIと死亡の関連について解析した。登録時の平均年齢は46(SD 11)歳、登録年の中央値は1979年(IQR 1975~85年)、平均BMIは25(SD 4)kg/m2であった。因果関係の逆転を回避するためにフォローアップ期間の最初の5年間のデータは除外し、平均8(SD 6)年のフォローアップ期間中に死因が特定された66,552例(血管疾患:30,416例、糖尿病:2,070例、腎・肝疾患:22,592例、新生物:3,770例、その他:7,704例)について解析した。BMI高値の場合の死亡には血管疾患が、低値では喫煙の影響が大きい男女ともに、死亡率はBMI 22.5~25.0kg/m2で最も低かった。この範囲を上回るといくつかの特定の死因と正相関を示したが、負の相関を示す因子は認めなかった。BMIが5 kg/m2増加するごとに全死亡率が平均で約30%ずつ上昇した(5 kg/m2増加ごとのハザード比:1.29)。原因別には、BMIが5 kg/m2増加すると、血管死が約40%、糖尿病死が約120%、腎臓病死が約60%、肝臓病死が約80%、新生物死が約10%、呼吸器病死が約20%、その他の疾患による死亡が約20%上昇した。BMIが22.5~25.0kg/m2を下回る場合も全死亡が上昇しており、これはおもに呼吸器疾患や肺癌との関連が大きく影響していた。喫煙者ごとのたばこ消費量は各BMI群でほとんど変わらないにもかかわらず、非喫煙者に比べ喫煙者は死亡率が高かった。これらの結果をふまえ、著者は「ウエスト周囲長やウエスト/ヒップ比などの指標にBMIを加味したり、逆にBMIにこれらの因子を加えて判断することもできるが、BMIは単独で死亡の強力な予測因子であり、死亡率から見た生存の最適値は22.5~25.0kg/m2である」と結論している。また、「BMIがこの範囲以上でも以下でも死亡率は上昇していた。上回る場合の主要な原因は血管疾患であり、生存期間中央値はBMI 30~35 kg/m2(中等度肥満)で2~4年、40~45 kg/m2(高度肥満)で8~10年(喫煙の影響に匹敵)短縮した。下回る場合の死亡率の増分には喫煙の関与が大きいものの、喫煙だけで十分に説明できるわけではない」としている。(菅野守:医学ライター)

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2型糖尿病治療剤「アクトス錠」、インスリン製剤との併用療法の効能を取得

武田薬品工業株式会社は、2型糖尿病治療剤「アクトス錠」(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩)について、インスリン製剤との併用療法の効能を取得したと発表した。日本におけるアクトスの効能・効果としては、単独療法に加えて、これまでにスルホニルウレア剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド系薬剤それぞれとの併用療法が承認されている。今回のインスリン製剤との併用療法の効能取得により、各種糖尿病治療薬との併用効能が可能となった。詳細はプレスリリースへhttp://www.takeda.co.jp/press/article_32405.html

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冠動脈性心疾患、もっと日常診療での予防に重点を

急性心筋梗塞、虚血性心疾患という冠動脈性心疾患(CHD)を低減するには、日常診療においてより強制力のある指導が必要であり、予防に重点を置くべきことが、ヨーロッパで3回にわたって実施された聞き取り調査(EUROASPIRE I、II、III)で判明した。1回および2回目の調査では、CHD患者においては心血管疾患の修正可能なリスク因子の頻度が高いことが示されている。イギリスImperial College London国立心肺研究所のKornelia Kotseva氏らが、Lancet誌2009年3月14日号で報告した。ヨーロッパ8ヵ国における横断的な聞き取り調査研究グループは2006~07年に3回目の調査を行い、予防循環器学の進展状況および心血管疾患の予防に関するヨーロッパの共同勧告の一般診療における遵守状況について検討した。EUROASPIRE I、II、IIIは、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、スロベニアの同一地域の病院で実施された横断的研究である。急性心筋梗塞あるいは虚血性心疾患で冠動脈バイパス移植術(CABG)、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)もしくは入院となった70歳以下の患者を対象に、6ヵ月以上が経過したのち聞き取り調査を行った。女性喫煙者、肥満者、糖尿病が増加、高コレステロールは低下EUROASPIRE Iの聞き取り調査の対象は3,180例、IIは2,975例、IIIは2,392例であった。全体として、喫煙者の割合はIが20.3%、IIは21.2%、IIIは18.2%と各調査で同等であった(p=0.64)が、50歳未満の女性喫煙者は増加していた。肥満者(BMI≧30kg/m2)の頻度も、Iの25.0%からIIは32.6%、IIIでは38.0%と有意に増加した(p=0.0006)。高血圧患者(非糖尿病患者:≧140/90mmHg、糖尿病患者:≧130/80mmHg)の割合は、Iが58.1%、IIは58.3%、IIIは60.9%と同等であった(p=0.49)のに対し、高コレステロール(総コレステロール値≧4.5mmol/L)の頻度はIの94.5%からIIは76.7%、IIIでは46.2%と有意に低下した(p<0.0001)。糖尿病(自己申告による)は、Iの17.4%からIIは20.1%、IIIは28.0%と有意に増加した(p=0.004)。著者は、「降圧薬や脂質低下薬の使用量が実質的に増加したにもかかわらず、高血圧患者の割合に変化はなく、患者の約半数は推奨される脂質の目標値を上回っていた。これらの経時的な傾向は、CHD患者のライフスタイルをより効果的に管理するには、もっと強制力のある指導が必要なことを示している」と結論し、「疾患の根本原因を解決せずに急性の虚血に陥った心筋を救済しても無意味である。予防に資金を投入すべき」と指摘している。(菅野守:医学ライター)

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女性でも、安静時心拍数が冠動脈イベントの予測因子になることを確認

安静時心拍数が冠動脈イベントの予測因子となることは、男性では知られているが、女性ではその関連性が明らかにされていなかった。そこでジョージ・ワシントン大学のJudith Hsia氏らが、全米の40施設で前向きコホート研究WHI(Women's Health Initiative)を実施。男性同様、独立予測因子になることが確認された。BMJ誌2009年3月7日号(オンライン版2009年2月3日号)より。閉経後女性で心拍数が冠動脈イベントの独立予測因子に参加者は12万9,135例の閉経後女性で、主要評価項目は臨床上の心血管イベント。平均7.8年(SD 1.6)の追跡期間中、2,281例が心筋梗塞または冠動脈関連死と診断され、1,877例が脳卒中と診断された。安静時心拍数と心血管イベントとの関連について、共変量調整後のCox回帰モデルを使い多重比較を試みた結果、安静時心拍数の高値が冠動脈イベントの独立予測因子となることが確認された。最大五分位群(≧76拍/分)対最小五分位群(≦62拍/分)のハザード比は1.26(95%信頼区間:1.11~1.42、P=0.001)。一方、脳卒中では相関は認められなかった。心拍数と冠動脈イベントとの関連は、人種間(白人女性群と他の人種群)、糖尿病の有無でも差は認められなかった(それぞれP=0.45、P=0.31)。ただしベースライン時において、50~64歳群が65~79歳群よりもより強い関連が認められた(P=0.009)。ローテクで簡便な測定法でイベント予測は可能研究グループは、「安静時心拍数と心血管イベントの関連の強さについて、最小・最大五分位の比較は喫煙や糖尿病との関連ほどではないが、臨床的に十分意味があるだろう」と述べている。また、自律神経系の評価をするには、時間とコストをかけられれば、より精巧な方法も利用可能だが、自律神経系の緊張の指標である安静時心拍数を、単純に、ローテクで、安価に測定するだけでも、心筋梗塞や冠動脈死といったイベントの独立予測因子が得られることを証明できたと報告している。

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メタボの人は特に食塩摂取は控えめに

メタボリックシンドロームの基盤にインスリン抵抗性があることから、メタボの人は塩分摂取に対して特異な感受性があるのではないか。これまで検討されていなかった、塩分摂取と血圧との関連を立証するために、米国チューレイン大学医学部&チューレイン高血圧腎センターのJing Chen氏らが、中国北部農村地帯の住民を対象に大規模な食事摂取スタディを行った。Lancet誌2009年3月7日号(オンライン版2009年2月16日号)より。糖尿病ではない中国人1,906例を対象に試験に参加したのは、16歳以上の糖尿病ではない中国人1,906例。被験者は、低ナトリウム食(1日51.3mmol)を7日間摂取し、続く7日間は高ナトリウム食(1日307.8mmol)を摂取。基線時、および各食事介入の2、5、6日に測定され追跡された。解析では、メタボのリスク因子情報が入手できなかったり、食事介入が完了しなかった参加者は対象外とされた(完了したのは、低ナトリウム食1,853例、高ナトリウム食1,845例)。なおメタボの定義は、リスク因子が3つ以上(腹部肥満、高血圧、高トリグリセリド、低HDL、高血糖のうち)ある場合。食塩感受性が高いことの定義は、平均血圧が、低ナトリウム食摂取中5mmHg以上減少した場合、および高ナトリウム食摂取中5mmHg以上増大した場合とされた。結果、被験者のうちメタボだった人は、283例(メタボ情報が入手できた1,881例のうち)だった。メタボでない人と比べてメタボの人の高食塩感受性は3倍以上多変量補正後、低ナトリウム食、高ナトリウム食のいずれの介入においても、メタボでない人よりメタボの人のほうが平均血圧の変動が有意に大きかった(p

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新しいインスリンペン型注入器イタンゴ販売開始

サノフィ・アベンティスは9日、1型および2型糖尿病患者を対象とするカートリッジ交換型ランタス注カート専用インスリンペン型注入器「イタンゴ」の販売を同日より開始した。イタンゴは、1日1回の投与で、明らかなピークを示さず24時間効果を示す持効型溶解インスリンアナログ製剤「ランタス」(一般名:インスリン グラルギン〔遺伝子組換え〕)を投与するためのカートリッジ交換型インスリンペン型注入器であり、日本で開発された。黒地に白の大きく見やすいダイアル表示と残量目盛により、簡単な単位設定・修正を実現し、また、注入時に必要な圧力が軽く、確実でスムーズな注入を可能になっているという。国内では、カートリッジ交換型のランタス注オプチクリック専用インスリンペン型注入器「オプチクリック」や、ディスポーザブル型インスリンペン型注入器「ランタス注ソロスター」が既に発売されている。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/08166CEB-7513-415A-80C4-25354AA60B7A.pdf

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個人をターゲットとした心房細動を予測するリスクスコアの開発:Framingham Heart Study

フラミンガム心臓研究(Framingham Heart Study)が開発した、個人レベルの心房細動の絶対危険度を予測するためのリスクスコア、およびフレームワークづくりに関する試験報告が、Lancet誌2009年2月28日号に掲載された。これまで、加齢、糖尿病、高血圧、肥満、心血管疾患といった心房細動リスクの共通因子は明らかにされていたが、個々人の絶対危険度を予測するための多発リスク因子の評価ツールはなかった。4,764例を10年間追跡試験は、1968年6月~1987年9月に行われたフラミンガム心臓研究の対象者8,044例(女性55%、平均年齢45―95歳)のうち4,764例を評価対象として行われた。対象者は最高10年間、心房細動の初発イベントをモニタリングされ、臨床リスク因子との関連がCox回帰による多変量解析された。2次解析には、ルーチンの心エコー(参加者5,152例、検査数7,156)を組み込み、心房細動のリスク再分類を行い、それによってリスク予測を強めることができるかの評価が行われた。プライマリ・ケアレベルの臨床因子で予測可能モニタリング中、心房細動を呈したのは457例/4,764例(10%)。関連が同定されリスクスコアに組み込まれた臨床リスク因子は、年齢、性、BMI、収縮期血圧、高血圧の治療歴、PR間隔、臨床的に有意だった心雑音、心不全だった(p

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ディスポーザブル型インスリン製剤Apidra SoloSTARをFDAが承認

フランスのサノフィ・アベンティス社は、超速効型インスリンアナログ製剤Apidraをあらかじめ充填した、ディスポーザブル型インスリン製剤Apidra SoloSTAR(インスリン グルリジン〔遺伝子組換え〕)が1型糖尿病の成人および小児(4歳以上)または2型糖尿病の成人の血糖コントロールを改善する薬剤として、米国食品医薬品局(FDA)に承認されたことを発表した。今回の承認は、2007年のランタス注ソロスター(インスリン グラルギン〔遺伝子組換え〕注射液)の承認えと発売に続くもの。2種のインスリンペン型注入器製剤が使用可能になったことで、ランタスとApidraの両製剤により血糖コントロールを行っている糖尿病の患者は、インスリン投与の利便性が高まり、血糖値を管理しやすくなるという。持効型のランタスを1日1回投与し、食事時に超速効型のApidraを併用する強化インスリン(basal-Bolus)療法により、生理的なインスリン分泌を再現することが可能とのこと。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/AC81E396-D011-4E6F-93F6-DD87EA856D81.pdf

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妊娠前・妊娠中の糖尿病は周産期や産後のうつ病リスクを増大

妊娠前や妊娠中に糖尿病だった人は、周産期や産後にうつ病を発症するリスクが、そうでない人に比べて2倍近くに増大するようだ。これは、米国Harvard Medical SchoolのKaty Backes Kozhimannil氏らが、米国の低所得層の母親を対象にした調査で明らかにしたもので、JAMA誌2009年2月25日号で発表した。妊娠前・妊娠中に糖尿病だった人のうつ病を発症するオッズ比は1.85Kozhimannil氏らは、ニュージャージー州の低所得者向け公的医療保険メディケイド加入者で、2004~2006年に出産した1万1,024人について、後ろ向き調査を行った。妊娠前や妊娠中に糖尿病ではなかった人で、周産期や産後にうつ病を発症したのは、8.5%(886人)だった。一方、妊娠前や妊娠中に糖尿病だった人のうち、周産期や産後にうつ病を発症していたのは、15.2%(100人)と、大幅に高かった。年齢や人種、出産時の在胎齢などを補正後、妊娠前や妊娠中に糖尿病だった人が周産期や産後にうつ病を発症するオッズ比は、そうでない人に比べ、1.85倍(95%信頼区間:1.45~2.36)だった。周産期うつ病がなくても、糖尿病で産後うつ病リスクが約1.7倍にまた、周産期にうつ病のなかった人について、産後にうつ病の診断を受けたり、抗うつ薬を服用した人の割合は、妊娠前や妊娠中に糖尿病があったグループでは9.6%(62人)と、同時期に糖尿病のなかったグループ(5.9%、604人)に比べ、有意に高かった(オッズ比:1.69、95%信頼区間:1.27~2.23)。同研究グループは、妊娠前や妊娠中の糖尿病は、試験対象の低所得者層の母親にとって、周産期や産後うつ病の独立したリスク因子のようだ、としている。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

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リラグルチドの追加投与で、2型糖尿病患者の血糖値の改善と体重減少を確認

ノボ ノルディスクファーマ株式会社は20日、同社が米国、欧州、日本で承認申請中の、新規2型糖尿病治療薬 ヒトGLP-1アナログ製剤「リラグルチド」を、経口血糖降下薬に追加投与すると、他の経口血糖降下薬を追加投与した場合よりも優れた血糖改善効果が得られるという成績が、Diabetic Medicine(英国糖尿病協会発行)とDiabetes Care(米国糖尿病協会発行)に掲載されたと発表した。リラグルチド第3相臨床試験プログラム LEAD1、2は、グリメピリド(SU薬)またはメトホルミンにリラグルチド(1.2mgまたは1.8mg)、プラセボ、または対照実薬を追加した場合の効果を検討したもの。Diabetic Medicine 1月号に掲載されたLEAD1の結果は、グリメピリド(SU薬)にリラグルチドを追加投与すると、リラグルチド1.2mg追加投与群で1.08%ポイント、リラグルチド1.8mg追加投与群で1.13%ポイントとベースラインのHbA1c値から大きく低下し、対照群であるロシグリタゾン(チアゾリジン薬)追加投与群では0.44%ポイントの低下であった。Diabetes Care 1月号に掲載されたLEAD2の結果は、メトホルミン(ビグアナイド薬)にリラグルチドを追加投与した場合、グリメピリドを追加した場合と同等のHbA1cの低下作用が得られた。HbA1c値は、リラグルチド1.2mg投与群で0.97%ポイント、1.8mg投与群で1.00%ポイント、グリメピリド投与群で0.98%ポイント低下した。 LEAD1およびLEAD2は26週の無作為化二重盲検比較試験で、2型糖尿病患者2,000名以上を対象として行われた。試験は、LEAD開発プログラムを構成する5つの第3相(Phase 3a)臨床試験のうちの2つ。詳細はプレスリリースへhttp://www.novonordisk.co.jp/documents/article_page/document/PR_09_02.asp

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ケアコーディネーションによる高齢者慢性疾患の医療費削減は困難:米国

高齢者の慢性疾患について、ケアコーディネーションを強化しても、医療費の削減や、医療の質の改善は難しいようだ。米国の公的高齢者医療保険(メディケア)加入者を対象に行った試験で、明らかになった。米国Mathematica Policy ResearchのDeborah Peikes氏らの研究結果で、JAMA誌2009年2月11日号で発表した。約1万8,000人、15プランを追跡調査同氏らは、2002~2005年にかけて、メディケア出来高制の15のプランに加入する、合計1万8,309人を無作為に2群に分け、一方にはケアコーディネーションを強化し、もう一方にはこれまで通りの医療サービスを行った。被験者の主な疾患は、うっ血性心不全、冠動脈疾患と糖尿病だった。ケアコーディネーションとしては、看護師が、服薬や食事、運動に関する患者教育をしたり、医師と患者のコミュニケーションの強化、医療サービスの移行をよりスムーズにする努力などを行った。また患者に関する報告書を定期的に担当医に送った。入院率の削減は1プランのみその結果、15の保険プランのうち13までが、ケアコーディネーション群と対照群との間に、入院率の有意差は見られなかった。1つのプランでは、入院率を0.168/人/年(90%信頼区間:-0.283~-0.054、対照群の平均より17%減)に減らすことができた。1つのプランでは逆に、入院率が増加した。15プランのうち、ケアコーディネーションにかかる費用を合わせた医療費の削減が見られたプランは、全くなかった。3つのプランでは、有意差はないものの、月当たりの医療費を9~14%削減することができたが、そのうち1プランではケアコーディネーションにかかる費用で削減分は打ち消され、もう一つのプランは加入者が少なすぎて持続できなかった。また、適切な食事療法や運動、服薬などについての理解についても、ケアコーディネーション群と対照群には有意差が見られなかった。なお研究グループは、入院率に改善が見られた1プランを分析し、中程度から重度の患者を対象にした、対人コミュニケーションを十分に行うケアコーディネーションプランでは、医療費を増やすことなく入院率を引き下げる可能性があると推察している。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

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liraglutideの血糖コントロール作用はグリメピリドを凌駕:LEAD-3 Mono試験

新たな2型糖尿病治療薬であるliraglutideは有効かつ安全で、グリメピリド(商品名:アマリール)よりも良好な血糖コントロールを示すことが、アメリカ・ベイラー医科大学のAlan Garber氏らが行った無作為化第III相試験(LEAD-3 Mono)で明らかとなった。liraglutideはグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)のアナログで、半減期が13時間と長いため1日1回の自己注射が可能。GLP-1はグルコース依存性のインスリン分泌を刺激してグルカゴンの分泌を抑制し、食欲の抑制効果も有するという。Lancet誌2009年2月7日号(オンライン版2008年9月25日号)掲載の報告。アメリカとメキシコで実施された大規模臨床試験研究グループは、2型糖尿病に対するliraglutide単剤療法の有効性を評価する目的で、2種類のプラセボと対照薬としてグリメピリドを用いた二重盲検パラレルグループ試験を実施した。liraglutideの用量は1.2mg/日と1.8mg/日の2種類が用いられ、1日1回皮下投与された。アメリカの126施設とメキシコの12施設に746例が登録され、liraglutide 1.2mg群に251例、1.8mg群に247例、グリメピリド(8mg)群には248例が無作為に割り付けられ、52週の治療が行われた。主要評価項目は糖化ヘモグロビン(HbA1c)のベースラインからの変化率とした。HbA1cの低下率、体重減少効果が有意に優れる52週後におけるHbA1cの低下率は、グリメピリド群の0.51%に対しliraglutide 1.2mg群は0.84%(0.33%低下、p=0.0014)、liraglutide 1.8mg群は1.14%(0.62%低下、p<0.0001)であり、いずれの用量も有意に優れていた。体重は、liraglutide群はいずれの用量でも減少したのに対しグリメピリド群では増加した(いずれもp<0.0001)。体重減少が嘔気によるものか否かを確認するために、嘔気日数が7日以上の群と以下の群を比較したところ、減少の程度は前者で大きかったものの有意差は認めず、嘔気の影響は否定された。liraglutide 1.2mg群で5例、liraglutide 1.8mg群では1例が嘔吐のため治療を中止したが、グリメピリド群では嘔吐による治療中止例は認めなかった。著者は、「liraglutideは2型糖尿病の初回薬物療法薬として有効かつ安全であり、グリメピリドよりも優れたHbA1c低下、体重減少、血糖降下、血圧降下作用をもたらす」と結論している。(菅野守:医学ライター)

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高齢者のADR入院回避のためには共存症に留意を

繰り返される高齢者の薬物有害反応(ADR)による入院の予測因子は、年齢よりも、共存症を有しているかどうかであることが、西オーストラリア大学公衆衛生校のMin Zhang氏らによる後ろ向きコホート研究で明らかにされた。BMJ誌2009年1月17日号(オンライン版2009年1月7日号)掲載より。入院を繰り返していたADR患者の60%に共存症が……Zhang氏らは、1980~2000年の間に西オーストラリア市内の公立・民間病院に入院した、60歳以上のADR患者2万8,548例を対象とし、西オーストラリア・データリンクシステムを使用して3年の間追跡した。ADRで入院を繰り返していた患者は5,056例(17.7%)で、ADRによる入院が繰り返されることの関連因子として、性(ハザード比:男性1.08、95%信頼区間:1.02~1.15)、初回入院が1995~1999年(2.34、2.00~2.73)、入院期間(14日以上:1.11、1.05~1.18)、チャールソン共存症インデックス(スコア7以上:1.71、1.46~1.99)が確認された。解析では、共存症を有していた対象者患者が60%いたことに注目。加齢は、繰り返されるADRへの影響はほとんどないことが確認される一方、強い予測因子として明らかになったのが、共存症うっ血性心不全(1.56、1.43~1.71)、末梢血管疾患(1.27、1.09~1.48)、慢性肺疾患(1.61、1.45~1.79)、リウマチ疾患(1.65、1.41~1.92)、軽度の肝疾患(1.48、1.05~2.07)、中等度~重度の肝疾患(1.85、1.18~2.92)、中等度の糖尿病(1.18、1.07~1.30)、慢性合併症を伴う糖尿病(1.91、1.65~2.22)、腎疾患(1.93、1.71~2.17)、リンパ腫や白血病等の悪性腫瘍(1.87、1.68~2.09)、転移性固形腫瘍(2.25、1.92~2.64)だった。Zhang氏は、「共存症の治療を受けている患者が地域に多数居住している。これら予測因子を知り得ておくことは、臨床家が、ADRによる入院リスクの高い患者を見分けるのに役立ち、患者に恩恵を与えることになるだろう」と結論している。

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情報源が少ないのか? 加齢黄斑変性症の認知率は3割

ノバルティス ファーマ株式会社の調査によると、QOLを著しく下げ、失明の危険性もある「加齢黄斑変性症」の認知率が31.3%であり、眼科疾患の中でも低いことがわかった。この調査は、同社が2009年1月に実施した、全国の50代から70代の男女2,237名に対し「加齢黄斑変性症」を中心とする眼疾患に関しての意識調査として行われたもの。その結果、加齢黄斑変性症の認知率は31.3%であり、2006年10月調査時と比較すると、加齢黄斑変性症の認知率は7%上昇したものの、約9割が認知している白内障や緑内障といった眼疾患に対して、依然として認知度に大きな開きがあることがわかったという。白内障、緑内障、糖尿病網膜症の3疾患については4割の人が「病院・診療所・クリニック」「テレビ」「家族・友人」を通してその情報を得ていたが、加齢黄斑変性症について「家族・友人」を情報源とする人の割合は23.5%だった。このことから、加齢黄斑変性症は他の3疾患に比べ、身近にいる人々からは情報を得にくい疾患である現状がうかがえる。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090127.html

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発症後期間を経ている2型糖尿病患者に対する強化血糖コントロール

コントロール不良の2型糖尿病患者に強化血糖コントロールを行っても、心血管イベント、死亡、細小血管合併症の発生率に有意な影響は認められなかったことが、米国退役軍人糖尿病研究(VADT)の結果として報告された。強化血糖コントロールの心血管イベントに及ぼす影響について、これまで2型糖尿病を発症してからの時間を経ている患者に関しては明らかにされていなかった。NEJM誌2009年1月8日号(オンライン版2008年12月17日号)より。診断後平均経過年数11.5年の1,791例を無作為化し追跡試験対象は、糖尿病診断治療後11.5年を経ている治療に対する反応が不十分だった退役軍人1,791例、平均年齢は60.4歳。患者の40%に心血管イベントの既往があった。強化血糖コントロールを受ける群(強化療法群)と標準的な血糖コントロールを受ける群(標準療法群)に無作為化され、強化療法群の糖化ヘモグロビン値が標準療法群よりも1.5パーセントポイント低下することを目標とし、その他の心血管リスク因子に対する治療は同等に行われ追跡された。主要転帰は、無作為化後最初の心血管イベント発生までの時間。主要心血管イベントは心筋梗塞、脳卒中、心血管系が原因の死亡、うっ血性心不全、血管疾患手術、手術不可能な冠動脈疾患、虚血性壊疽による切断の複合とした。主要転帰のハザード比は0.88追跡期間の中央値は5.6年。糖化ヘモグロビン値は強化療法群6.9%、標準療法群8.4%だった。主要転帰の発生は、強化療法群235例、標準療法群264例で、強化療法群のハザード比は0.88(95%信頼区間:0.74~1.05、P=0.14)だった。主要転帰の各評価項目および全死因死亡率(ハザード比:1.07、95%信頼区間:0.81~1.42、P=0.62)に群間で有意差は認められず、細小血管合併症にも群間差は認められなかった。有害事象は主に低血糖が発生し、その発生率は標準療法群は17.6%、強化療法群は24.1%だった。(武藤まき:医療ライター)

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2型糖尿病患者には、低グリセミック指数食療法を

 2型糖尿病患者に対し、低グリセミック指数(GI)食療法を行うことで、高シリアル線維食療法に比べ、グリコヘモグロビン(HbA1c)値は減少し、高比重リポ蛋白(HDL)値は上昇することがわかった。これは、カナダSt Michael’s Hospital(トロント)のDavid J. A. Jenkins氏らの研究で明らかになったもので、JAMA誌2008年12月17日号で発表した。2型糖尿病患者210人について6ヵ月追跡 Jenkins氏らは、210人の2型糖尿病患者を無作為に2群に分け、一方には低グリセミック指数の食事療法を指導、もう一方には高シリアル線維の食事療法を指導し、6ヵ月後にHbA1c値などを比較した。試験は、2004~2007年にかけて行われた。グリセミック指数の減少はHbA1c値減少と正相関、HDL値上昇と負相関 その結果、HbA1c値の減少率は高シリアル線維食群で-0.18%(95%信頼区間:-0.29~-0.07%)だったのに対し、低グリセミック指数食群では-0.50(-0.61~-0.39%)と、有意に減少幅が大きかった(p

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アクトスがビグアナイド系薬剤との併用療法の効能取得

武田薬品工業株式会社は22日、厚生労働省より、2型糖尿病治療薬「アクトス錠」(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩)について、ビグアナイド系薬剤との併用療法の効能を取得したと発表した。アクトスは2型糖尿病患者に特徴的な病態であるインスリン抵抗性を改善する薬剤で、主に筋肉や脂肪細胞、肝臓に働いてインスリンの作用不足を改善する。一方、ビグアナイド系薬剤は主に肝臓での糖産生を抑制する薬剤。同社は、これらの異なる作用機序を持つ二剤を併用した際の臨床的な有用性を確認するために、ビグアナイド系薬剤単独療法とアクトス/ビグアナイド系薬剤併用療法との二重盲検群間比較試験を実施した。その結果、ビグアナイド系薬剤単独療法に比べ、アクトス/ビグアナイド系薬剤併用療法は低血糖リスクを増加させることなく、血糖コントロールの指標であるHbA1cを有意に改善することが明らかになったという。詳細はプレスリリースへhttp://www.takeda.co.jp/press/article_31405.html

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ファスティックとスターシスにチアゾリジン系薬剤との併用療法の効能追加

アステラス製薬株式会社は24日、味の素株式会社と共同で開発を進めていた速効型食後血糖降下剤「ファスティック」と「スターシス」(一般名:ナテグリニド)のチアゾリジン系薬剤との併用療法について22日に効能追加の承認を取得したと発表した。ファスティックとスターシスは、いずれもアミノ酸誘導体からなる速効・短時間型のインスリン分泌促進作用を特長とする経口血糖降下剤。1999年8月の発売以来、2型(インスリン非依存型)糖尿病における食後血糖推移の改善を効能効果として、単剤あるいはα-グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド系薬剤との併用で糖尿病治療に供されていた。今回、同社がチアゾリジン系薬剤との併用療法に関する日本人での臨床試験を実施し、効能追加の承認取得に至ったという。詳細はプレスリリースへhttp://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/post-38.html

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