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20061.

双極性障害に併存する不安障害の治療

 不安障害は、双極性障害患者において最もよく認められる併存疾患である。米国・パデュー大学のCarol A. Ott氏は、不安障害の治療に関して、現時点での情報をまとめた。The Mental Health Clinician誌2018年11月1日号の報告。不安障害への対処として気分安定薬による治療が確立されるべき 不安障害の治療に関する主なまとめは以下のとおり。・併存する不安障害の診断は、双極性障害の症状重症度に有意な影響を及ぼし、自殺念慮のリスクを上昇させ、心理社会的機能やQOLを低下させる可能性がある。・CANMAT(Canadian Network for Mood and Anxiety Treatments)タスクフォースは、2012年に治療法の推奨事項を公表しており、併用治療薬として、特定の抗けいれん気分安定薬と第2世代抗精神病薬を選択肢として挙げている。・セロトニン作動性抗うつ薬は、ほとんどの不安障害の治療に対して第1選択薬とされているが、双極性障害患者では問題となることがある。・双極性障害での抗うつ薬の使用は、躁転リスクや気分の潜在的な不安定化と関連している。・不安障害を併発した双極性障害患者および不安障害患者における不安障害への対処として、他の薬剤を併用する前に、気分安定薬による治療が確立されるべきである。・ベンゾジアゼピンは、CANMATタスクフォースの推奨では、第3選択療法とされているが、不安障害を併発した双極性障害患者、PTSD(心的外傷後ストレス障害)患者、物質使用障害患者では避けるべきである。・現在の臨床研究に基づき、ベンゾジアゼピン使用は、すべての患者において可能な限り避けなければならない。・対人関係療法、認知行動療法、リラクゼーション療法は、不安症状(とくに感情的体験)の治療に対し有効である。■関連記事双極性障害と全般性不安障害は高頻度に合併双極性障害患者の約半数が不安障害を併存双極性障害に対するベンゾジアゼピンの使用開始と長期使用

20062.

HPV陽性中咽頭がんへのセツキシマブ、5年生存率と毒性は/Lancet

 HPV陽性中咽頭がんについて、放射線療法+EGFR阻害薬セツキシマブは放射線療法+シスプラチンに対し、全生存(OS)および無増悪生存(PFS)ともに劣性であることが示された。米国・テキサス大学MDアンダーソンがんセンターのMaura L. Gillison氏らによる多施設共同無作為化非劣性試験「RTOG 1016試験」の結果で、Lancet誌オンライン版2018年11月15日号で発表された。放射線療法+高用量(100mg/m2)シスプラチンによるHPV陽性中咽頭がん治療の生存率は高いが(3年生存率はHPV陽性82.4%、HPV陰性57.1%)、若年患者における生存率の高さが、治療関連の後発性毒性への懸念を増している。シスプラチンの代わりにセツキシマブを併用したレジメンが、高い生存率を維持し治療関連の毒性を低下するかは不明であった。米国とカナダ182施設で、無作為化非劣性試験 セツキシマブが相当の患者生存率を維持し、急性および遅発性の毒性を低下するかを検討したRTOG 1016試験は、米国およびカナダのヘルスケアセンター182ヵ所で行われた。組織学的に確認されたHPV陽性中咽頭がんで、米国がん合同委員会(AJCC)第7版臨床基準のTNM分類でT1~T2・N2a~N3・M0またはT3~T4・N0~N3・M0、Zubrodパフォーマンスステータス0または1、18歳以上であり、適切な骨髄・肝・腎機能の患者を適格とした。 患者を無作為に1対1の割合で、放射線療法+セツキシマブ(放射線療法前に5~7日間400mg/m2を負荷投与し放射線療法後は週1回250mg/m2を7回投与:合計2,150mg/m2)、または放射線療法+シスプラチン(放射線照射1日目と22日目に100mg/m2を投与:合計200mg/m2)を受けるように割り付けた。放射線療法はいずれも、週に6回(1日に2回、6時間以上間隔で)を6週間、35回で計70Gyを照射した。 無作為化はランダム置換ブロック法を用いて均等に行った。また、T分類(T1~T2 vs.T3~T4)、N分類(N0~N2a vs.N2b~N3)、Zubrodパフォーマンスステータス(0 vs.1)および喫煙歴(10 pack-years以下vs.10 pack-years超)による層別化もした。 主要評価項目は、OS(無作為化からあらゆる死亡までの期間と定義)。非劣性のマージンは1.45とした。主要解析は、適格基準を満たした全患者を包含した修正intention-to-treat(ITT)に基づき行った。セツキシマブのシスプラチンに対する非劣性示されず 2011年6月9日~2014年7月31日に987例が試験に登録され、849例が無作為化を受けた(放射線療法+セツキシマブ群:425例、放射線療法+シスプラチン群:424例)。修正ITT集団には、セツキシマブ群399例、シスプラチン群406例が包含された。 追跡期間中央値4.5年後、セツキシマブ群はシスプラチン群に対しOSに関する非劣性基準を満たさなかった(ハザード比[HR]:1.45、95%片側信頼区間[CI]上限値:1.94、非劣性のp=0.5056、片側log検定のp=0.0163)。 約5年のOS率は、セツキシマブ群77.9%(95%CI:73.4~82.5)、シスプラチン群84.6%(80.6~88.6)であった。同じくPFS率は、セツキシマブ群(67.3%、95%CI:62.4~72.2)がシスプラチン群(78.4%、73.8~83.0)と比較して有意に低かった(HR:1.72、95%CI:1.29~2.29、p=0.0002)。また、5年間についてみた局所再発率は、セツキシマブ群(17.3%、95%CI:13.7~21.4)がシスプラチン群(9.9%、6.9~13.6)と比較して有意に高かった(HR:2.05、95%CI:1.35~3.10)。 急性の中等度~重度毒性の発現率(77.4%[95%CI:73.0~81.5]vs.81.7%[77.5~85.3]、p=0.1586)、遅発性の中等度~重度毒性(16.5%[12.9~20.7]vs.20.4%[16.4~24.8]、p=0.1904)は、セツキシマブ群とシスプラチン群で変わらなかった。 結果を踏まえて著者は、「HPV陽性中咽頭がんの適格患者の標準治療は、放射線療法+シスプラチンである」とまとめている。

20063.

Harmony Outcomes試験はGLP-1受容体作動薬のポジショニングに調和をもたらしたのか?(解説:住谷哲氏)-965

 GLP-1受容体作動薬を用いた心血管アウトカム試験(CVOTs)はこれまでにELIXA(リキシセナチド)、LEADER(リラグルチド)、SUSTAIN-6(セマグルチド)、そしてEXSCEL(weeklyエキセナチド)の4試験が報告されているので本試験が5試験目になる。これまでの試験の結果についてはすでにメタ解析が報告されており1)、おそらく週1回製剤albiglutideによる本試験を加えた5試験のメタ解析の結果が近日中に報告されると思われる。来年には同じく週1回製剤であるデュラグルチドのREWINDの結果が報告される予定であり、すべての試験を合わせると参加患者は合計50,000人以上になり1つのデータベースを形成すると言ってよい。 従来の4試験のメタ解析の結果では、3-point MACEはHR 0.90(0.82~0.99)、心血管死HR 0.87(0.79~0.96)、心筋梗塞(非致死性および致死性)HR 0.94(0.86~1.03)、脳卒中(非致死性および致死性)HR 0.87(0.75~1.00)、総死亡HR 0.88(0.81~0.95)であり、3-point MACE、心血管死および総死亡には有意な減少を認めた。しかし心筋梗塞および脳卒中には有意な減少を認めなかった。一方、本試験では3-point MACE HR 0.78(0.68~0.90)および心筋梗塞(非致死性および致死性)HR 0.75(0.61~0.90)には有意な減少を認めたが、その他のアウトカムには有意な減少を認めなかった。この結果の相違が薬剤の違いによるのか、対象患者の背景の相違によるのか、試験期間の相違によるのか、または単なる偶然によるのかは明らかではない。 本試験の観察期間の中央値はわずかに1.6年である。図2にある3-point MACEのKaplan-Meier曲線を見ると試験開始12ヵ月後にすでに差が開いており、これは主として心筋梗塞の減少に由来していると思われる。本試験も他のCVOTsと同様にevent-drivenであり、試験開始前のpower analysisでは611の3-point MACEが発生した時点で試験は終了予定で、2.2~3.2年が必要と想定されていた。しかし予想以上の速度で3-point MACE(とくに非致死性心筋梗塞)が発生したため、そのままでは1.1年程度で試験が終了することになり十分な安全情報が得られない可能性があることが明らかとなった。そこで途中でプロトコルを変更して最低1.5年はフォローすることになったようである。 本試験も含めたGLP-1受容体作動薬の5試験の中で有意に総死亡を減らしたのはLEADERのリラグルチドのみである。しかしEXSCELにおいては、実は総死亡のHR 0.86(0.77~0.97、p=0.016)であったが、hierarchical statistical testing planに基づいて有意な減少とはされなかった。LEADERの観察期間は5試験の中で最も長く中央値3.8年であり、EXSCELはそれに次いで3.2年であった。ELIXAおよびSUSTAIN-6はともに2.1年である。あくまで推測であるが、GLP-1受容体作動薬による総死亡減少を期待するには少なくとも3年以上の長期間が必要なのかもしれない。 先日ADA/EASDが発表した高血糖管理アルゴリズム2018では、動脈硬化性心血管病(ASCVD)を有する2次予防患者においてはメトホルミンに併用する薬剤としてGLP-1受容体作動薬を推奨している。4試験のメタ解析の結果から考えて、これは妥当な推奨だといえよう。本試験の結果は、少なくともこの推奨に対して不協和音discordを奏でるものではないだろう。

20064.

第8回 QRS電気軸イロハのイ【Dr.ヒロのドキドキ心電図マスター】

第8回:QRS電気軸イロハのイ心電図を漏れなく読む上で、「(QRS)電気軸」の確認は無視できません。でも、高校時代の数学の授業が思い出されてどうも苦手…。よく聞きますね、そんな声。でもね、Dr.ヒロのレクチャーを聞いたらば、電気軸も難しくないんだと思ってもらえるハズ。今回はそのイントロです。症例提示47歳、女性。健康診断での心電図を示す(図1)。(図1)健診での心電図画像を拡大する【問題1】心電図のQRS電気軸について、正しいのはどれか。1)正常軸2)右軸偏位3)左軸偏位4)高度軸偏位(北西軸)5)不定軸解答はこちら1)解説はこちら心室興奮・収縮が向かう方向を一つの矢印で表現しようというのが「QRS電気軸」の概念です。定性的な理解のみなら、I誘導とaVF誘導(ないしII誘導)のQRS波の向き(極性)だけで判定することができます。1)○:I誘導、aVF(II)誘導ともQRS波は上向き(陽性)であり、「正常軸」と判定できます。自動診断結果も「正常範囲」となっており、こういう場合“9分9厘”異常所見はありません。2)×:I誘導:下向き(陰性)、aVF(II)誘導:上向き(陽性)の場合を示す。3)×:I誘導:上向き、aVF(II)誘導:下向きの場合を示す。4)×:I誘導:下向き、aVF(II)誘導:下向きの場合を示し、日常出くわす頻度はかなり少ないと思います。5)×:I誘導かつ/またはaVF(II)誘導のQRS波で「R波の高さ≒S波の深さ」のためどっち向きともつかず、各領域の境界線上に来て“決められない(不定)”という意味。今回は該当しません。今回のテーマは、電気軸-入門編-です。『先生、私、電気軸がニガテです。数学の授業みたいで、何が言いたいのかイメージできません…(泣)』医学生・研修医やナースから多く聞こえる“悲鳴”です。心電図の勉強をはじめたての頃、久しく忘れていた座標平面の上に矢印なんかで説明されて…殺傷力抜群の授業や教科書を誰しもが体験したでしょう。この段階で心電図を諦める人、続出なんです。かくいうDr.ヒロも一度やられています(笑)正確には「QRS電気軸(QRS-axis)」といいますが、“QRS-”の部分を省略したシンプルな言い方も同義と考えてOKです。このQRS電気軸の異常は特定の疾患とリンクする重大所見ではないのですが、系統的な判読を推奨する立場の人間としては、“見なかったことにする”のはNGだと思っています。では、「電気軸」という用語が難しいと構える人に、どうしたら抵抗なく理解してもらえるか…ボクなりに考えた末、「QRS波の向き」と言い換えてはどうかとの結論に至りました。そこで、ボクの語呂合わせでは、電気軸をスパイク・チェックのR(QRS)波の「向き」を見る部分でチェックします(第1回)。R(QRS)波の「向き」チェックのポイント基本は洞性P波の“イチニエフの法則”と同じ「向き」(1)イチニエフ(I、II、aVF)で上向き(2)ブイシゴロ(V4~V6)も上向き(3)アール(aVR)で下向きで、出たっ、ここでも“イチニエフの法則”が! これは洞調律の“定義”ともいうべき「洞性P波」の向きを規定する、ありがたい“呪文”でしたね(第2回)。実は、正常なQRS波の「向き」というのは洞性P波のそれと同じなんです。このうち、ポイント(1)がQRS電気軸をチェックする過程に相当します。向きについては、(2)の部分も正常では上向きです。ここが下向きの場合、「時計回転」という異常と理解すると良いでしょう。補足ですが、この「回転」という概念は、心臓を輪切りにした断面(水平断)で心室興奮が進んでいく方向が変になっているということなのですが…電気軸よりも余計マニアックかな?(3)のaVR誘導は通常あまり注目されませんが、上向きだと肢誘導電極の左右間違いを疑うこともありましたが、これもaVR誘導のQRS波は「下向き」なのが正常と理解すれば特別難しいことではありません(第6回)。“肢誘導界での電気の流れ”心臓をおデコ(額)と平行な断面(前額断または冠状断)で切ると、そこには“肢誘導の世界”が広がっています。肢誘導は上下左右など「方向」に強い誘導ですが、この面上で心室における電気の流れを大胆に一本の“矢印”で表したものがQRS電気軸になります。言葉より図示した方が早いので、これで説明しましょう(図2)。これは手電極の左右つけ間違いを扱った時にも登場した図ですね。簡便にはI誘導とaVF誘導の2つの誘導それぞれでQRS波が上向き(陽性)か下向き(陰性)かを見ます。aVF誘導ではなく、方向的に近い場所から見るII誘導で説明される場合もありますが、ニサンエフ(II、III、aVF)は“ご近所さん”ですから、同様に扱って良いことも理解できますね。まず、両方とも上向きなのが「正常軸」[(図2)緑色エリア]。文字通り、これが正常で、心電図(図1)もこれに該当しますね。一方、これ以外の場合、QRS電気軸に偏位があると表現します。I誘導だけ下向きなら「右軸偏位」[(図2)赤色領域]、aVF(II)誘導だけ下向きなら「左軸偏位」といいます[(図2)青色領域]。両方下向きなら「高度(の)軸偏位」と呼びましょう。これには「北西軸」という別の言い方もあります[(図2)橙色領域]。(図2)肢誘導の世界とQRS電気軸画像を拡大するこの図さえわかれば、今回の問題は解答できます。なお、互いに直交するI誘導とaVF誘導で分ける場合には(図2)のように90°ずつきれいに分けられますが、右軸・左軸偏位ゾーンを30°ずつ削って「-30°~+120°」がQRS電気軸の正常範囲とされることもあります(つけ加えられた部分は“軽度の”右軸ないし左軸偏位という扱いです)。『っていうか、何度とかプラス・マイナスとか頭がついてかないよー』そんな人、手を挙げて。これはね、あくまでも説明のため。全部キッチリ覚えろなんていう気はボクにはありません。理解するためと考えましょう。ニサンエフ同様、「イチエルゴロク(I、aVL、V5、V6)」は心電図の世界で頻回に登場する“4兄弟”です。難しいコトバでは「左側胸部誘導」や「側壁誘導」と言ったりします。左側胸部に貼るV5、V6誘導の位置、またはaVLにL(left)がついていることからもわかるように、I誘導は心臓を左側から眺める誘導です。そして、ここが「±0°」で円座表のゼロ点になります。今でこそ12個となった誘導ですが、心電図黎明期にはI~IIIの3つしかありませんでした。その意味でも、一番はじめの「I」が0゚に設定されていると理解して下さい。ここから時計回りがプラス(+)、反時計回りがマイナス(-)の世界です。どっちがプラスかマイナスかわからなくても、普通は正常軸がプラスになるよう設定しますよね。“右・左、どちらか悩む人へ”心電図の講義時によく受ける質問として、『どっちが右軸でどっちが左軸かわからなくなるけれど、どうしたらいいですか?』というものがあります。そんな時、ボクのアンサーは「I誘導で下向き(陰性)」の意味を考えよ、です。心電図の基本ルールとして、興奮が自分の見ている“視点”(誘導)に向かってくる場合にプラス(陽性)の振れとして描かれます。I誘導は心臓の“真左”ですから、そこがマイナス(陰性)なら心室興奮は右方向にずれていっていますよね。それが右軸偏位の真意と理解するのです。これは、別に何かを“暗記”せずとも“理解”することで道が開ける典型例です。左軸偏位はといえば、逆にI誘導が上向き(aVF [II] 誘導が下向き)の方と考えたらオッケーでしょう。臨床的な頻度は圧倒的に左軸偏位が多いですよ。でも、頭の中は右軸偏位の意味するところで理解しておき、左軸偏位を右軸偏位“じゃない方”と考えれば、右軸か左軸か悩む人の“福音”になると信じています。どうだったでしょうか?今回は電気軸‐入門編‐として、QRS波の「向き」の観点で定性的な解説をしました。何度か読み直してもらうことで、理解が深まると思います。次回は、具体的な数値(角度)を用いたQRS電気軸の問題を扱います。今回の議論よりは一歩進んだ話ですが、とっておきの手法を用いて解説したいと思います。どうぞお楽しみに!Take-home Message1)QRS電気軸とは、“肢誘導界(前額断)”で心室興奮が向かう大まかな方向を示すもの。2)QRS電気軸チェックにも“イチニエフの法則”を応用できる!3)I誘導とaVF(またはII)誘導のQRS波の「向き」だけ見れば定性的チェックは十分!【古都のこと~光悦寺~】“紅葉スポット”として11月中~下旬には多くの人で賑わう光悦寺。多能な本阿弥光悦が江戸時代初期に芸術郷を築いたことで知られています。竹を菱形に組んだ光悦垣に囲まれた茶室(大虚庵:ほかも含め境内に計7つあります)、色づき始めた紅葉に独特の趣を感じた後、さらに歩を進めると鷹峰三山を望む景色に圧倒されました。個人的には、まだ人もまばらな初秋の方が、より魅力的に感じる場所ではないかと思いました。

20065.

第16回 薬剤師人生を10倍楽しむ方法【週刊・川添ラヂオ】

動画解説薬剤師の仕事の大部分を占める調剤・投薬・薬歴。もしこの時間を苦痛と感じているのなら、仕事を楽しめるはずがありません。Do処方の患者さんとの倦怠期を乗り越える秘訣は暮らしが先にくる思考回路。これを会得すれば、患者さん対応が楽しくなるはずです。

20066.

サルコペニア嚥下障害は誤嚥性肺炎などの入院が引き金に

 元気だったはずの高齢者が、入院後に低栄養で寝たきりになるのはなぜか。2018年11月10、11日の2日間、第5回日本サルコペニア・フレイル学会大会が開催された。2日目に行われた「栄養の視点からみたサルコペニア・フレイル対策」のシンポジウムでは、若林 秀隆氏(横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科)が「栄養の視点からみたサルコペニアの摂食嚥下障害対策」について講演した。誤嚥性肺炎で救急搬送されサルコペニアの嚥下障害になる “嚥下障害があり、食べられないから低栄養になる”という流れはごく普通である。若林氏は、「低栄養があると嚥下障害を来すことがあり、これはリハビリテーションだけでは改善することができない。つまり、栄養改善が要」と、本来とは逆ともとれる低栄養のメカニズムについて解説した。 若林氏によると、一見、元気な老人でも実はサルコペニアを発症している可能性があるという。たとえば、喉のフレイル(嚥下障害ではないが正常より衰えている状態)が原因となり、誤嚥性肺炎を発症。その後、救急搬送され寝たきりや嚥下障害になる場合がある。この原因について同氏は、「急性期病院で誤嚥性肺炎を発症すると“根拠のない安静”や“禁食”がオーダされやすい」と、嚥下、腸管や心臓機能などの適切な評価がなされていない点を指摘。さらに、「病院内での不適切な安静臥床と栄養管理や肺炎の急性炎症による筋肉の分解でサルコペニアを生じる結果、これまで外出や食事が可能であった方でも寝たきりや嚥下障害となる」と、入院後の管理体制を問題視した。サルコペニアによる嚥下障害の定義とは 同氏らを含む4学会(日本サルコペニア・フレイル学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会、日本リハビリテーション栄養学会、日本嚥下医学会)は、サルコペニアによる嚥下障害を立証し、メカニズム、診断、治療、今後の展望に関する統一的見解を提言するために、ポジションペーパーを作成している1)。 この合同学会において、サルコペニアによる嚥下障害を以下のように定義している。1)全身の筋肉と嚥下関連筋の両者にサルコペニアを認める2)脳卒中など明らかな摂食嚥下障害の原因疾患が存在し、その疾患による摂食嚥下障害と考えられる場合は除外する3)神経筋疾患による筋肉量減少や筋力低下、そして摂食嚥下障害はサルコペニアの摂食嚥下障害には含めない ポジションペーパーに採用された研究の一部には、今年発表された基礎研究も含まれる。これによると、誤嚥性肺炎では舌や横隔膜で筋分解が亢進し、筋萎縮が生じることが示された2)。これについて同氏は、「人間でも同様のメカニズムにおいて呼吸筋、全身の骨格筋、嚥下筋の筋萎縮が引き起こされ、最終的に寝たきりに至るのでは」と、研究結果を踏まえた人体への影響を説明。さらに、同氏が行った嚥下関連筋のレジスタンストレーニングに関するRCT3)を示し、摂食嚥下障害の原因がサルコペニアの場合、栄養改善を行いながらレジスタンストレーニングを行うと改善しやすい傾向であることを解説した。急性期病院患者のサルコペニア嚥下障害の有病割合は32% 急性期病院の実態として、嚥下リハ患者のサルコペニア有病割合は49%を占め、患者の2人に1人がサルコペニアであることが判明している4)。さらに、患者全体ではサルコペニア嚥下障害の有病割合は32%と、3人に1人はサルコペニアの嚥下障害を有し、急性期病院で起こりがちな、“とりあえず安静”、“とりあえず禁食”、“とりあえず水電解質輸液のみ”によって引き起こされている。これを『医原性サルコペニア』と呼び、同氏は「サルコペニアによる嚥下障害の患者は、他の嚥下障害よりも予後が悪いため予防が重要」と予防の大切さを訴えた5)。サルコペニアによる摂食嚥下障害の予防・治療へ攻めの栄養管理 今後の展望として、サルコペニアによる摂食嚥下障害の予防、治療への介入研究、管理栄養士の積極的な介入を必要が必要であると述べ、それに有用な“攻めの栄養管理“を以下のように提唱した。・(痩せている)実体重の場合:エネルギー必要量=エネルギー消費量±蓄積量(200~750kcal/day)・理想体重の場合:35kcal/kg/day 最後に同氏は、「サルコペニアは地域での予防、軽微な状態で発見し介入することが重要」と述べ、リハ栄養診断やゴール設定など、リハ栄養における5つのステップ5)の活用を求めた。■参考1)Fujishima I, et al. Sarcopenia and dysphagia: Position paper by four professional organizations. Geriatr Gerontol Int, in press2)Komatsu R, et al. J Cachexia Sarcopenia Muscle. 2018;9:643-653.3)Wakabayashi H, et al. Nutrition. 2018;48:111-116.4)Wakabayashi H, et al. J Nutr Health Aging. 2018 Oct 16.5) Nagano A, et al. Rehabilitation nutrition for iatrogenic sarcopenia and sarcopenic dysphagia. J Nutr Health Aging, in press■関連記事初の「サルコペニア診療ガイドライン」発刊高齢者のフレイル予防には口腔ケアと食環境整備を「食べる」ことは高齢者には大問題

20067.

統合失調症患者に対するベンゾジアゼピン使用と肺炎リスク

 統合失調症患者では、ベンゾジアゼピンの投与量や使用頻度が一般集団よりも高い。台湾・台北市立連合医院のSheng-Yun Cheng氏らは、統合失調症患者におけるベンゾジアゼピン使用と肺炎発症リスクとの関連を調査するため、ネステッド・ケース・コントロール研究を実施した。Psychopharmacology誌2018年11月号の報告。 台湾の全民健康保険研究データベースを用いて、2000~10年の統合失調症コホートより3万4,929例を抽出した。統合失調症コホート内より、肺炎患者2,501例およびマッチした対照群9,961例(比率1:4)を抽出した。ベンゾジアゼピン使用は、薬剤、治療期間、1日投与量で分類した。ベンゾジアゼピン使用と肺炎リスクとの関連性は、条件付きロジスティック回帰モデルを用いて分析した。 主な結果は以下のとおり。・30日以内のベンゾジアゼピン使用において肺炎リスクが高かった薬剤は、以下の順であった。 ●ミタゾラム(調整リスク比:6.56、p<0.001) ●ジアゼパム(調整リスク比:3.43、p<0.001) ●ロラゼパム(調整リスク比:2.16、p<0.001) ●トリアゾラム(調整リスク比:1.80、p=0.019)・また、現在使用されているほとんどのベンゾジアゼピンにおいて、肺炎リスクに対する用量依存反応が認められた。・肺炎リスクは、γ-アミノ酪酸A α1、α2、α3受容体との親和性と相関が認められた。 著者らは「統合失調症患者において、ベンゾジアゼピン使用と肺炎リスクには、用量依存的な関連が認められた。各薬剤のリスクと作用機序の違いについては、さらなる検討が必要である。臨床医は、ベンゾジアゼピンを使用している統合失調症患者における肺炎の早期兆候を見逃さないようにすべきである」としている。■関連記事アルツハイマー病患者へのベンゾジアゼピン使用と肺炎リスクベンゾジアゼピン系薬の中止戦略、ベストな方法は統合失調症治療、ベンゾジアゼピン系薬の位置づけは

20068.

脳梗塞、70歳未満なら180分で再開通できれば9割転帰良好

 急性期脳梗塞に対する血行再建治療では、若年で再開通までの時間が短いほど転帰がよく、とりわけ70歳未満ならば180分未満で再開通できれば、9割で良好な転帰が得られる。大阪大学医学部附属病院の藤堂 謙一氏らは、こうした結果をRESCUE Japan Registry2のデータを用いた解析で明らかにした。2018年11月22日~24日、仙台で開催された日本脳神経血管内治療学会で発表した。 解析は、2014年10月から2017年1月に46施設で登録された急性脳主幹動脈閉塞2,399例のうち、緊急血行再建治療を実施しTICI(Thrombolysis In Cerebral Infarction)スコア2b以上の有効再開通を獲得した1,094例を対象に行われた。70歳未満、70歳以上80歳未満、80歳以上の各年齢層において、最終確認から再開通までの時間カテゴリごと(180分未満、180分以上240分未満、240分以上)の転帰を比較。3ヵ月後のmRS (Modified Rankin Scale)2以下を転帰良好とし、性別、発症前mRSスコア、NIHSSスコア、ASPECTS(またはDWI-ASPECTS、pc-ASPECTS)、心房細動の有無、搬入時血圧・血糖値で調整し、転帰良好に対する再開通遅延(1カテゴリ遅延)のオッズ比を算出した。 各年齢層における最終確認-再開通時間180分未満/180分以上240分未満/240分以上の転帰良好の頻度は、70歳未満では90%/68%/55%(p<0.01)、70歳以上80歳未満では65%/48%/39%(p<0.01)、80歳以上では41%/34%/25%(p<0.05)。いずれの年齢層も再開通までの時間が短いほど、転帰は有意に良好だった。遅延による転帰良好の減少幅は、若い年齢層ほど大きい傾向であったが、有意ではなかった(交互作用のp=0.11)。 また、最終確認-再開通遅延(1カテゴリ遅延)のオッズ比は、70歳未満0.35(0.23~0.53)、70歳以上80歳未満0.48(0.34~0.67)、80歳以上0.68(0.49~0.94)だった。 「いずれの年齢層でも再開通時間短縮による転帰改善を確認できた。若年層は短時間で再開通できれば、高率で良好な転帰を獲得できるが、遅延するほど、転帰良好の割合の減少幅が大きくなり、時間短縮の重みがより大きいといえる」と藤堂氏は話している。

20069.

不健康な生活様式が重なると女性の糖尿病リスク5倍以上に/BMJ

 交替制の夜勤労働と不健康な生活様式はいずれも2型糖尿病のリスクと関連し、これらが併存すると、個々の要因を単独に有する場合に比べリスクが相加的に高くなることが、米国の女性看護師を対象とする調査の解析で示された。中国・華中科技大学のZhilei Shan氏らが、BMJ誌2018年11月21日号で報告した。交替制の夜勤労働者は不健康な生活様式の頻度が高いとする報告は多い。また、交替制夜勤労働と不健康な生活様式は、いずれも2型糖尿病のリスクを増大させることが知られている。NHSとNHS IIのデータを用いた前向きコホート研究 研究グループは、交替制夜勤労働の期間および生活様式の因子と、2型糖尿病リスクの複合的な関連を評価し、夜勤労働単独、生活様式単独、およびこれらの交互作用を定量的に検討する前向きコホート研究を行った(米国国立衛生研究所[NIH]などの助成による)。 米国の「看護師健康調査(Nurses' Health Study[NHS]:1988~2012年)」および「看護師健康調査II(NHS II:1991~2013年)」に参加した女性看護師のうち、ベースライン時に2型糖尿病、心血管疾患、がんに罹患していない14万3,410例を対象とした。 交替制夜勤労働は、日勤および準夜勤に加えて、当該月に3回以上の夜勤に就いた場合と定義した。不健康な生活様式の因子は、現喫煙、中~高強度の身体活動が1日に30分未満、代替健康食指数(Alternate Healthy Eating Index[AHEI]:0~10点、10点は1日の推奨サービング数の順守を示す)のスコアが低値(下位の5分の3まで)の食事、BMI≧25であった。 主要アウトカムは2型糖尿病の発症とした。2型糖尿病は、参加者の自己報告により同定し、補足的な質問票で確定した。夜勤期間は1~5年、5~9年、10年以上、なしに分け、不健康な生活様式は0~1項目、2項目、3項目以上に分けて解析を行った。リスクの約7割が不健康な生活様式に起因 夜勤の経験のない女性と比較して、夜勤の年数が増えるに従って、現喫煙が多くなり、BMIが増加した。また、夜勤期間が長くなるに伴い、NHSの参加者は年齢が高くなり、NHS IIの参加者は非婚者および単身者が多くなった。22~24年のフォローアップ期間に、1万915人が2型糖尿病を発症した。 夜勤経験のない女性に比べ、夜勤期間が長期になるに従って、2型糖尿病の多変量補正ハザード比(HR)は上昇することが認められた(傾向のp<0.001)。また、不健康な生活様式が0~1項目の場合に比し、3項目以上の参加者は、2型糖尿病のリスクが5倍以上であった(補正後HR:5.39、3.65~7.95)。さらに、夜勤経験がなく、かつ不健康な生活様式が0~1の群に比べ、夜勤が10年以上かつ不健康な生活様式が3項目以上の群における2型糖尿病の多変量補正後HRは7.04(5.29~9.37)だった。 夜勤期間が5年長くなるごとの2型糖尿病の多変量補正後HRは1.31(95%CI:1.19~1.44)、不健康な生活様式の因子が1つ増えるごとの補正後HRは2.30(1.88~2.83)であった。これら2つの複合作用による2型糖尿病の補正後HRは2.83(2.15~3.73)であり、相加的な交互作用が認められ(交互作用のp<0.001)、交互作用に起因する過剰なリスクは0.20(0.09~0.48)であった。 2型糖尿病の発症に影響を及ぼす複合的関連のリスクの割合は、夜勤単独が17.1%(14.0~20.8%)、不健康な生活様式単独は71.2%(66.9~75.8%)であり、これらの相加的な交互作用に起因するリスクの割合は11.3%(7.3~17.3%)だった。 著者は、「2型糖尿病の多くは、健康的な生活様式を順守することで予防可能であり、交替制夜勤労働者では、より大きな便益が得られる可能性が示唆される」としている。

20070.

HPV陽性中咽頭がん、セツキシマブvs.標準レジメン/Lancet

 低リスクHPV陽性中咽頭がんに対して、放射線療法+EGFR阻害薬セツキシマブは、標準レジメンの放射線療法+シスプラチンと比較して毒性低下のベネフィットは示されず、腫瘍コントロールに関しては重大な損失をもたらすことが示された。英国・バーミンガム大学のHisham Mehanna氏らによる第III相の多施設共同非盲検無作為化試験「De-ESCALaTE HPV試験」の結果で、Lancet誌オンライン版2018年11月15日号で発表された。HPV陽性中咽頭がんの発生は急速に増大しており、とくに若年成人を急襲している。セツキシマブは、標準治療のシスプラチンの毒性を低下しde-escalationな放射線併用療法を可能にするものとして提案されたが、この戦略の有効性に関して無作為化試験に基づくエビデンスはなかった。3ヵ国32治療センターで被験者を集めて無作為化試験 De-ESCALaTE HPV試験は、アイルランド、オランダ、英国の頭頸部治療センター32ヵ所で行われた。対象者は、18歳以上で低リスクHPV陽性中咽頭がん(非喫煙者もしくは生涯喫煙が10 pack-year未満)の患者。 適格患者は臨床担当医によって集められ、放射線療法(35回照射で計70Gy)に加えて、シスプラチン静脈内投与(100mg/m2を放射線照射日1、22、43日に投与)、またはセツキシマブ静脈内投与(初回400mg/m2投与後、7週ごとに250mg/m2投与)を受けるよう1対1の割合で無作為に割り付けられた。 主要評価項目は、治療終了後24ヵ月時点で評価したすべて(急性および遅発性)の重篤(Grade3~5)毒性イベントで、intention-to-treat集団およびper-protocol集団で解析・評価した。標準レジメンを用いるべき 2012年11月12日~2016年10月1日に、334例の患者が集められた(シスプラチン群166例、セツキシマブ群168例)。 主要評価項目の発生について、群間で有意な差はなかった。患者当たりの平均イベント件数は、シスプラチン群4.8件(95%信頼区間[CI]:4.2~5.4)、セツキシマブ群4.8件(4.2~5.4)であった(p=0.98)。24ヵ月時点で、全グレードの毒性イベントについても群間で有意な差はなかった。患者当たりの平均イベント件数は、シスプラチン群29.2件(27.3~31.0)、セツキシマブ群30.1件(28.3~31.9)であった(p=0.49)。 一方で、2年時点の全生存率(OS)については有意差が認められ、シスプラチン群97.5 vs.セツキシマブ群89.4%であった(ハザード比[HR]:5.0[95%CI:1.7~14.7]、p=0.001)。また、2年再発率にも有意な差があった(6.0 vs.16.1%、HR:3.4[1.6~7.2]、p=0.0007)。 結果を踏まえて著者は、「シスプラチンに忍容性がある低リスクHPV陽性中咽頭がん患者に対しては、標準レジメンの放射線療法+シスプラチンを用いるべきである」とまとめている。

20073.

免疫チェックポイント阻害薬であるアテゾリズマブとnab-PTXの併用は未治療の進行/転移性乳がんの予後を改善する(解説:矢形寛氏)-962

 乳がん領域での免疫チェックポイント阻害薬の有効性に関する初のP3 RCTの報告である。化学療法は腫瘍抗原の放出と免疫チェックポイント阻害薬の抗腫瘍効果を高めるようであり、とくにタキサンはToll様受容体の活性化と樹状細胞の活動性を促進するため、併用効果が期待されてきた。 本試験ではnab-PTXとヒト型抗ヒトPD-L1モノクローナル抗体アテゾリズマブの併用効果が検証され、追跡期間約1年でPFSの有意性が示された。また、PD-L1が免疫染色にて腫瘍浸潤免疫細胞の1%以上発現がみられるものは、より有効性があるようであった。Grade3以上のアテゾリズマブに関連する有害事象はとくにないようであった。OSはmarginalであったが、症例数の設定とTNBCという一般的に予後が短い特殊な集団であることを考えると、OSへの寄与も十分見込めるのではないかと考えられる。 コストの問題は常につきまとうが、乳がん領域への重要な知見である。PD-L1の免疫染色の臨床的有用性だけでなく、マイクロサテライト不安定性や遺伝子変異数(Tumor Mutation Burden:TMB)との関連も検証してほしい。■「nab-PTX(ナブパクリタキセル)」関連記事進行膵がんのnab-PTX+GEM療法、新たな標準治療のエビデンス/NEJMnab-パクリタキセル+アテゾリズマブ、トリプルネガティブ乳がんでPFS延長(IMpassion130)/ESMO 2018

20074.

過剰処方の解消に薬剤師が一役買った(解説:折笠秀樹氏)-964

 薬剤の過剰投与はポリファーマシーとも呼ばれ、日本でも社会問題になっている。とくに、高齢者で問題が大きい。なぜ問題かというと、過剰投与によってさまざまな有害事象が生じるからである。極論としては、薬剤の過剰投与が死因の上位にあるという意見も聞かれる。欧米では「ビアーズ(Beers)基準」が作られ、使用を避けるべき薬剤の一覧表が示されている。薬とお酒を掛けて「Beers」、ビール基準と洒落たのかとも思ったけど、実は「Beers」とは提唱した人の名前らしい。 今回、ランダム化比較試験を通じて、過剰処方の解消に薬剤師が一役買えることが立証できた。薬剤師が過剰処方の危険性について小冊子を患者に渡したり、薬剤師が担当医に薬を減らすよう進言した。薬剤師から医師に処方箋について進言することは、日本ではできないだろう。しかし、本研究の実施場所であるカナダ・ケベック州では、薬剤師に法律上認められた行為のようだ。もちろん、ただ単に進言するのではなく、きちんとしたエビデンスを伴う資料を付けて進言した。 こういった薬剤師の活動によって、過剰投与は43%も解消(中止)できた。通常群では12%しか解消できなかった。催眠鎮静薬(俗にいう睡眠薬)では43%中止でき(通常群では9%)、NSAIDでは58%も中止できた(通常群では22%)。 あと1点興味深かったことがある。薬剤師の活動にもかかわらず、過剰投与がなかなか解消しなかった高齢者は、長期投与例(5年以上)と複数投与例(10剤以上)であったことである。過剰投与の解消は、できるだけ初期に手を付けることが必要なのだろう。

20075.

日本人高齢者のうつ病に関連する社会的要因~AGESプロジェクト

 日本人高齢者のうつ病発症を予防するためには、生物学的および心理学的要因を考慮しながら、縦断的データを用いて、うつ病の社会的決定要因を明らかにする必要がある。そのような決定要因の特定は、社会政策を通じて、より積極的な介入を可能にするかもしれない。日本大学の三澤 仁平氏らは、日本人高齢者のうつ病に関連する社会的要因を明らかにし、これに関連する政策的意義を検討するため、本研究を行った。Aging & mental health誌オンライン版2018年11月8日号の報告。 愛知老年学的評価研究(AGES)プロジェクトの縦断調査(Wave1~Wave2)から、65歳以上の高齢者3,464例のパネルデータを抽出した。アウトカム変数は、老年期うつ病評価尺度(GDS)で評価したうつ病とした。友人と会う頻度、ソーシャルサポート、趣味、団体への参加、ライフイベント、疾病、健康状態の自己評価、手段的日常生活動作、首尾一貫感覚を説明変数とし、性別ごとにロジットモデルで検討した。 主な結果は以下のとおり。・Wave1で精神疾患やうつ病でなかった高齢者のうち、14%はWave2で抑うつ症状が認められた。・男女ともに、ライフイベントはうつ病発症率を上げる予測因子であり、首尾一貫感覚はうつ病発症率を下げる予測因子であった。・男性において、友人と会う頻度、趣味、健康状態の自己評価はうつ病発症率を下げる予測因子であった。・女性においては、年齢がうつ病発症率を上げる予測因子であった。 著者らは「全体として、日本のうつ病を予防するうえで、社会的交流は重要である。社会的交流を促進できる体制の確立やライフイベントの中で高齢者にケアを提供することは、うつ病を予防するための有用な社会政策アプローチとなりうる」としている。■関連記事少し歩くだけでもうつ病は予防できるうつ病の新規発症予防へ、早期介入プログラム高齢者に不向きな抗うつ薬の使用とその後の認知症リスクとの関連

20076.

ローランドてんかんに対するレベチラセタムと従来薬の有効性比較

 レべチラセタム(LEV)はカルバマゼピン(CBZ)やバルプロ酸ナトリウム(VPA)と比較して、良性ローランドてんかんにおけるローランド発射(RD)を抑制する効果が優れていることが、山梨大学の金村 英秋氏らの研究によって明らかになった。Seizure誌2018年11月号に掲載。 中心・側頭部に棘波をもつ良性ローランドてんかんは、小児の特発性部分てんかんの1つである。本研究では、小児における非定型進化を予防するためのLEVの有効性を、従来の抗てんかん薬(AED)と比較するために、小児の良性ローランドてんかんにおける発作間脳波(EEG)上のRDの低減における、従来薬であるCBZおよびVPAとLEVの有効性を比較した。 患者は最初の単剤治療に基づいてCBZ群、VPA群、LEV群に分けられた。CBZ群とVPA群については後ろ向き研究、LEV群については前向き研究が実施され、RDの出現数をカウントし、発射頻度を計算した。ベースラインと比較して、AED処方時のEEG応答を完全消失と反応(RDの頻度が50%以上減少)に分類した。各AED治療群について、EEG反応者において完全消失または反応を達成するのに要する時間を評価した。 主な結果は以下のとおり。・奏効例の割合は、CBZ群で11.2%(10/89例)、VPA群で56.2%(41/73例)、LEV群で71.4%(25/35例)であった。・EEG応答の達成までに要した平均時間は、CBZ群で36.3ヵ月、VPA群で23.1ヵ月、LEV群で14.7ヵ月であり、CBZ群(p<0.001)またはVPA群(p<0.005)よりもLEV群で有意に速く達成された。・痙攣コントロールは、検討した3種類の薬剤すべてで有意差はなかった。

20077.

EPAとアスピリン、単独/併用の大腸腺腫予防効果は?/Lancet

 オメガ3系多価不飽和脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)もアスピリンも、大腸腺腫を有する患者割合の低下と関連していなかった。英国・リーズ大学のMark A. Hull氏らが、EPAとアスピリンの単独または併用投与の大腸腺腫予防効果を検証した、多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験「seAFOod Polyp Prevention trial」の結果を報告した。EPAとアスピリンはともに、大腸がんの化学的予防に関するproof of concept試験で、有効性と優れた安全性プロファイルが示されていた。Lancet誌オンライン版2018年11月19日号掲載の報告。EPAとアスピリン、単独/併用投与による有効性を腺腫検出率で評価 研究グループは、英国の大腸がんスクリーニングプログラム(Bowel Cancer Screening Programme:BCSP)を実施している内視鏡部門53施設において、大腸内視鏡検査で高リスク(BCSP:腺腫が3つ以上で少なくとも1つは直径10mm以上、あるいはいずれも直径10mm未満だが腺腫が5つ以上)と特定された55~73歳の患者を対象に試験を行った。 被験者を、1)EPA-遊離脂肪酸2g/日投与(EPA)群、2)アスピリン300mg/日投与(アスピリン)群、3)EPA+アスピリン併用投与群または4)プラセボ群に、施設を層化因子とし置換ブロック法を用いて1対1対1対1の割合で無作為に割り付け(二重盲検)、それぞれ12ヵ月間投与した。 主要評価項目は、1年時点の大腸内視鏡検査における腺腫検出率(ADR:腺腫を有する患者の割合)で、観察可能な追跡調査データのあるすべての患者を対象とし、いわゆるat-the-margins法を用い施設とベースライン時の内視鏡再施行で補正して解析した。 安全性解析集団は、1回以上の治験薬投与を受けたすべての患者とした。EPAとアスピリンの単独/併用投与、いずれもADRは低下せず 2011年11月11日~2016年6月10日に、計709例が無作為化された(プラセボ群176例、EPA群179例、アスピリン群177例、EPA+アスピリン併用群177例)。 主要評価項目の解析対象は、プラセボ群163例(93%)、EPA群153例(85%)、アスピリン群163例(92%)、併用群161例(91%)で、ADRはそれぞれ61%(100/163例)、63%(97/153例)、61%(100/163例)、61%(98/161例)であった。 EPA群のリスク比(95%信頼区間[CI])は0.98(0.87~1.12)、リスク差(95%CI)は-0.9%(-8.8~6.9)(p=0.81)、アスピリン群ではそれぞれ0.99(0.87~1.12)、-0.6%(-8.5~7.2)(p=0.88)であり、どちらも有効性は認められなかった。 有害事象発現率は、プラセボ群44%(78/176例)、EPA群46%(82/177例)、アスピリン群39%(68/174例)、併用群45%(76/170)で、EPAおよびアスピリンの忍容性は良好であった。ただし、消化器系有害事象の発現件数はEPA群で増加した(EPA群146件、プラセボ群85件、アスピリン群86件、併用群68件)。また、上部消化管出血イベントは6例(EPA群2例、アスピリン群3例、プラセボ群1例)報告された。 一方で、両薬を受けた参加者1人当たりの平均腺腫数は少なく、大腸腺腫負荷に関する化学的予防効果は認められた。また、EPAとアスピリンの、腺腫サブタイプや発生部位に依存的な特異性は、従前の観察と一致しており、著者は、「今後、腺腫の種類や発生部位別の腺腫数に関する効果の検討が必要である」と述べている。さらに、アスピリンは大腸腺腫の再発を減らし大腸がんリスクを軽減するとの既存データを踏まえて、「EPAとアスピリンの最適使用は、大腸腺腫再発への的確な医学的アプローチにおいて必要なものかもしれない」と述べ、両薬に関する報告は、長期的大腸がんリスクにおける臨床的に意義のある減少に変わっていく可能性を示唆した。[12月3日 記事の一部を修正いたしました]

20078.

ピーナッツアレルギーに有効な新経口免疫療法薬/NEJM

 開発中のピーナッツ由来の生物学的経口免疫療法薬AR101は、高度ピーナッツアレルギーの小児・若年者において、プラセボと比較し試験終了時の食物負荷試験で用量制限を要する症状を伴わず高用量のピーナッツ蛋白の摂取が可能となり、ピーナッツ曝露中に発現する症状の重症度が低下することが認められた。米国・エモリー大学医学校のBrian P. Vickery氏らが、AR101の有効性と安全性を検証した第III相試験「Peanut Allergy Oral Immunotherapy Study of AR101 for Desensitization:PALISADE」の結果を報告した。ピーナッツアレルギーは、生命を脅かすこともある、予測不能なアレルギー反応のリスクがあるが、現状では承認された治療選択肢はない。NEJM誌2018年11月18日号掲載の報告。主要有効性解析対象は4~17歳のピーナッツアレルギー保有者 PALISADE試験の対象は、4~55歳のピーナッツアレルギー保有者で、登録時に二重盲検プラセボ対照食物負荷試験を行い、ピーナッツ蛋白100mg(ピーナッツの実の約3分の1)以下の負荷量で用量制限を要するアレルギー症状の有無をスクリーニングし、症状を認めた場合を適格者として、AR101群またはプラセボ群に3対1の割合で無作為に割り付けた。 用量漸増期(0.5~6mg)の後、増量期(2週間ごとに3~300mgまで増量)を経て、維持期として300mg/日を24週間投与する約1年のプログラムを行い、完遂した被験者を対象に試験終了時に再び食物負荷試験を行った。 主要評価項目は、用量制限を要する症状を伴わず600mg以上の負荷量を摂取することができた4~17歳被験者の割合であった。統計解析にはFarrington-Manning検定を使用した。AR101の1年間投与により約7割がピーナッツ蛋白600mg以上を摂取可能に 842例がスクリーニングを受け、551例がAR101群またはプラセボ群に割り付けられた。このうち、主要評価項目の解析対象である4~17歳は496例であった(AR101群372例、プラセボ群124例)。 4~17歳集団で終了時食物負荷試験において用量制限を要する症状を伴わずピーナッツ蛋白600mg以上を摂取することができたのは、AR101群250例(67.2%)、プラセボ群5例(4.0%)であった(群間差:63.2ポイント、95%信頼区間[CI]:53.0~73.3、p<0.001)。 終了時食物負荷試験中に認められた症状の重症度は、最も多かったのが中等度でAR101群25%、プラセボ群59%であり、重度はそれぞれ5%、11%であった。 4~17歳集団における有害事象は、全投与期間においてAR101群で98.7%、プラセボ群で95.2%に認められ、軽度がそれぞれ34.7%、50.0%、中等度が59.7%、44.4%、重度が4.3%および0.8%であった。 なお、18~55歳の被験者における有効性は副次評価項目であったが、用量制限を要する症状を伴わず600mg以上の負荷量を摂取することができた被験者の割合について、AR101群とプラセボ群で有意差は認められなかった。

20079.

医師が選んだ"2018年の漢字"TOP5! 【CareNet.com会員アンケート結果発表】

毎年恒例、12月の発表に向けて日本漢字能力検定協会が募集している「今年の漢字」。CareNet.comでは、一足早く会員の先生方に今年の漢字を選んでいただきました。「今年1年の世相を漢字1文字で表すとしたら、何を思い浮かべますか?」という質問に対し、ダントツで選ばれたのは、自然災害を連想させる「災」でした。それでは、「2018年の漢字」トップ5を発表します。発表にあたって、今年はケアネットの新入社員が筆を執りました。書を持つ5人も新入社員です。1位災第1位は群を抜いて多かった「災」2018年は、豪雪に始まり、各地での地震、西日本豪雨、酷暑、台風被害など、さまざまな自然災害が記憶に残る1年でした。なかには、被災した方からのコメントもあり、これを機に、医療現場や家庭での対応策を見直すべきなのかもしれません。 「災」を選んだ理由(コメント抜粋)今年は、地震、台風、土砂崩れなど自然災害が多かった。(60代 内科医/兵庫県)西日本豪雨災害にショックを受けたのと、他にも日本各地で地震、台風など多くの災害があった年だと思うから。(50代 内科医/広島県)今年1年、西日本豪雨、北海道地震、台風など自然災害続きで多くの方が被害に遭われた。そのことを忘れたくはないので。(50代 血液内科/福岡県)まさか自分も被災者になるとは思わなかった。(40代 内科/広島県)2位変昨年初登場し、今年は第2位にランクアップ。年号が変わることを筆頭にした国内の変化、トランプ大統領の動向など世界の変化、そして異常気象やプライベートの環境変化など、さまざまな「変」に対するコメントが寄せられました。平成が終わり、次の年号は何に決まるのでしょうか。 「変」を選んだ理由(コメント抜粋)いろいろと変化が大きかった。世界も安定しておらず、紛争、米国のトランプ大統領など、変化が大きかった。(60代 内科/新潟県)豪雪、猛暑などの気候等も含め「今までの常識だけでは対応できない」ことによく遭遇したという意味で。自身が臨機応変に対応できればという願いも込めて選びました。(50代 内科/福井県)初の米朝首脳会談、築地市場移転、平成最後の年など、変化する世の中であったから。(40代 消化器内科/福岡県)3位嘘第3位は4年ぶりに再登場の「嘘」。政治、マスコミ、教育、メーカーにおける虚偽に関するコメントが多く寄せられました。とくに、東京医大の入試減点問題は印象に残る先生も多かったのではないでしょうか。 「嘘」を選んだ理由(コメント抜粋)政治家の虚偽発言や、フェイクニュースの話題が多かった。(60代 神経内科/東京都)入試不正が印象に残ったから。(30代 精神科/福島県)日本をはじめ各国の指導者が平気で嘘をつき過ぎる。官僚や一流企業・大学も改竄、隠蔽、不正のオンパレード。(50代 皮膚科/東京都)4位乱第4位の「乱」は4年連続のランクイン。国内だけでなく、世界情勢も含めて「乱れている」「混乱している」という印象が強いようです。なかには、渋谷でのハロウィン騒ぎを連想させるコメントもありました。 「乱」を選んだ理由(コメント抜粋)今の世の中あらゆるものが乱れている。(60代 外科/大分県)天災や不祥事などいろいろな騒動が目に付いたから。(30代 循環器内科/福岡県)天候、気象、災害、犯罪、秩序、政治などすべての分野で常識から外れた、乱れた出来事が多過ぎたから。(50代 総合診療科/青森県)5位暑第5位は、初登場の「暑」。7月半ばから8月にかけては気温40度超えの観測地点数が過去最多となり、各地で熱中症患者が多発しました。東京オリンピックに向けた暑さ対策も検討されており、納得のランクインです。 「暑」を選んだ理由(コメント抜粋)今年の夏が非常に暑かったから。(50代 泌尿器科/岐阜県)とにかく猛暑だった。(60代 リハビリテーション科/熊本県)猛暑で大変だった。(40代 小児科/静岡県)アンケート概要アンケート名 :『2018年を総まとめ!今年の漢字と印象に残ったニュースをお聞かせください』実施日    :2018年11月8日~15日調査方法   :インターネット対象     :CareNet.com会員医師有効回答数  :526件

20080.

医師が選んだ"2018年の10大ニュース"! 【CareNet.com会員アンケート結果発表】

1位史上初の米朝首脳会談開催 6月12日、米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、シンガポールのセントーサ島で史上初の歴史的会談を行いました。米国は「安定した平和体制の構築」、北朝鮮は「完全な非核化」に取り組むことを表明しました。2位西日本豪雨ほか、全国で台風の被害続発 台風7号と活発な梅雨前線により200人以上もの死者を出した西日本豪雨(平成30年7月豪雨)。また、今年は例年に比べ台風の発生が多く、10月までに26個が観測されています。台風による被害を防ぐため、各地のJR線や私鉄では計画運休を実施。これには、賛否両論の声があがりました。3位東京医大で得点操作、その他の私大でも不正発覚 東京医大医学部の一般入試で女子と3浪以上の男子の合格者数を抑制し、裏口入学の受験者の得点を不正に加点していたことが判明しました。11月には、林 由起子学長が2017、18年度の不合格者101人に対して追加合格を発表しましたが、この影響により、来年の一般入試の募集定員が最大40人減る可能性があるなど、受験生に混乱を招いています。4位各地で地震発生、大阪で震度6弱、北海道で震度7 6月18日午前7時58分、大阪市北部で震度6弱を観測した大阪府北部地震。この影響でおよそ6万棟もの住宅に被害が及びました。9月6日午前3時7分には、北海道胆振地区を震源とする北海道胆振東部地震が発生。この地震の影響で道内全域が停電となる「ブラックアウト」が起こり、道民は不安な日々を過ごしました。5位スポーツ界で不祥事・騒動、アメフト、女子レスリング、女子体操、大相撲など 女子レスリング伊調 馨選手へのパワハラにはじまり、貴乃花部屋(当時)の貴公俊による付け人への暴力行為、アメリカンフットボール定期戦での日本大学選手による関西学院大学選手への危険なタックル、さらに9月には女子体操でのパワハラ問題が浮き彫りとなり、スポーツ界のパワハラ体質が問題となりました。6位働き方改革関連法案成立7位京大の本庶 佑氏、ノーベル生理学・医学賞を受賞8位オウム、13人死刑執行9位平昌オリンピック、小平奈緒選手や羽生結弦選手ら金メダルに輝く10位森友文書改ざん問題皆さん、いかがだったでしょうか? アンケートの回収後には、日産自動車会長ゴーン氏の逮捕、解任という衝撃的なニュースが世間を賑わしました。来年は、不正やパワハラのような権力抗争よりも、素敵なニュースがランキングする1年になると良いですね。★アンケート概要アンケート名:『2018年を総まとめ!今年の漢字と印象に残ったニュースをお聞かせください』実施日:2018年11月8日調査方法:インターネット対象:CareNet.com会員医師有効回答数:526件

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