サイト内検索|page:1116

検索結果 合計:35654件 表示位置:22301 - 22320

22301.

Stage III肺がんdurvalumab維持療法PACIFIC試験におけるPatient Reported Outcome 世界肺学会2017プレスカンファレンスより 第8回【肺がんインタビュー】

第8回 Stage III肺がんdurvalumab維持療法PACIFIC試験におけるPatient Reported Outcome世界肺学会2017プレスカンファレンスよりPatient-Reported Outcomes with Durvalumab after Chemoradiation in Locally Advanced, Unresectable NSCLC:Data from PACIFIC

22302.

第2回 クルマの無い人生なんて【ドクター クルマ専科】

クルマの無い人生なんて皆さんこんにちは。私は循環器内科医として長年病院勤務でカテーテル治療などに携わってきましたが、7年余り前から東京都八王子市でクリニックを開業しています。前回の岩岡先生とは千葉大学の同期で今年9月に62歳になりましたが、彼とは違い、この歳まで未だポルシェは(ましてフェラーリなどは)ハンドルすら握ったことがありません。そんな私がこのようなエッセイを書かせていただくのもおこがましいのですが、クルマ好きには変わりありませんので、現在までの所有車の思い出などを含め、私のきわめて個人的なカーライフを書かせていただこうと思います。医師の先生方にはクルマ好きの方が多いかと思いますので、忙しい診療の合間や当直の夜にでも読んでいただければ幸いです。クルマ好きと言ってもそのスタンスはさまざまです。クルマには3つの楽しみがあると思います。所有する(綺麗に磨き上げる)楽しみ、いじる(自分なりにカスタマイズする)楽しみ、そして運転する楽しみです。それからすると、私を含め周りのクルマ好きたちは、車を運転すること自体が楽しくて仕方ない人がほとんどです。その中には、走りを追及し装備も至れり尽くせりの高級車を所有している人もいれば、Fun to Driveの小型車を所有している人もいます。しかし両者に共通しているのは、所有車が全て「運転して元気になれるクルマ」であることです。クルマを単なる移動手段とは考えていないということです。クルマとの出会い、ラリーとの出会いさて私のカーライフは、大学生が免許を持たない今とは違い、当時は入学とセットのようだった運転免許を取得した所から始まります。家には親のトヨタコロナがありましたが、2年生から下宿を始めたのに合わせ、最初のクルマはイエローの三菱ランサーセレステでした。懇意にしている叔父が三菱自動車勤務だったため、他のメーカーの選択肢は有りませんでした(オーバーフェンダーの27トレノ、レビン…残念でした)。初めてのクルマでまだ運転の楽しみもわからずもっぱら下駄替わりでしたが、当時所属していたスキー部の先輩にクルマ好きが数人いて、その方々の影響が決定的でした。先輩達はラリーが好きで、当時プレイドライブという車雑誌に毎月載っていた「PDラリー」という自主参加型のラリーを走りに行く時に、いつも連れて行ってくれたのです。これで決定的にラリー(特に未舗装路(ダート)走行)が好きになった私と、同期のT君(セリカ1600GT所有、後に37レビン)は、家庭教師のバイト代をつぎ込んでお互いのクルマをラリー用に改造して行きました。当時は、ディーラーでロールバーを装着してくれるようなおおらかな時代でした。サスペンション、ミッション、ノンスリップデフなどを交換装着しましたが、当然お金がないので、近くの修理工場の心優しいご主人に教わりながら、自分達で出来る所は自力でやりました。そのT君と2人で、地元千葉のラリーチームの主宰者の助言を受けながら色々なラリーに参加しました。中級以上のラリーでは、速く走る事だけが目的のスペシャル・ステージという部分が組み込まれていました。一応公道なので、林道を法律上の制限速度60km/hの指示速度で走るというような無謀なものでした。しかし若かったわれわれは、スタートの瞬間から頭の中では一流ラリーストに勝手に変身してしまい、イメージだけはドリフトでダートのコーナーをこなして行くのでした(汗)。しかし、当然のように腕が伴わず、何回も途中でコースアウトを経験しました。横倒しになった車のドアを車内から持ち上げて開けるのが、あんなに重くて大変だという事も初めて知りました。まあこのような訳で、私はクルマの運転の楽しさに惹かれていったのでした。卒業して医者になった後に手に入れた2台目は、当時世界のラリー界で活躍していた三菱ランサーEXターボGSR(通称ランタボ)でした。普通の4ドアセダンですが、かつての初代ニッサン・スカイラインGTRのように“羊の皮をかぶった狼”で、こちらも当然のようにラリー仕様に改造しました(固いサスペンションは、同乗者の評判悪し)。しかし、研修医のわれわれには、なかなかラリーに参加する時間が取れず、時間を見つけては夜中に房総の林道を走りに行きました。夏休みなどにロングドライブに行っても、脇道に素敵なダートがあるとつい道を折れて走ってしまい、目的地に着く予定が遅くなったものです。ページTOPへラテンの外車の虜に千葉での3年間の研修の後、4年目は東京都心の病院での研修でした。当然ダートを走る機会も激減し、そろそろ3台目を考えましたが、やはりラリーが頭から離れませんでした。そこで、当時ラリー界で活躍していたプジョー205T16(ミッドシップ+4WD)のベースである、ガンメタのプジョー205GTIが、わが家にやって来ました。この車は小さいですが元祖ボーイズレーサーと言われ、エンジンも良く回り活発で、車重も軽く、運転していてとても楽しいクルマでした。ダートは卒業して、奥多摩や箱根のワインディングロードを走りに行ってました。ワインディングロードを走る楽しみを教えてくれたのが、この3台目で、私の目を国産車から外車に移らせたエポックメイキングのクルマでした。友人のBMWなども運転させてもらいましたが、なぜかしっくりせず、このクルマ以降ラテン系のクルマばかりになってしまいました(笑)。そんな経緯で4台目は、同じプジョーの濃いグリーンメタリックのプジョー405Mi16 X4(バイ フォーと読みます)になりました。これも普通の4ドアセダンですが、この車種唯一のDOHCエンジンの4WDで、とくに長距離単騎行には最適でした。しかしやはりラテンのクルマ、納車当日に首都高を走りに行った際に右助手席の窓が開かず、クルマから降りて通行料を払いに行った覚えがあります(笑)。高速上でのオーバーヒート等々トラブルもありましたが、忘れられないのはこのクルマで北海道をドライブしたことです。素晴らしい景色の中、気持ち良い運転を堪能しました。毎日いつまでも運転していたいと思ったことを、今でも覚えています。ページTOPへそして、アルファロメオへ画像を拡大する愛車のアルファロメオ155V6この後の5台目で、ついにあこがれのアルファロメオを手に入れました。アルファは常に気になる存在ではありましたが出会いに恵まれませんでした。そんな時、ドイツのツーリングカーレースDTMで活躍するアルファ155の格好良さに一目惚れしてしまいました。何十年振りかでプラモデルも制作してしまいました(笑)。そんな訳でわが家にブラック(ネロ)のアルファロメオ155V6がやって来ました。ラリー用の改造は別としてクルマはほとんどいじらないのですが、この155だけはエグゾーストを憧れのDTMタイプに交換しました。この車は現在も所有しており、すでに21年目です。途中何年もスピードメーターが死んでいたため(どうやって車検通ったのでしょう?)、軽く10万キロは超えていると思いますが、実際の走行距離は分かりません(笑)。画像を拡大する無骨だけれど格好良いV6エンジン20年以上過ごしているため、このクルマとは、さまざまな思い出があります。お年寄りの病気自慢のようになってしまうので、あえて書きませんが、トラブルも多く、随分迷惑も被りました。しかし、1度として手放そうとは思いませんでした。ちょっとしたクルマなら1台買えるくらいの出費をしてからは、ほぼトラブルフリーの優等生になっています。ラテンのクルマ、それもアルファロメオだと思えば、許せてしまいます。ちょっと頭は弱いけど、気立てが良くて放っておけない可愛い女の娘=アルファロメオでしょうか(笑)?高速道路の料金所や流入などで2速で引っ張った時の4,500~6,500回転の自然吸気V6のエンジン音は、本当に官能的です。当時の車雑誌には、「エグゾーストノートは素晴らしく、貧乏人のフェラーリと言っても良い」と書いてありました(笑)。この間に、マニュアルトランスミッションが使えない妻のために(それまでBMW Z3所有)、私の独断でアルファ156スポーツワゴン、次いで159スポ-ツワゴンもやって来て、ガレージには常に2台のアルファロメオがいる、という至福の時を過ごしていました。その後アルファ159の後継車がなかなか発表されず、残念なことに妻のクルマは現在のアウディRSQ3に取って代わられ、ガレージのアルファは1台のみになってしまいました。ページTOPへでも、今は…画像を拡大する愛車のアルファロメオ4Cスパイダーそのタイミングでアルファロメオは、なんと4Cという、何とも魅力的なミッドシップスポーツカーを発表。めったにクルマを誉めない妻の「これ、かっこいいね」というひと言、2シーターとSUVの2台では何かと不便だなと思っていたところに娘の「3台にすればいいじゃん」と言う言葉、親友の「155は十分元とったから4C買ってもバチは当たらないよ」という言葉、これらに背中を押されて(まっ、決めたのは私自身ですが・・・)画像を拡大する浅間山と4Cスパイダー昨年10月に6ヵ月待ってレッド(ロッソ)の4Cスパイダーがやって来ました。この4Cとは、軽井沢の親友を訪れるたびに、毎度色々なワインディングロードを満喫しています。今は155と4Cの2台のアルファ(とアウディ)に挟まれて幸せです。ページTOPへ最後に画像を拡大するアルファロメオのワイン残念ながら紙面が尽きてしまいました。とにかく、この車を運転したいから次の休みはどこへ行こうかな、と後から目的地を考えるのが、クルマ好きの私の思考回路のようです。しようもない超個人的な駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。還暦過ぎても少年のようなクルマ好きがいることを、知っていただければ幸いです。最後に、ワインラヴァーでもある私にとって「No Car or Wine, No Life!!」という事で、今夜は写真のワインを楽しむことにします(笑)。

22304.

10年以上、頬にペンが刺さったままだった男性【Dr. 倉原の“おどろき”医学論文】第101回

10年以上、頬にペンが刺さったままだった男性 いらすとやより使用 『仮面ライダーエグゼイド』(東映)にハマっていた長男に、ガシャコンキースラッシャーを頬に思いきり突き刺されたことが記憶に新しい今日この頃。たくさんオモチャを買わされたのに、もう次の仮面ライダーが始まってしまいました。ああ、また新しいオモチャを買えとせがまれるのだろうか。今回は、ほっぺたの異物論文をご紹介しましょう。 Jain A, et al.Removal of an Unusual Neglected Foreign Body in Infratemporal Region Using Navigation.J Craniofac Surg. 2017;28:e219-e221.19歳の男性が、かれこれ3ヵ月ほど前から硬口蓋に青みがかった物体が出ていることに気付きました。何だろうこれ、ペロペロ。そう思って過ごしていたのでしょうか。彼は8歳のころ、左の頬骨にペンが刺さったという外傷の既往があり、どうやらその時にペンは除去されているようなのです。しかし、これはイヤ~な予感がしますね。頬骨周辺のCT検査を行うと、側頭下窩から棒状の物体が硬口蓋に向けて出ているではありませんか。おいおい、ペンを除去できていなかったのかよ! しかも、よくよく見ると、上顎洞を貫通している! それにしても10年以上、このペンが何の症状ももたらさなかったのが不思議ですね。異物はその後、速やかに外科手術で除去されました。とくに術中・術後の合併症はなかったそうです。皆さんもペンを取り扱う場合には、顔に刺さらないよう注意してくださいね。

22305.

双極性障害患者の強迫性障害合併、その特徴は

 双極性障害(BD)と強迫性障害(OCD)の合併が臨床的に注目されている。しかし、合併症の詳細な特質や疾病分類学的な妥当性は、よくわかっていない。韓国・成均館大学校のSehyun Jeon氏らは、双極性障害患者における強迫性障害の合併率、臨床的特徴、相関関係について調査を行った。Journal of affective disorders誌2018年1月1日号の報告。双極性障害患者の15.9%に強迫性障害の合併 双極性障害患者314例を対象に、生涯臨床的特徴を総合的に評価した。強迫性障害合併群と非強迫性障害合併群における、双極性障害の臨床的変数を比較した。 主な結果は以下のとおり。・対象患者の15.9%において、強迫性障害合併が認められた。・強迫性障害合併と関連が認められたのは、若い発症年齢、より頻繁な薬理学的躁転、より高いパニック症合併率であった。・強迫性障害合併群の3分の2(65.4%)の患者では、強迫症状が悪化、または抑うつ症状に限定されていた。・最も一般的な強迫症状のタイプは、汚染強迫観念および強迫行為のチェックであった。・過去に抗うつ薬を投与された強迫性障害合併群の60%以上において、薬物誘発性躁転が認められた。・強迫性障害合併群は、現在の専門診療所において、強迫性障害に対する抗うつ薬投与は行われていなかった。・本研究の限界は、対象患者を専門診療所から募集、レトロスペクティブで横断的な評価、因果関係を明らかにすることが困難な点であった。 著者らは「韓国の双極性障害患者における強迫性障害合併率は、白人患者と同等であった。強迫性障害は、抑うつ症状と関連しているようであるが、薬物介入の可能性を含む他の病因関連が示唆されている」としている。

22306.

治癒切除不能な進行・再発胃がんにニボルマブが有効/Lancet

 化学療法歴のある治癒切除不能な進行・再発の胃がんまたは食道胃接合部がん患者において、ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体ニボルマブはプラセボに比べ全生存期間(OS)の有意な延長を示し、新たな治療選択肢となることが確認された。韓国・蔚山(Ulsan)医科大学のYoon-Koo Kang氏らが、国際共同第III相試験(ONO-4538-12、ATTRACTION-2)の結果を報告した。2レジメン以上の化学療法に不応/不耐の進行胃がんまたは食道胃接合部がん患者の予後は不良であるが、現在のガイドラインでは推奨される治療がなかった。Lancet誌オンライン版2017年10月6日号掲載の報告。日韓台3ヵ国の49施設で無作為化二重盲検プラセボ対照試験を実施 ONO-4538-12/ATTRACTION-2試験は、日本、韓国および台湾の49施設において実施された。対象は、20歳以上、ECOG PSが1以下、抗PD-1抗体またはその他のT細胞制御を目的とした抗体療法もしくは薬物療法の治療歴がない、2つ以上の化学療法歴を有する標準治療に不応または不耐の、切除不能な進行または再発の胃がんまたは食道胃接合部がん患者である。地域、ECOG PSおよび転移臓器数で層別化し、ニボルマブ(3mg/kg、静脈内投与、2週間間隔)群とプラセボ群に2対1の割合で無作為に割り付け、病勢進行または永続的な中断を必要とする毒性が発現するまで継続した。 主要評価項目は、intention-to-treat集団におけるOSであった。安全性に関しては、治験薬の投与を1回以上受けたすべての患者を解析対象とした。ニボルマブ群でOSが有意に延長 2014年11月4日~2016年2月26日に、計493例がニボルマブ群(330例)とプラセボ群(163例)に無作為に割り付けられた。 データカットオフ時点(2016年8月13日)の追跡期間中央値は、ニボルマブ群8.87ヵ月(IQR:6.57~12.37)、プラセボ群8.59ヵ月(IQR:5.65~11.37)で、OS中央値はそれぞれ5.26ヵ月(95%信頼区間[CI]:4.60~6.37)および4.14ヵ月(同:3.42~4.86)であった(ハザード比:0.63、95%CI:0.51~0.78、p<0.0001)。 12ヵ月OS率は、ニボルマブ群26.2%(95%CI:20.7~32.0)、プラセボ群10.9%(同:6.2~17.0)であった。 Grade3もしくは4の治療関連有害事象は、ニボルマブ群330例中34例(10%)、プラセボ群161例中7例(4%)に発現し、治療関連有害事象による死亡がニボルマブ群で5例(2%)、プラセボ群で2例(1%)確認された。安全性に関する新たな懸念は観察されなかった。 なお試験は、非アジア人の患者を含めて継続中であり、さまざまな臨床設定や早期治療ラインにおけるニボルマブの進行胃がんまたは食道胃接合部がんに対する有益性を検討中である。

22307.

卵巣予備能バイオマーカーと不妊、関連性は?/JAMA

 生殖年齢後期の女性において、血中の抗ミュラー管ホルモン(AMH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、インヒビンBあるいは尿中FSHといった卵巣予備能を示すバイオマーカーの低下は、妊孕性の低下とは関連していないことが明らかとなった。米国・ノースカロライナ大学のAnne Z. Steiner氏らが、不妊歴のない妊活3ヵ月未満の30~44歳の女性を対象とした前向きコホート試験の結果を報告した。卵巣予備能のバイオマーカーは、その有益性に関するエビデンスがないにもかかわらず、生殖能の目安として用いられている。著者は「尿または血中FSHや血中AMHを用いて、女性の現在の受胎能を評価することは支持されない」と注意を促している。JAMA誌2017年10月10日号掲載の報告。卵巣予備能バイオマーカーを測定し、1年間にわたり受胎率を評価 研究グループは2008年4月~2016年3月の期間で、ノースカロライナ州にあるローリー-ダーラムの地域コミュニティで募集した、不妊歴のない妊活3ヵ月未満の30~44歳の女性981例を対象に、卵胞期前期の血清AMH、血清FSH、血清インヒビンB、尿中FSHを測定した。 主要評価項目は、6周期と12周期までの累積受胎率および相対的な受胎確率(特定の月経周期における受胎率)とし、妊娠テスト陽性を受胎と定義した。 計750例(平均年齢33.3歳[SD 3.2]、白人77%、過体重または肥満36%)から血液と尿の検体が提供され、解析に組み込んだ。バイオマーカー低値と正常値の女性で受胎率に有意差なし 年齢、BMI、人種、現在の喫煙状況、ホルモン避妊薬使用の有無で補正後、妊活6周期までの推定受胎率は、AMH低値(<0.7ng/mL)群(84例)で65%(95%信頼区間[CI]:50~75%)、AMH正常値群(579例)で62%(同:57~66%)と両群で有意差はなかった。妊活12周期までの推定受胎率比較においても、有意差は示されなかった(AMH低値群84%[同:70~91%] vs. 正常値群75%[同:70~79%])。 血清FSHについても同様に、妊活6周期までの推定受胎率は高値(>10mIU/ml)群(83例、63%[95%CI:50~73%])と正常値群(654例、62%[同:57~66%])で有意差はなく、12周期までの推定受胎率も有意差はなかった(82%[同:70~89%] vs.75%[同:70~78%])。 尿中FSH値についても、高値(>11.5mIU/mg creatinine)群の妊活6周期までの推定受胎率(69例、61%[95%CI:46~74%])は、正常値群(660例、62%[同:58~66%])と有意差はなく、妊活12周期までの推定受胎率も有意差はなかった(70%[同:54~80%] vs.76%[同:72~80%])。 インヒビンB値に関しては、測定しえた737例において特定の月経周期での受胎率との関連性が確認されなかった(1-pg/mL増加当たりのハザード比:0.999、95%CI:0.997~1.001)。 なお著者は、出生ではなく受胎を主要評価項目としていること、排卵は評価されていないこと、男性の精液検体は提供されていないことなどを研究の限界として挙げている。

22308.

オシメルチニブ、EGFR変異陽性NSCLCの1次治療でブレークスルー・セラピーに指定

 AstraZeneca(本社:英国ロンドン、最高経営責任者(CEO):Pascal Soriot)は2017年10月9日、米国食品医薬品局(FDA)が転移性EGFR変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者の一次治療としてオシメルチニブ(商品名:タグリッソ)をブレークスルー・セラピーに指定したことを発表した。 オシメルチニブのブレークスルー・セラピー指定は、第III相FLAURA試験からのデータに基づき付与された。同試験は、未治療の上記患者を対象に、標準治療のEGFR-TKI(エルロチニブまたはゲフィチニブ)と、オシメルチニブの効果と安全性を比較した二重盲検無作為化試験。同試験では、無増悪生存期間(PFS)の中央値が標準治療群の10.2ヵ月に対し、オシメルチニブ群では18.9ヵ月と約2倍となった。これらの改善は脳転移の有無に関わらず、すべての事前指定されたサブグループにおいてみられた。またオシメルチニブの安全性プロファイルはこれまでと一致し、良好な忍容性を示した。 2017年9月28日、米国のNCCNガイドラインは、上記患者の一次治療にオシメルチニブの使用を含むよう改訂された。オシメルチニブは現在のところまだ、上記患者の一次治療でFDAの承認は得ていない。しかしEGFR-TKI抵抗性のEGFR T790M変異陽性進行NSCLC患者の二次治療として、米国、EU、日本、中国を含む50ヵ国以上で承認されている。■参考AstraZeneca(グローバル)プレスリリースFLAURA試験(Clinical Trials.gov)■関連記事durvalumabとオシメルチニブは新たな標準治療となりうるか:PACIFIC/FLAURA試験HR0.46、オシメルチニブが1次治療で標準治療を上回る(FLAURA)/ESMO2017オシメルチニブ、肺がんFLAURA試験の主要評価項目を達成

22311.

留学体験その3【Dr. 中島の 新・徒然草】(192)

百九十二の段 留学体験その3前回、前々回は渡米するにあたっての周囲からのアドバイスと、実際はどうだったのかということについて述べました。今回もその続きで、「留学している間が1番研究に専念できるぞ」という3つめのアドバイスについて、実体験に触れたいと思います。留学中が最も研究に専念できるというのもその通りでした。まず、忙しいかといえば忙しかったです。週のうち3~4日は、朝7時半頃にラボに出かけて夜の10時までいました。土日も半分くらいは出勤していたように思います。自宅が病院の向かいにあり、歩いて5分もかからなかったのも理由だったのかもしれません。一方、暇だといえば暇でした。平日の夕方に現地の日本人の知り合いが訪ねて来ることもあり、そんな時は午後3時頃に帰宅することもありました。日の高いうちに誰かがやってくるなんて、まるで小学生みたいな生活です。また、家で論文を書いているとボスから電話がかかってきて、「シン、大切なお客さんが来た。ちょっと出てきてデモをしてくれ!」ということもありました。そうすると、またラボに出かけて自分たちの研究の概要を紹介するわけです。大切なお客さんというのはスポンサーになって出資してくれそうな人達のことです。医療関係者ばかりでなく、どこから連れてきたのか中東の航空会社の人たちもいました。われわれの行っていたのは3次元コンピュータグラフィックスを用いた手術計画とナビゲーションだったので、デモをすると別の業界関係者にも大いにアピールすることができ、ボスも御満悦でした。研究を進める一方で論文を書くというのも重要な仕事ですが、当然のことながら在米中はすべて英語論文です。ところが私のいたラボは4分の3が外国人(非アメリカ人)だったので、正確な英語を書ける人が限られていました。そもそも2人いたボスもハンガリーとスイスの出身です。ということで、私が論文作成を手伝ってもらっていたのがデイビッドという髭モジャの大学院学生です。彼は数学専攻ですが、なぜか我々のラボに出入りしていました。数学者に医学の論文が指導できるのか、と誰もが思うことでしょうが、実はできるのです。論文というのは新しい発見や発明を論理的な文章で人に説明するものです。ということは、素人が読んでスッと理解できるような論文なら玄人にも受けがいいはず。その点、デイビッドには医学的知識が皆無だったので、ひたすら彼にも理解できるように論文を書きました。実際、われわれのしていた会話はこんな感じです。デイビッド「シン、この nasion とか inion とかいうのは何かね?」中島「nasion というのは鼻根点のことで、inion というのは後頭部の出っ張りや」デイビッド「そうするとワシら全員が1つずつ持っているもんか?」中島「そ、そや」デイビッド「それなら定冠詞をつけるべきだな」そんなわけで論文を書いてはジャーナルに投稿し、査読者のコメントが返ってきたら修正する、ということを2人で繰り返していたのです。そこに乱入してきたのがハンガリー人のチャールズでした。チャールズ「ちょっと見せてみろ。何を査読者に反論しとるんじゃ、アホか」デイビッド「いや、俺は査読者のコメントには反対だな」チャールズ「デイビッド、お前の意見なんかどうでもエエんや。査読者がこうしろと言ったら『まことに貴重な御意見ありがとうございます』と、その通りに書き直せ」デイビッド「でもなあ」チャールズ「こんなモンはな、糞リーガルペーパーと一緒や。誰も真実なんか追求しとらん!」中島「そこまで言わんでもええがな」チャールズはイギリス生まれのハンガリー人で、6ヵ国語をあやつります。なんせ自己主張が強いので、ラボでは敬遠されがちでした。チャールズ「おや? 共著者の中にデイビッドの名前が見当たらないぞ」デイビッド「そういや、そうだな」中島「ホンマや」チャールズ「シン。お前、これだけデイビッドの世話になっているんやから、こいつの名前も入れたれよ」デイビッド「確かに俺の名前があってもいいよな」初めてチャールズとデイビッドの意見が一致した瞬間です。中島「すまん、すまん。単に忘れとっただけや。つけ加えとくわ」チャールズ & デイビッド「それでエエんや」私が「つけ加えとく」と言った途端、2人とも上機嫌になりました。このあたり外国人はあっさりしていて、「なんで忘れたんだ?」みたいなことを言われないので気が楽です。というわけで留学期間中はほとんど雑用がなく、どんどんデータをとっては論文を書くということに集中できたので、大いに捗りました。「留学している間が1番研究に専念できるぞ」というアドバイスも私にとっては全くその通りでした。次回は留学中に最も苦しんだ言葉の壁について述べたいと思います。最後に1句異国では 1つの事に 没頭だ

22313.

肺動脈圧ガイドにおける左心室収縮能が低下した心不全のマネジメント

 ガイドラインに準じた薬物療法が増えているにも関わらず、左心室の駆出率が低下した心不全(heart failure and reduced ejection fraction:HFrEF)患者の一部は入院、および死亡率が依然高い。そこで、米国Brigham and Women’s HospitalのMichael M Givertz氏ら研究グループが、肺動脈圧の遠隔モニターにより薬物療法の最適化と予後を改善につながる情報を臨床医に提供しうるか検証した。Journal of the American College of Cardiology誌2017年10月10日号に掲載。CHAMPION試験:LVEFが低下した患者に対するサブ解析 CHAMPION(CardioMEMS Heart Sensor Allows Monitoring of Pressure to Improve Outcomes in NYHA Class III Heart Failure Patients trial)試験では、550例の慢性心不全患者を左室駆出率に関わらず登録し、事前に決められたサブグループ解析で、左室駆出率が低下(LVEF≦40%)した心不全患者の入院と死亡率について、治療群とコントロール群とで比較した。ガイドラインに準じた薬物療法の使用が可能なケースについては、事後解析が行われた。入院と死亡率の解析には、Andersen-GillとCox比例ハザードモデルが使われた。ガイドラインに準じた薬物療法が行われている場合、心不全入院33%、死亡率47%低下 HFrEF患者456例のうち、心不全での入院率は治療群でコントロール群に比べて28%低く(ハザード比[HR]:0.72、 95%信頼区間[CI]: 0.59~0.88、 p= 0.0013)、統計学的な有意差には至らなかったが、死亡率が32%低下する傾向が認められた(HR:0.68、95% CI:0.45~1.02、p=0.06)。試験開始時にガイドラインに準じた薬物療法(ACEI、ARBもしくはβ遮断薬)を少なくとも1種類内服している患者が445例おり、これらの患者では心不全の入院率が33%低下し(HR:0.67、95%CI、0.54~0.82、p=0.0002)、死亡率は47%低かった(HR:0.63、95%CI:0.41~0.96、p=0.0293)。コントロール群と比較して、ガイドラインに準じた薬物療法を2種類とも内服している群(337例)では、心不全の入院が43%低下し(HR:0.57、95%CI:0.45~0.74、p<0.0001)、死亡率は57%低下した(HR:0.43、95%CI:0.24~0.76、p=0.0026)。検証の結果、肺動脈圧を使用した心不全のマネジメントは、心不全の悪化と死亡率を低下させるとともに、血行動態と神経ホルモンの双方を改善するという相乗効果の重要性を明らかにした。CardioMEMS(カリフォルニア大学アーバイン校 循環器内科 河田 宏)関連コンテンツ循環器内科 米国臨床留学記

22314.

初回抗うつ薬治療無効患者、増量療法に意味はあるか

 多くのうつ病患者は、最初の抗うつ薬単独療法に十分反応しない。そのため、次の治療手段として、投与されている抗うつ薬の増量(漸増、高用量)がしばしば行われる。オーストリア・ウィーン医科大学のMarkus Dold氏らは、うつ病への抗うつ薬の増量について二重盲検無作為化比較試験のメタ解析を行った。Psychotherapy and psychosomatics誌2017年号の報告。 メタ解析には、標準用量の抗うつ薬で治療反応が不良であったうつ病患者を対象としている、抗うつ薬増量療法と標準用量継続療法を直接比較したすべての二重盲検無作為化比較試験(RCT)が含まれた。主要アウトカムは、HAM-D総スコアの平均変化とした。副次的アウトカムは、治療反応率、全原因による治療中断、無効、副作用とした。Hedges gとリスク比は、エフェクトサイズとして計算した。 主な結果は以下のとおり。・7つの二重盲検RCT(8アーム)より、1,208例が抽出された。・内訳は、fluoxetine 2件(448例)、セルトラリン2件(272例)、パロキセチン2件(146例)、デュロキセチン1件(255例)、マプロチリン1件(87例)であった。・抗うつ薬増量療法は、標準用量継続療法よりもHAM-D総スコア低下において有効ではないことが、プールされた抗うつ薬群(7件、999例、Hedges g:-0.04、95%CI:-0.20~0.12、p=0.63)と個々の抗うつ薬群のどちらでも認められた。・治療反応率、全原因による治療中断、無効による脱落について、差は認められなかった。・抗うつ薬増量療法の患者では、標準用量継続療法の患者よりも、副作用による脱落が有意に多かった。・メタ回帰分析では、ベースラインの症状重症度やエフェクトサイズに対する用量増加の影響は示されなかった。 著者らは「メタ解析の結果から、初回の抗うつ薬治療において標準用量で治療反応が認められない患者への抗うつ薬増量療法は、うつ病に対する一般的なエビデンスベースの治療選択肢としてみなされない」としている。■関連記事治療抵抗性うつ病、抗うつ薬併用 vs.抗精神病薬増強たった2つの質問で、うつ病スクリーニングが可能うつ病の薬物治療、死亡リスクの高い薬剤は

22315.

70%の人は痛みを我慢している

 ファイザー株式会社は、全国の慢性疼痛を抱える20代以上の男女約9,000人を対象にインターネット調査を実施した。 調査の概要は次のとおり。調査期間:2017年6月2日~19日調査対象:47都道府県8,924人スクリーニング条件:(1)週2回以上の頻度で「痛み」が起こる(2)3ヵ月以上「痛み」が続いている(3)疼痛の11段階の痛みスケールで、4以上の強さの痛み方法:インターネットアンケート調査痛みがあっても我慢する人は66.6% 「痛みがあってもある程度、我慢するべきだと思っていますか」という質問では、「非常にそう思う」(10.5%)と「ややそう思う」(56.1%)を合わせると66.6%となり、「痛み」があっても我慢をすると考えている人が7割近くにのぼった(参考:2012年調査では合わせて74.3%)。 また、「痛いということを、簡単に他人に言うべきではないと思いますか」に対しては、「非常にそう思う」(9.7%)と「ややそう思う」(44.5%)が54.1%となり、依然として「痛み」を自分だけで抱えている人が半数以上を占める結果だった(参考:2012年調査では合わせて55.7%)。 次に、「長く続く痛みに対して、痛みが治ることを諦めていますか」では、「非常にそう思う」(19.9%)、「ややそう思う」(49.2%)で69.1%となり、約7割の回答者が痛みの治療を諦めていることが判明した。 続く質問、「あなたは『長く続く痛み』の治療のため、通院したことがありますか?」には32.8%が「いいえ」と回答し、3人に1人がそもそも医療機関に受診しない現実が明らかとなった。そして、「いいえ」と回答した人に「なぜ通院していないのですか」と質問したところ、複数回答で「通院するほどでもないと思ったから」(36.6%)、「通院しても治らない気がするから」(33.8%)、「通院する費用がかかるから」(31.9%)の順に多かった。 さらに、「あなたが、今まで(5年以内)に行ったことのある、『長く続く痛みに対する対処法』はどのようなものがありますか」への複数回答では、「病院・医院で処方された薬」(52.0%)、「(柔軟体操、マッサージ、患部の温冷などで)自己対処している」(32.6%)、「整体、鍼灸、接骨院、マッサージなどで治療を受けている」(27.3%)という順で多かった。 「長く続く痛みの治療について、どのようなきっかけがあると医療機関を受診しようと思いますか」という質問では、複数回答で「日常生活に大きな支障が出たとき」(62.2%)が一番多く、「あまりにも症状がつらいと感じたとき」(56.3%)、「具体的な疾患の可能性があるとわかったとき」(27.7%)という順で多かった。栃木県、愛媛県の人は我慢強い!? 次に「あなたは長く続く痛みを感じた際に我慢しますか」で、「必ず我慢する」「だいたい我慢する」の回答を地域別にみると、栃木県(81.6%)、愛媛県(78.8%)、和歌山県(78.1%)の順で多く、一方、少ない地域は、神奈川県(68.3%)、静岡県(69.7%)、埼玉県(69.8%)の順であった。 また、「長く続く痛みがあってもある程度、我慢するべきだと思っていますか」に「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答したのは、栃木県(74.7%)、千葉県(71.8%)、島根県(71.7%)の順で多く、少ない地域は順に、秋田県(60.2%)、広島県と山梨県が同順位(61.1%)、大阪府(61.2%)だった。 「長く続く痛みに対して、痛みが治ることを諦めていますか」では、「非常にそう思う」「ややそう思う」の回答が、愛知県(75.7%)、鹿児島県(74.6%)、千葉県(74.5%)の順で多く、沖縄県(60.6%)、大分県(61.9%)、徳島県(62.1%)の順で少なかった。痛みと向き合って早期治療への取り組みを 本調査について、中村 雅也氏(慶應義塾大学 医学部整形外科 教授)は、「運動器の痛みが長期化することでQOLにも大きな影響を及ぼすことがすでに報告されており、痛みの種類に応じた早期の診断と適切な治療を行う必要がある」と指摘する。また、「実際に医療機関を受診するきっかけは『日常生活に大きな支障が出たとき』が最も多く、日常生活に大きな影響が出るまで、放置してしまう傾向がうかがえる」と分析。「痛みの治療を諦めずに自身の痛みを正確に把握し、適切な治療を行うために、医療機関を受診することが重要。痛みを我慢して放置するのではなく、痛みと向き合って早期治療に取り組んでもらいたい」とコメントを寄せている。■参考ファイザー株式会社 47都道府県 長く続く痛みに関する実態 2012年vs 2017年比較調査■関連記事その痛み、神経障害性疼痛かも?長引く腰痛、その裏に迫る!

22316.

多発性硬化症にクレマスチンフマル酸塩は有望/Lancet

 多発性硬化症(MS)における慢性脱髄性損傷の治療として、ミエリンの修復をターゲットとする薬剤の安全性と有効性を検討した初の無作為化比較試験「ReBUILD試験」の結果が報告された。米国・カリフォルニア大学サンフランシスコ校のAri J. Green氏らが、慢性脱髄性視神経症を呈するMS患者を対象に、クレマスチンフマル酸塩について行った検討で、安全性と有効性が認められたという。MSは、ミエリンの免疫メディエーターの破壊と進行性の神経軸索損失で特徴づけられる中枢神経系(CNS)の炎症性変性疾患である。CNSのミエリンは、オリゴデンドロサイト細胞膜の伸長によるもので、クレマスチンフマル酸塩がオリゴデンドロサイトの分化を刺激する可能性が、in vitro、動物モデル、ヒト細胞の試験で示唆されていた。Lancet誌オンライン版2017年10月10日号掲載の報告。 クレマスチンフマル酸塩の有効性と安全性の分析のためクロスオーバー試験を150日間実施 ReBUILD試験は、MS患者の治療薬としてのクレマスチンフマル酸塩の有効性と安全性を分析するため、単施設プラセボ対照無作為化二重盲検クロスオーバーにて行われた。被験者は、安定的免疫抑制療法を受ける慢性脱髄性視神経症を伴う再発MS患者50例で、国際的パネル基準により診断を受けてから15年未満だった。 研究グループは、2014年1月~2015年4月にかけて被験者を無作為に2群に分け、一方には当初90日間にわたりクレマスチンフマル酸塩(5.36mg 1日2回)を投与し、その後60日間はプラセボを投与した。もう一方の群には、プラセボを90日間投与し、その後クレマスチンフマル酸塩(5.36mg 1日2回)を60日間投与した。 主要アウトカムは、全視野図形反転刺激視覚誘発電位によるP100レイテンシー延長の短縮だった。クレマスチンフマル酸塩の投与は長期的損傷後もミエリン修復の可能性を示唆 被験者全例が試験を完了した。クロスオーバー試験として分析した結果、クレマスチンフマル酸塩投与により、レイテンシー延長は1.7ミリ秒/眼(95%信頼区間:0.5~2.9、p=0.0048)の短縮が認められ、主要有効性エンドポイントの達成が認められた。 なお、クレマスチンフマル酸塩の投与は倦怠感と関連していたものの、重篤な有害事象は報告されなかった。 同研究グループは試験結果を受けて、「ミエリンの修復は、長期にわたる損傷後も可能であることが示唆された」とまとめている。

22317.

重度CKDのHCV感染患者、グレカプレビル+ピブレンタスビルが有益/NEJM

 C型肝炎ウイルス(HCV)に感染しステージ4または5の慢性腎臓病(CKD)を有する患者に対し、NS3/4Aプロテアーゼ阻害薬グレカプレビル+NS5A阻害薬ピブレンタスビル(商品名:マヴィレット配合錠)の12週間投与により、98%と高いウイルス学的著効(SVR)が得られることが示された。ニュージーランド・オークランド市立病院のEdward Gane氏らが、患者104例を対象に行った第III相多施設共同非盲検試験の結果で、NEJM誌2017年10月12日号で発表した。1日グレカプレビル300mg+ピブレンタスビル120mgを12週間投与 研究グループは、HCV遺伝型1、2、3、4、5、6型のいずれかに感染し、肝硬変の有無を問わず代償性肝疾患を有し、重度腎機能障害または透析依存、あるいは両状態が認められる成人患者104例を対象に試験を行った。 被験者に対し、グレカプレビル(100mg)+ピブレンタスビル(40mg)の配合薬を1日3錠、12週間投与し、その有効性と安全性を評価した。 被験者は、ステージ4または5のCKDを有し、HCV感染に対する治療歴がない、またはインターフェロン、ペグインターフェロン、リバビリン、ソホスブビルのいずれかまたは併用による治療歴があった。 主要エンドポイントは、治療終了後12週時点のSVR率だった。104例中102例で治療後12週時点のSVR達成 被験者のHCV遺伝型1、2、3、4、5、6型への感染率は、それぞれ52%、16%、11%、19%、2%、2%だった。 主要エンドポイントのSVRが認められたのは、104例中102例(98%、95%信頼区間[CI]:95~100)だった。治療中にウイルス学的失敗を来した患者、治療終了後にウイルス学的再発を来した患者はいなかった。 有害事象のうち、被験者の10%以上で報告されたのは、かゆみ、倦怠感、悪心だった。重篤な有害事象の発現は24%。また、4例が有害事象のため試験治療を早期に中止したが、そのうち3例ではSVRが得られていた。

22318.

非小細胞肺がんへのatezolizumab、OAK試験の日本人解析/日本肺学会

 2017年10月14日、第58回日本肺学会学術集会で、岡山大学病院の久保 寿夫氏が、国際共同第III相臨床試験OAK試験の日本人集団の解析結果を発表した。OAK試験は、プラチナ製剤を含む化学療法中または後に増悪した局所進行・転移性非小細胞肺がん(NSCLC)患者1,225例を対象に、抗PD-L1抗体atezolizumabの有効性と安全性をドセタキセルと比較検討したオープンラベル無作為化試験。主要評価項目は、全患者およびPD-L1で選別されたサブグループ患者の全生存期間(OS)、副次評価項目は客観的奏効率(ORR)、無増悪生存期間(PFS)、安全性などである。すでに発表されている全集団における解析では、ドセタキセル群と比較してOSを4.2ヵ月延長し(OS中央値:13.8ヵ月 vs.9.6ヵ月、ハザード比[HR]:0.73、95%信頼区間[CI]:0.62~0.87)、良好な安全性が示されている。 日本人集団(OS解析対象の64例)のOS中央値はatezolizumab群で21.3ヵ月、ドセタキセル群で17.0ヵ月、ハザード比は0.80(95%CI:0.41~1.57)であり、全集団同様PD-L1の発現状態にかかわらず、atezolizumab群で改善が認められた。 有害事象については日本人101例を対象に解析され、Grade 3 以上の有害事象の発現率はatezolizumab群が26.8%、ドセタキセル群が91.1%とatezolizumab群で低かったが、免疫関連有害事象を含む投与中止に至った有害事象についてはatezolizumab群で多かった(17.9% vs.6.7%)。外国人集団との比較においては、Grade 3 以上の有害事象は日本人集団で少なかった(26.8% vs.40.1%)。日本人集団で多くみられたのは発熱(35.7%)、鼻咽頭炎(19.6%)などであった。 なお、atezolizumabはOAK試験ならびに第II相無作為化臨床試験であるPOPLAR試験の結果に基づき、上記患者に対して2016年10月に米国食品医薬品局(FDA)、2017年9月に欧州委員会(EC)により承認されている。■参考OAK試験(Clinical Trials.gov)中外製薬のプレスリリース■関連記事抗PD-L1抗体atezolizumab、非小細胞肺がんのOSを延長/Lancet抗PD-L1抗体atezolizumab、肺がんに承認:FDA

22319.

複合血管スクリーニングで死亡リスク7%低下:VIVA試験(解説:中澤達氏)-747

 デンマークの中央ユラン地域に在住する65~74歳のすべての男性約5万例を対象とした無作為化比較試験「VIVA試験(Vibrog Vascular trial)」で腹部大動脈瘤、末梢動脈疾患および高血圧に関する複合血管スクリーニングは、5年全死因死亡率を7%有意に低下させることが明らかになった(ハザード比:0.93[95%信頼区間:0.88~0.98、p=0.01])。これまで地域住民を対象とした集団スクリーニングに関する文献で死亡リスクの低下が確認されたことはない。特筆すべきことは、糖尿病、脳内出血、腎不全、がんの発症、または心血管外科手術後30日死亡が両群で有意差は確認されず、喫煙者を除外した事後解析でも結果はほぼ同じで薬物療法開始の効果と推測されることである。 日本の大動脈瘤や末梢閉塞性動脈疾患ガイドラインではスクリーニングするべき患者群は明記されていない。末梢閉塞性動脈疾患ガイドラインはTASC IIを参照しており、TASC IIでリスクファクターに関係なくすべての患者を末梢閉塞性動脈疾患スクリーニングの対象とするのは70歳以上となっている。この複合血管スクリーニングにより全死亡率を低下させたのは65~74歳男性の集団であったことに納得性は高い。多くの臨床家が実践している診療の裏付けとなったが、日本人にも当てはまるかは検討を要する。

22320.

BPSDに対するイチョウ葉エキスの効果~メタ解析

 イチョウ葉抽出エキスであるEGb761が認知症のBPSD(認知症の行動と心理症状)治療に有効であることが、無作為化比較試験で報告されている。スイス・チューリッヒ大学のEgemen Savaskan氏らは、これらの無作為化試験についてメタ解析を行った。International psychogeriatrics誌オンライン版2017年9月21日号の報告。 特定のBPSDに対するEGb761の効果を評価するため、臨床的に有意なBPSD(NPI総スコア6以上)が認められる(アルツハイマー病[AD]が疑われる、脳血管性認知症もしくは脳血管疾患を有するADが疑われる)認知症患者を対象とした、20週以上の無作為化プラセボ対照試験を抽出した。データをプールし、NPI single item compositeおよびcaregiver distressスコアの共同解析を、固定効果モデルのメタ解析により実施した。 主な結果は以下のとおり。・4つの研究より1,628例(EGb761群:814例、プラセボ群:814例)が抽出された。治療期間は、22~24週であった。EGb761の1日用量は、すべての研究において240mgであった。・すべての研究の全分析セットのデータを含むプールされた分析(EGb761群:796例、プラセボ群:802例)では、EGb761群はプラセボ群よりも合計スコア、10の単一症状スコアで有意な優越性が示された。・caregiver distressスコアに関しては、EGb761群はプラセボ群よりも妄想、幻覚、多幸を除くすべての症状において有意な改善が認められた。・EGb761のベネフィットは、主にベースライン時の症状改善であるが、いくつかの症状において発症率の低下が認められた。 著者らは「イチョウ葉抽出エキスEGb761を用いた22~24週の治療は、統合失調症様症状を除くBPSDと、それらの症状によって引き起こされる介護者の苦痛も改善した」としている。■関連記事BPSD治療にベンゾジアゼピン系薬物治療は支持されるか認知症になりにくい性格はなぜ、フィンランドの認知症死亡率は世界一高いのか

検索結果 合計:35654件 表示位置:22301 - 22320