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治療抵抗性統合失調症の遺伝的研究~COMTおよびGAD1遺伝子

 前頭前野におけるドパミン作動性ニューロンからガンマアミノ酪酸(GABA)介在ニューロンへの投射は、統合失調症の病因と関連している。統合失調症の臨床像に対するドパミンシグナルとGABA発現との相互作用の影響は、これまで研究されていなかった。これらの相互作用は、前頭前野の機能と密接に関連している可能性があり、関連分子との特定の対立遺伝子(遺伝的機能の低下または脆弱)を有する患者では、治療抵抗性へ移行する可能性がある。千葉大学の小暮 正信氏らは、治療抵抗性統合失調症に特有の対立遺伝子の組み合わせを調査するため、COMTおよびGAD1遺伝子に焦点を当て、遺伝子関連研究を実施した。Journal of Molecular Neuroscience誌オンライン版2021年6月14日号の報告。 対象は、治療抵抗性統合失調症群171例、非治療抵抗性統合失調症群592例、健康対照群447例。 主な結果は以下のとおり。・COMT遺伝子にrs4680のMet対立遺伝子を有する患者およびGAD1遺伝子にrs3470934のC/Cホモ接合体を有する患者の割合は、治療抵抗性統合失調症群で他の群よりも有意に高かった。・非治療抵抗性統合失調症群と健康対照群との間に、有意な差は認められなかった。・これまでの研究で明らかとなったこれら一塩基多型の機能の方向性を考慮すると、Met/CC対立遺伝子の組み合わせを有する患者は、前頭前野のドパミンレベルが高く、GABA発現の可能性が低いと推測される。 著者らは「治療抵抗性統合失調症患者では、ドパミン作動性シグナルとGABAシグナルの相互作用が、非治療抵抗性統合失調症患者や健康対照者と異なっている可能性が示唆された」としている。

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英国のうつ病診療で使用されている治療法

 うつ病は、経口抗うつ薬で治療可能な慢性的または一時的な精神疾患である。しかし、現在利用可能な治療では、3人に1人は十分な治療反応が得られない。FDAやEMAでは、1度のうつ病エピソードに対し、連続で2つ以上の抗うつ薬治療に反応が得られない場合、治療抵抗性うつ病であるとしている。英国・ヤンセンのTom Denee氏らは、英国のうつ病および治療抵抗性うつ病に対する現在の臨床的マネジメント、治療戦略、メンタルヘルスの2次医療機関への紹介について調査を行った。Journal of Psychiatric Research誌2021年7月号の報告。 プライマリケアにおいて、うつ病と診断された成人(治療抵抗性うつ病を含む)を対象としたレトロスペクティブコホート研究を実施した。Hospital Episode Statistics and Mental Health Services Data Set dataにリンクした英国の大規模データベース(Clinical Practice Research Datalink GOLD primary care database)を用いて実施した。 主な結果は以下のとおり。・うつ病患者4万1,375例(平均年齢:44歳、女性の割合:62%、フォローアップ期間中央値:29ヵ月)、治療抵抗性うつ病患者1,051例(3%)が特定された。・治療抵抗性うつ病の診断までの平均期間は、18ヵ月であった。・99%超の患者は、第1選択抗うつ薬の単剤療法を受けていた。・治療抵抗性うつ病の診断後、単剤療法は、第1選択治療時の70%から第5選択治療時の48%まで比較的維持されていた。・2剤または3剤の抗うつ薬併用は、一定程度認められた(範囲:24~26%)。・抗うつ薬の使用量は、治療抵抗性うつ病の第1選択治療時の7%から第3選択治療時の17%へ増加が認められた。・最低限の非薬理学的介入が行われていた。 著者らは「現在の臨床ガイドラインでは、段階的アプローチが推奨されるにもかかわらず、同様の作用機序と有効性を有する多くの抗うつ薬が、繰り返し使用されていた。このような患者に対し、治療アウトカムを改善する新たな治療法へのアンメットニーズの高さが示唆される」としている。

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抗精神病薬の多剤併用と有害事象リスク

 抗精神病薬の多剤併用療法は、精神科入院患者において高頻度に認められており、このことが薬物有害事象のリスク因子であると考えられる。しかし、この関連性は、十分に調査されていない。京都府立医科大学の綾仁 信貴氏らは、日本の精神科入院患者における抗精神病薬の多剤併用と薬物有害事象との関係を明らかにするため、検討を行った。Journal of Clinical Psychopharmacology誌2021年7・8月号の報告。 薬物有害事象に関する多施設コホート研究Japan Adverse Drug Events study(JADE study)より、精神科入院患者448例(累積入院日数:2万2,733患者日)を対象とし、レトロスペクティブに検討を行った。多剤併用(2剤以上の抗精神病薬の使用)と薬物有害事象との関連を調査した。また、抗精神病薬による薬物有害事象の潜在的なリスク因子との関係を評価した。 主な結果は以下のとおり。・448例のうち、抗精神病薬の多剤併用療法が行われていた患者は106例(24%)であった。・最も使用されていた薬剤はリスペリドン(442例中109例、25%)であり、他の抗精神病薬との併用薬として最も使用されていた薬剤はレボメプロマジン(32例中29例、91%)であった。・多剤併用患者における薬物有害事象の発生数の中央値は、それ以外の患者よりも有意に高かった(p=0.001)。・抗精神病薬の多剤併用は、初回(調整ハザード比:1.54、95%CI:1.15~2.04)および2回目(調整ハザード比:1.99、95%CI:1.40~2.79)の有害事象発生のリスク因子であった。 著者らは「抗精神病薬の多剤併用は、1つまたは複数の有害事象発生のリスク因子であった。抗精神病薬の併用は、控えめかつ最小限にとどめる必要がある」としている。

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慢性片頭痛および併存するうつ病に対するフレマネズマブの効果

 カルシトニン遺伝子関連ペプチドを標的とした完全ヒトモノクローナル抗体であるフレマネズマブは、成人の片頭痛に対する予防薬として承認されている。慢性片頭痛患者は、うつ病の合併率が高いといわれている。米国・アルバート・アインシュタイン医科大学のRichard B. Lipton氏らは、中等度~重度のうつ病を伴う慢性片頭痛患者に対するフレマネズマブの有効性および安全性を評価した。Headache誌2021年4月号の報告。 12週間の第III相HALO試験を実施した。慢性片頭痛患者をフレマネズマブ四半期ごと投与群(675mg/プラセボ/プラセボ)、フレマネズマブ月1回投与群(675mg/225mg/225mg)、プラセボ群にランダムに割り付けた。事後分析では、中等度~重度のうつ病(ベースライン時のPHQ-9合計スコア10以上)を伴う片頭痛患者に対するフレマネズマブ投与による効果を評価した。評価項目は、1ヵ月当たりの中等度~重度の頭痛日数、1ヵ月当たりの片頭痛日数、Patient Global Impression of Change(PGIC)スコア、6-item Headache Impact Test(HIT-6)スコア、抑うつ症状とした。 主な結果は以下のとおり。・ベースライン時に中等度~重度のうつ病を伴う片頭痛患者は、19.5%(1,121例中219例)であった。・フレマネズマブ投与は、プラセボと比較し、1ヵ月当たりの中等度~重度の頭痛日数の有意な減少との関連が認められた(各々、p<0.001)。 ●フレマネズマブ四半期ごと投与の最小二乗平均変化:-5.3±0.77 ●フレマネズマブ月1回投与の最小二乗平均変化:-5.5±0.72 ●プラセボの最小二乗平均変化:-2.2±0.81・フレマネズマブ投与は、プラセボと比較し、中等度~重度の頭痛日数が50%以上減少した患者の割合が高かった(各々、p<0.001)。 ●フレマネズマブ四半期ごと投与:39.7%(78例中31例) ●フレマネズマブ月1回投与:40.6%(96例中39例) ●プラセボ:13.4%(67例中9例)・フレマネズマブ投与は、プラセボと比較し、PGICおよびHIT-6スコアの改善が認められた。 著者らは「フレマネズマブは、慢性片頭痛の予防治療において有効性が示され、併発するうつ病の影響を軽減させることが示唆された」としている。

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コウノドリ(その2)【なんで子どもがほしいの? 逆になんでほしくないの?(生殖心理)】Part 1

今回のキーワード特別養子縁組子育てへの欲求子宮全摘出血縁への欲求不育症親アイデンティティ親性生活史戦略その1では、ドラマ「コウノドリ」を通して、不妊の心理を精神医学的に解き明かしました。不妊治療がやめられない原因として、がんばり過ぎる(過剰適応)、とらわれる(強迫)、のめり込む(嗜癖)という独特の不妊の心理があることが分かりました。そして、この心理のそれぞれのリスクは、燃え尽きる(破綻)、頭が硬くなる(べき思考)、元を取りたいと思う(負け追い)であることも分かりましたそれでは、そもそも私たちはなぜそんなに子どもが欲しいのでしょうか? 逆に考えれば、なぜ子どもが欲しくないのでしょうか? または、なぜ子どもを多く欲しくないのでしょうか? これらの答えを探るために、今回は、引き続きこのドラマを通して、生殖にまつわる心理(生殖心理)を進化心理学的に掘り下げます。そして、これからの生殖のあり方を一緒に探っていきましょう。そもそもなんで子どもが欲しいの?それでは、そもそもなぜそんなに子どもが欲しいのでしょうか? まず、その理由を大きく3つ挙げてみましょう。(1)子育てをしたいから-子育てへの欲求鴻鳥とチームのスタッフたちは、中学生の妊婦から生まれてくる赤ちゃんのために、特別養子縁組(実子扱いになる養子縁組)を検討するエピソードがあります(シーズン1第5話)。彼らと育ての親を希望する夫婦が面会するシーンで、その夫婦は、「不妊治療を6年したけど、授からなかった。体も精神的にももうボロボロで」「子どもをあきらめよう。夫婦2人で生きて行こうと話していた時に、つぐみの会(特別養子縁組をサポートするNPO法人)を知ったんです」「嬉しかった。産めなくても、私たちでも親になることができるんだって」「うまく言えないけど、血は繋がらなくても、赤ちゃんて授かりものだと思うんです」と申し出るのです。子どもが欲しい1つ目の理由は、子育てをしたいから、つまり子育てへの欲求です。それは、自分の子を育てられないなら、せめて他人の子であっても子育てをしたいという思いです。(2)血を繋げたいから-血縁への欲求鴻鳥の親しい同僚である助産師の小松は、子宮腺筋症と卵巣チョコレート嚢胞を発症したため、子宮を全摘出するエピソードがあります(シーズン2第7話)。彼女は、当初、心を許せる子持ちの女性の同僚に「お母さんになる人生と、お母さんにならない人生。何が違うのかな?」と聞き、手術をためらいます。手術後、その同僚に「本音言うとさ、やっぱり怖かったんだよね、手術する時。あーこれで私は本当に一人で生きて行くことになるかと思ったら、寂しさよりも怖さが先に来てさ」「親や兄弟や夫も子どもいない私にとって、子宮は私にとって最後の頼りだったんだ」と打ち明けるのです。子どもが欲しい2つ目の理由は、血を繋げたいから、つまり血縁への欲求です。もともと血の繋がった家族がいない小松なら、なおさらでしょう。(3)親になりたいから-親アイデンティティへの欲求その1の記事でご紹介した不育症の夫婦の会話のシーン(シーズン2第9話)。その妻は、「最初に妊娠したときに、すっごく嬉しくてすぐに(母子手帳を)取りに行っちゃって」と語ります。その後、「修ちゃん(夫)にも申し訳なくて。自分の子どもを抱かせてあげられないのが辛い。ごめんね」と涙します。彼女は、結婚後、専業主婦になり、妊娠するのを心待ちにしていたのでした。子どもが欲しい3つ目の理由は、親になりたいから、つまり親アイデンティティへの欲求です。確かに、母子手帳を早く手に入れたいと気持ちがはやるのはよく分かります。しかし、これだけ意気込むということは、裏を返せば、ほかにやること、やりたいことがないように見えます。また、夫の子どもを生むのが、彼女の務めのような言い方をしています。彼女は、妊娠・出産・子育てを生活のすべてにしようとしています。つまり、それが、彼女の役割であり、アイデンティティになっています。逆に言えば、妊娠しないことは、当てにしていた生活が何も始まらないため、彼女のアイデンティティが定まらなくなっています(アイデンティティ拡散)。なんで子どもが欲しい気持ちは「ある」の?子どもが欲しい3つの理由は、子育てへの欲求、血縁への欲求、そして親アイデンティティへの欲求であることが分かりました。それでは、そもそもなぜ子どもが欲しい気持ち(生殖心理)は「ある」のでしょうか? その3つの欲求の起源を、それぞれ進化心理学的に掘り下げてみましょう。(1)子育てへの欲求の起源-哺乳10数億年前に太古の原始生物が誕生してから、自分の遺伝子を残すように行動する種が進化の歴史の中で現在までに生き残りました。逆に言えば、遺伝子を残すように行動しない種は、その遺伝子が残らないわけなので、そもそも現在に存在しないです。この生殖は、食べることや安全を守るなどの生存と並ぶ動物の根源的な行動です。約2億年前に哺乳類が誕生してから、その母親は子どもに自分の乳を与えて育てるというメカニズム(哺乳)を進化させました。1つ目の子育てへの欲求の起源は、哺乳です。子どもを育てたいという生殖心理は、生存の心理と同じく、それ自体が遺伝的に組み込まれた喜び(報酬)と言えるでしょう。(2)血縁への欲求の起源-社会脳700万年前に人類が誕生し、300万年前に草原に出たことで、父親も、猛獣や自然の脅威から体を張って自分の子どもを守るようになり、母親と子どもと一緒に生活するようになりました。これが、家族の起源です。さらに、その血縁で集まった部族をつくり、協力して子どもたちを守るようになりました(社会脳)。こうして、次世代の担い手として子どもを集団で育てることで、部族社会を維持しました。2つ目の血縁への欲求の起源は、社会脳です。血を繋げたいという生殖心理も、生殖の適応度だけでなく、集団の適応度を上げるために、それ自体が遺伝的に組み込まれた喜び(社会的報酬)と言えるでしょう。(3)親アイデンティティへの欲求の起源-概念化20万年前に現生人類が誕生してから、言葉を話すように進化しました。そして、10万年前には貝の首飾りを信頼の証にするなどシンボルを使うようになりました(概念化)。こうして、社会集団の中で、親であるという役割や肩書き(社会的立場)にも意味を見いだすようになりました。そして、自分の生殖に物語性を見いだすようになりました。3つ目の親アイデンティティへの欲求の起源は、概念化です。つまり、親という存在になりたいという生殖心理も、生殖の適応度だけでなく、集団の適応度を上げるために、それ自体が遺伝的に、そして文化的に組み込まれた喜び(社会的報酬)と言えるでしょう。次のページへ >>

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コウノドリ(その2)【なんで子どもがほしいの? 逆になんでほしくないの?(生殖心理)】Part 2

なんで子どもを(多く)欲しくないの?生殖心理の3つの起源は、哺乳(子育てへの欲求の起源)、社会脳(血縁への欲求の起源)、概念化(親アイデンティティへの欲求の起源)であることが分かりました。つまり、子どもが欲しいと思う気持ちは、そもそも「ある」ものです。だからこそ、多くの夫婦は子どもができない場合、不妊治療を受けるのです。しかし、一方で少子化(低出生率)は深刻なほどに進んでいます。ちょうど、高齢出産による子宮破裂で死産となるエピソード(シーズン1第6話)が、その原因のヒントになります。死産を踏まえて、先輩の男性医師が「やっぱ子どもは早くつくっとくべきだよなあ」と悪気なく漏らします。すると、鴻鳥の後輩女医の下屋が「女には、産みたくても産めない時があるんです。出産や子育てにはお金がかかりますし、社会に出てキャリアを積もうと思ったら、あっという間に30過ぎちゃいます」と切実に訴えるのです。確かに、少子化の大きな原因として、晩産化・晩婚化が挙げられるでしょう。ただし、一方で、結婚しても最初から子どもが欲しくないという夫婦も一定数います。実際に、子どもがいない女性への意識調査では、来世も自分の子どもが欲しくないと回答した女性は約7%いました。また、子どもはいても一人っ子で良いという夫婦が増えています。実際に、合計特殊出生率は、1945年の戦後しばらくまで4.00台後半でしたが、2020年には1.36にまで下がり続けています。つまり、かつては子どもを4、5人生むのが当たり前だったのに、現代は、1、2人生むのが多数派です。子どもが欲しい気持ちは進化心理学的に「ある」はずなのに、なぜ子どもを(多く)欲しくないのでしょうか? ここから、現代の少子化の心理的な要因を大きく3つ挙げて、文化心理学的にも踏み込んでみましょう。(1)子育てのイメージができないから-親性の低下子どもがいない女性への意識調査の中で、子どもを持たなかった理由として、「タイミングを逃した」と回答した女性が34%、「病気による体の事情」は29%いました。晩婚化・晩産化や病気によって、子どもが欲しくても叶わなかったという事情はよく分かります。しかし、「育てる自信がないから」と回答した女性は25%いました。これはなぜでしょうか?子どもを(多く)欲しくない1つ目の原因は、子どもを(多く)持つイメージができないからです。これは、親性の低下によるものです。親性とは、子育てへの自信ややりがいです。ちなみに、思春期の子どもの親性を計る尺度(親性準備尺度)として、自分の親への肯定的なイメージ、幼少期に年下の子のお世話やペット飼育、児童期に後輩への世話役(ボーイスカウト・ガールスカウト)、思春期に乳幼児にお世話をすることなどが挙げられます。合計特殊出生率が4.00以上であった原始の時代から戦後しばらくの時代までは、上の子たちが年の離れた下の子たちの面倒を見ることが当たり前でした。つまり、子どもの時に、ある程度の責任を負わされる子育てをすでにしていました。こうして、親性は家庭内で自然に育まれていました。しかし、現代は、すでに家庭内で子どもが1人か2人で、年があまり離れていなければ、上の子が下の子の面倒を見るチャンスはないでしょう。また、昨今のコンプライアンスの問題から、年が離れているからといって、上の子が下の子の面倒を見る責任を親が負わせるのは、ためらわれます。住宅環境のコンプライアンスから、ペットを飼うことも大変です。海外と比較しても、日本の学校制度は、集団主義的な文化から、同年齢同学年による教育が徹底しているため、地域でも異年齢のグループができにくく、年下の子への世話役のチャンスはありません。結果的に、子どもの時に子育てのイメージができず、親性は自然と育まれなくなっています。少子化が、さらなる少子化を招いているとも言えます。実際に、生涯未婚の研究(2015)において、一人っ子の男性は兄弟姉妹がいる男性に比べて約13%生涯未婚率が高く、一人っ子の女性は兄弟姉妹がいる女性比べて約5%生涯未婚率が高いという結果が出ました。この結果は、少子化が単に生涯未婚だけでなく、親性に影響を与えている可能性も示唆します。また、親が子育てに不満を持ち、愚痴っぽい場合、子育てをするロールモデルが存在しないため、その子どもが大人になっても、子育てをするイメージはできにくいでしょう。ちょうど、親が不仲であったために、結婚生活を送るロールモデルが存在せず、その子どもが大人になっても、結婚をうまく続けるイメージができず、結婚をためらう非婚の心理に似ています。(2)子育てで自分のやりたいことができなくなるから-生存の充実化子どもがいない女性への意識調査の中で、子どもがいなくて良かったと感じることとして、「自分のために使える時間が多い」と回答した女性が81%、「自分のしたいことを優先できる」は71%いました。子どもを(多く)欲しくない2つ目の原因は、子どもが(多く)いると自分のやりたいことができなくなるからです。これは、ライフスタイル(生存)の充実化によるものです。原始の時代から戦後しばらくの時代までは、仕事以外の活動は、子作りと子育てくらいしかやることがありませんでした。つまり、生きている間に生存と生殖にそれぞれ注ぐエネルギー(コスト)の配分のバランスがとれていました(生活史戦略)。しかし、高度経済成長期を過ぎた1970年代から世の中は物質的には豊かになったことで、生活の余裕ができて、個人の生き方の選択が増えました。ドラマの下屋のように女性も仕事を持ちキャリアを積む、自分の趣味を持ち旅行などレジャーを楽しむなどなど、子育てよりもやりたいことが増えてしまいました。ちなみに、これは、日本に限らず、すべての先進国に当てはまることで、実際に多くの先進国で少子化が起こっています。とくに日本では、自分のライフスタイルの充実を目指すあまりに、子作り・子育てはおろか、結婚までも目が向かなくなってしまいました。これは、生存と生殖のバランスが大きく崩れている状況です(トレードオフ)。これも、非婚の心理に通じます。(3)子育てにお金がかかり過ぎるから-生殖の高コスト化子どもがいない女性への意識調査の中で、子どもがいなくて良かったと感じることとして、「経済的な余裕が生まれる」と回答した女性が64%いました。子どもを(多く)欲しくない3つ目の原因は、子どもが(多く)いるとお金がかかり過ぎるからです。これは、子育て(生殖)の高コスト化によるものです。原始の時代から戦後しばらくの時代までは、子育てにはお金があまりかかりませんでした。むしろ、家業のための児童労働がまかり通っていたため、子どもは一家の大切な労働力(生産財)として必要でした。しかし、現代は、児童労働は禁止された上に、子どもの将来(生存競争や生殖競争)がより有利になるように、親は投資(消費財)として教育にお金をかけるようになりました。とくに著しいのが、日本をはじめとする東アジアです。なぜなら、この地域では、集団主義(権威主義)が根強く、親が世間体を気にして、子どもの価値を高めることに全力を注ぐからです。もちろん、不妊治療にもお金がかかります。また、核家族化によって、祖父母や上の子どもからのサポートが得られず、いわゆるワンオペ育児になりがちであるという点で、労力(コスト)がかかり過ぎる面もあります。先ほど触れた生活史戦略としても、生存にかけるコストがすでに増えているため、生殖にかけるコストは限られます。しかし、生殖にもかけるコストが増えることも見込まれるため、結果的に、産む子どもの数を極限まで減らすという選択をとらざるを得なくなるというわけです。ちなみに、生物の生活史戦略において、その個体の子どものサイズが小さい場合は多産・多死型になる一方、サイズが大きい場合は、かけられるエネルギー(コスト)が限られているため、そして相対的に縄張りが狭くなるため(子ども同士の生存競争が激しくなるため)、必然的に少産・少死型になります。つまり、人類の少子化は、生物進化の必然とも言えるでしょう。これらの3つの心理的な要因は、子どもを(多く)欲しがらないだけでなく、(なかなか)結婚したがらない、つまり晩婚化・晩産化、さらには非婚の要因にもなっている可能性が考えられます。なお、非婚の心理については、関連記事1をご覧ください。<< 前のページへ■関連記事私 結婚できないんじゃなくて、しないんです【コミュニケーション能力】

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小児および青年期のうつ病に対する新規抗うつ薬~ネットワークメタ解析

 小児および青年期のうつ病は、教育や仕事の成果、対人関係、身体的健康、メンタルヘルス、ウェルビーイングなどに重大な影響を及ぼす。また、うつ病は自殺念慮、自殺企図、自殺との関連がある。中等度~重度のうつ病には抗うつ薬が使用されるが、現在さまざまな新規抗うつ薬が使用されている。ニュージーランド・オークランド大学のSarah E. Hetrick氏らは、抑うつ症状、機能、自殺に関連するアウトカム、有害事象の観点から、小児および青年期のうつ病に対する新規抗うつ薬の有効性および安全性を比較するため、ネットワークメタ解析を実施し、年齢、治療期間、ベースライン時の重症度、製薬業界からの資金提供が臨床医によるうつ病評価(CDRS-R)および自殺関連アウトカムに及ぼす影響を調査した。The Cochrane Database of Systematic Reviews誌2021年5月24日号の報告。 2020年3月までに公表された文献をCochrane Common Mental Disorders Specialised Register、Cochrane Library、Ovid Embase、MEDLINE、PsycINFOより検索した。うつ病と診断された6~18歳の男女を対象に、新規抗うつ薬の有効性を他剤またはプラセボと比較したランダム化比較試験を含めた。新規抗うつ薬には、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、選択的ノルエピネフリン再取り込み阻害薬、ノルエピネフリン再取り込み阻害薬、ノルエピネフリンドパミン再取り込み阻害薬、ノルエピネフリンドパミン阻害薬、四環系抗うつ薬を含めた。独立した2人のレビュアーが、タイトル、アブストラクト、フルテキストよりスクリーニングし、データ抽出およびバイアスリスク評価を行った。評価アウトカムは、うつ症状の重症度(臨床医による評価)、うつ症状の治療反応または寛解、うつ症状の重症度(自己評価)、機能、自殺関連アウトカム、全体的な有害事象とした。2値データはオッズ比(OR)、連続データは平均差(MD)として分析した。ランダム効果ネットワークメタ解析は、多変量メタ解析を用いて、頻度論的フレームワークで実行した。エビデンスの確実性は、CINeMA(Confidence in Network Meta-analysis)を用いて評価した。結果の解釈や説明を標準化するため、informative statementsを用いた。 主な結果は以下のとおり。・分析には、26件の研究を含めた。・2つの主要アウトカム(臨床医面談によるうつ病の臨床診断、自殺)のデータは十分ではなかったため、副次的アウトカムのみで結果は構成された。・ほとんどの抗うつ薬において、プラセボと比較し、CDRS-Rスケールにおけるうつ症状の「小さく、重要でない」軽減(範囲:17~113)が認められた。 【エビデンスの確実性:高】 ●パロキセチン(MD:-1.43、95%CI:-3.90~1.04) ●vilazodone(MD:-0.84、95%CI:-3.03~1.35) ●desvenlafaxine(MD:-0.07、95%CI:-3.51~3.36) 【エビデンスの確実性:中】 ●セルトラリン(MD:-3.51、95%CI:-6.99~-0.04) ●fluoxetine(MD:-2.84、95%CI:-4.12~-1.56) ●エスシタロプラム(MD:-2.62、95%CI:-5.29~0.04) 【エビデンスの確実性:低】 ●デュロキセチン(MD:-2.70、95%CI:-5.03~-0.37) ●ボルチオキセチン(MD:0.60、95%CI:-2.52~3.72) 【エビデンスの確実性:非常に低】 ●その他の抗うつ薬・うつ症状の軽減効果において、ほとんどの抗うつ薬の間に「小さく、重要でない」違いが認められた(エビデンスの確実性:中~高)。他のアウトカムにおいても同様であった。・ほとんどの研究において、自傷行為または自殺リスクは、研究の除外基準であった。・含まれているほとんどの研究において、自殺関連アウトカムの割合は低く、すべての比較で95%信頼区間は広くなっていた。・自殺関連アウトカムに対する効果については、プラセボと比較し、エビデンスの確実性は非常に低かった。 ●ミルタザピン(OR:0.50、95%CI:0.03~8.04) ●デュロキセチン(OR:1.15、95%CI:0.72~1.82) ●vilazodone(OR:1.01、95%CI:0.68~1.48)●desvenlafaxine(OR:0.94、95%CI:0.59~1.52)●citalopram(OR:1.72、95%CI:0.76~3.87)●ボルチオキセチン(OR:1.58、95%CI:0.29~8.60)・エスシタロプラム(OR:0.89、95%CI:0.43~1.84)は、プラセボと比較し、自殺関連アウトカムのORを「少なくともわずかに」低下させる可能性が示唆された(エビデンスの確実性:低)。・以下の薬剤は、プラセボと比較し、自殺関連アウトカムのORを「少なくともわずかに」増加させる可能性が示唆された。 ●fluoxetine(OR:1.27、95%CI:0.87~1.86) ●パロキセチン(OR:1.81、95%CI:0.85~3.86) ●セルトラリン(OR:3.03、95%CI:0.60~15.22) ●ベンラファキシン(OR:13.84、95%CI:1.79~106.90)・ベンラファキシンは、desvenlafaxine(OR:0.07、95%CI:0.01~0.56)およびエスシタロプラム(OR:0.06、95%CI:0.01~0.56)と比較し、自殺関連アウトカムのORを「少なくともわずかに」増加させる可能性が示唆された(エビデンスの確実性:中)。・抗うつ薬間のその他の比較においては、エビデンスの確実性は非常に低かった。・全体として、ランダム化比較試験の方法論的欠如により、新規抗うつ薬の有効性および安全性に関する調査結果を解釈することは困難であった。 著者らは「ほとんどの新規抗うつ薬は、プラセボと比較し、うつ症状を軽減する可能性が示唆された。また、抗うつ薬間でのわずかな違いも認められた。しかし、本結果は、抗うつ薬の平均的な効果を反映しているため、うつ病は不均一な状態であることを考慮すると、患者ごとに治療反応が大きく異なる可能性がある。したがって、ガイドラインやその他の推奨事項を作成する際、新規抗うつ薬の使用が、状況により一部の患者に正当化される可能性があるかを検討する必要がある」としている。 さらに「自殺リスクを有する可能性のある小児および青年は、試験から除外されるため、その効果については明らかにならなかった。小児および青年への抗うつ薬使用を検討する際には、患者およびその家族と相談する必要がある。そして、新規抗うつ薬間の効果や自殺関連アウトカムの違いを考えると、治療効果および自殺関連アウトカムを注意深くモニタリングすることが重要であろう。さらに、ガイドラインの推奨事項に従い、心理療法、とくに認知行動療法を考慮することが求められる」としている。

2468.

認知症またはMCIの高齢者に対するVR介入~メタ解析

 バーチャルリアリティ(VR)介入は、脳卒中やパーキンソン病などの神経疾患の患者にとって、革新的かつ効果的なリハビリテーションツールとして期待されている。中国・南京医科大学のShizhe Zhu氏らは、軽度認知障害(MCI)または認知症の高齢者における認知機能や運動機能に対するVR介入の有効性を評価するため、メタ解析を実施した。Frontiers in Aging Neuroscience誌2021年5月5日号の報告。 2020年4月までに公表された関連文献を、7つのデータベースよりシステマティックに検索した。60歳以上のMCIまたは認知症の患者を対象としてVR介入の検討を行ったランダム化比較試験を含めた。主要アウトカムは、全体的な認知機能、包括的な認知機能、注意、実行機能、記憶、視空間認知能力を含む認知機能とした。副次的アウトカムは、全体的な運動機能、バランス、歩行を含む運動能力とした。不均一性の潜在的な因子を特定するため、研究の特徴に基づいてサブグループ解析を行った。 主な結果は以下のとおり。・分析には、11研究、359例が含まれた。・主要アウトカムの解析では、以下の認知機能に対するVR介入の有意な効果が認められた(エフェクトサイズ:中)。 ●全体的な認知機能:g=0.45、95%信頼区間(CI):0.31~0.59、p<0.001 ●注意/実行機能:g=0.49、95%CI:0.26~0.72、p<0.001 ●記憶:g=0.57、95%CI:0.29~0.85、p<0.001 ●包括的な認知機能:g=0.32、95%CI:0.06~0.58、p=0.02・副次的アウトカムの解析では、全体的な運動機能に対する有意な効果が認められた(エフェクトサイズ:小)。 ●全体的な運動機能:g=0.28、95%CI:0.05~0.51、p=0.018・バランスのエフェクトサイズに対する有意な効果が認められた(エフェクトサイズ:中)。 ●バランス:g=0.43、95%CI:0.06~0.80、p=0.02・視空間認知能力と歩行のエフェクトサイズには、統計学的に有意な影響は認められなかった。・サブグループ解析では、VRのイマージョンタイプと診断名において不均一性が検出された。 著者らは「VR介入は、MCIまたは認知症高齢者の認知機能および運動機能を改善するために有用な非薬理学的アプローチであることが示唆された。とくに、注意/実行機能、記憶、全体的な認知機能、バランスに対する有意な効果が認められた。一方、視空間認知能力や歩行パフォーマンスに対する効果は認められなかった」としている。

2469.

抗精神病薬で治療された統合失調症患者における非アルコール性脂肪性肝疾患リスク

 統合失調症患者のメタボリックシンドローム有病率は、一般集団よりも高いことはよく知られているが、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の有病率については、あまり知られていない。下総精神医療センターの是木 明宏氏らは、抗精神病薬で治療された統合失調症患者におけるNAFLDリスクについて、調査を行った。Journal of Clinical Psychopharmacology誌オンライン版2021年6月4日号の報告。 腹部エコー検査を実施した統合失調症および統合失調感情障害患者253例の医療記録を分析した。 主な結果は以下のとおり。・腹部エコー検査でNAFLDが認められた患者は、108例(42.7%)であった。・これらの患者のうち、NAFLDの線維化の徴候が認められた患者は、13例(12.0%)であった。・年齢分布に関しては、NAFLDは若年患者(とくに女性患者)において多かった。・統合失調症患者のNAFLDと有意な関連が認められた因子は、以下のとおりであった。 ●BMI(p<0.001) ●メタボリックシンドロームリスクを伴う抗精神病薬の総投与量(p=0.049) ●高プロラクチン血症リスクを伴う抗精神病薬の総投与量(p=0.041)・探索的解析では、NAFLDの線維化の徴候は、女性患者においてより関連性が高いことが示唆された(p=0.023)。・この若年女性患者でみられるリスクは、一般集団と比較し、統合失調症患者に特有である可能性が示唆された。

2470.

日本人反復性片頭痛患者に対するガルカネズマブの治療満足度~第II相試験

 京都・立岡神経内科の立岡 良久氏らは、反復性片頭痛の予防に対しガルカネズマブ(GMB)を投与された日本人患者の治療満足度(4~14ヵ月間の1ヵ月当たりの片頭痛日数)について、評価を行った。Neurology and Therapy誌2021年6月号の報告。 この第II相ランダム化二重盲検プラセボ対照試験では、日本の医療機関40施設において、18~65歳の片頭痛患者が登録された。対象患者は、プラセボ群230例、GMB皮下注120mg(GMB120群)115例、GMB皮下注240mg(GMB240群)114例にランダムに割り付けられ、6ヵ月間の投与を行った。治療に対する印象は、患者による重症度の改善度(PGI-S)、患者による全般印象度の改善度(PGI-I)、薬剤に対する患者の満足度質問票(PSMQ-M)を用いて評価した。PGI-Sはベースライン時および1~6ヵ月、PGI-Iは1~6ヵ月、PSMQ-Mは1および6ヵ月目に評価を行った。GMB群とプラセボ群におけるPGI-Iスコアの違い、PGI-Sスコアのベースラインからの変化、PGI-IとPSMQ-Mのポジティブな反応を評価するため、分析を行った。 主な結果は以下のとおり。・ベースラインから1~6ヵ月間のPGI-Sスコア平均変化は、以下のとおりであった。 ●プラセボ群:-0.09±0.05 ●GMB120群:-0.17±0.07(p=0.33) ●GMB240群:-0.30±0.07(p=0.013)・1~6ヵ月の平均PGI-Iスコアは、以下のとおりであった。 ●プラセボ群:3.39±0.05 ●GMB120群:2.55±0.07(p<0.05) ●GMB240群:2.71±0.07(p<0.05)・1ヵ月当たりの片頭痛日数2.8~3.0日の減少は、プラセボ群と比較し、GMB群におけるPGI-Iの高いポジティブ反応率(25~31%)と相関が認められた。・満足度と好みに対するPSMQ-Mのポジティブ反応率は、プラセボ群と比較し、GMB群で有意に高かった。【満足度のオッズ比】 ●GMB120群:3.142(95%信頼区間[CI]:1.936~5.098)、p<0.05 ●GMB240群:3.924(95%CI:2.417~6.369)、p<0.05【好みのオッズ比】 ●GMB120群:3.691(95%CI:2.265~6.017)、p<0.05 ●GMB240群:3.510(95%CI:2.180~5.652)、p<0.05 著者らは「GMBによる予防治療を受けている日本人反復性片頭痛患者は、プラセボと比較し、満足度が有意に高かった」としている。

2471.

日本における婚姻状況と認知機能との関連~富山県認知症高齢者実態調査

 敦賀市立看護大学の中堀 伸枝氏らは、日本における婚姻状況と認知症との関連について検討を行った。Psychogeriatrics誌オンライン版2021年5月25日号の報告。 分析には、富山県認知症高齢者実態調査のデータを用いた。富山県在住の65歳以上の高齢者より1,171人(サンプリング率:0.5%)をランダムに選択し、分析を行った。対象者の婚姻状況、社会経済的状況、ライフスタイル要因、生活習慣病について評価を行った。各ライフスタイル要因と病歴に対する婚姻状況のオッズ比(OR)は、ロジスティック回帰分析を用いて算出した。認知症に対する婚姻状況のORも、ロジスティック回帰分析を用いて算出した。 主な結果は以下のとおり。・認知症の有病率は、既婚者で7.4%、未婚者で20.6%であった。・未婚者は、既婚者よりも、脳卒中歴が有意に高かった。・年齢、性別で調整した認知症に対する婚姻状況のORは、既婚者と比較し、未婚者で1.99(95%信頼区間[CI]:1.24~3.18)であった。・変量で調整した後、認知症のORは、未婚者のほうが高かった(調整OR:1.71、95%CI:1.03~2.85)。 著者らは「日本人高齢者において未婚状態は、社会経済的、ライフスタイル、生活習慣病関連要因で調整した後でも、認知症の独立したリスク因子であった。未婚高齢者は、脳卒中歴を有している割合が高く、認知症リスクの上昇が認められた」としている。

2472.

ATG7変異によるオートファジー障害が神経発達障害の原因?/NEJM

 オートファジー(自食作用)は哺乳類細胞における主要な細胞内分解経路であり、その異常は神経変性からがんまで、複雑なヒトの疾患と広く関連しているが、先天性のオートファジー障害はまれだという。英国・ニューカッスル大学のJack J. Collier氏らは、オートファジーに必須のエフェクター酵素で、既知の機能を持つパラログのないオートファジー関連(ATG7)遺伝子が、著しく減少あるいは完全に欠損した状態で生存している神経発達障害の患者を特定した。NEJM誌2021年6月24日号掲載の報告。血縁関係のない5家族の12例で、治療に結び付く知見 研究グループは、血縁関係のない5つの家族の、運動失調と発育遅延がみられる12例を対象に、遺伝学的解析、臨床的解析および神経画像解析を行い、患者由来の線維芽細胞と骨格筋生検標本、マウス胚性線維芽細胞、酵母を用いて病態の発生機序を検討した(英国・ウェルカム・トラスト・ミトコンドリア研究センターなどの助成による)。 ヒトATG7は、古典的な分解型オートファジーに不可欠の蛋白をコードする中心的なオートファジー関連遺伝子であるが、エクソームシークエンス解析により、この遺伝子に有害な劣性変異が見つかった。 5家族の12例は、それぞれ異なるATG7変異を持っており、脳や筋肉、内分泌の複雑な神経発達障害がみられた。また、小脳および脳梁の異常や、さまざまな程度の顔面異形症が認められた。これらの患者は、ATG7蛋白の減少または欠損によって、オートファジーフラックス(autophagic flux)が障害された状態で生存していた。 一方、オートファジーによる異物の隔離は著しく減少していたが、基底レベルのオートファジーが機能している証拠は、ATG7を欠損した線維芽細胞や骨格筋で容易に特定された。また、さまざまなモデル系において、有害なATG7変異で相補すると、野生型ATG7の再導入に比べて、オートファジー機能は低下または欠損した。 著者は、「これらのデータは、ATG7の有害な二対立遺伝子変異によるオートファジーの障害が、神経系、筋肉系、内分泌系の機能低下を伴う神経発達障害の原因であることを示唆する。マウスでは、神経系のオートファジーを選択的に回復させることで、周産期致死が回避可能との報告があり、これを考慮すると、オートファジー障害に起因する疾患を持つ患者においても、同様の神経系オートファジーの回復が、重要な治療戦略となる可能性がある」としている。

2473.

PTSDの悪夢やフラッシュバックに対するトリヘキシフェニジル治療の有効性

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、悪夢やフラッシュバックを特徴とする、外傷性イベント後に発症する可能性のある不安障害である。この悪夢やフラッシュバックの根底にあるPTSDのメカニズムは解明されておらず、抗うつ薬や抗精神病薬を含むいくつかの薬剤が治療に用いられている。そごうPTSD研究所の十河 勝正氏らは、抗コリン薬ブチルスコポラミン臭化物によるケーススタディに続いて、PTSD関連の悪夢やフラッシュバックに対する中枢性抗コリン薬の効果について、検討を行った。Brain and Behavior誌2021年6月号の報告。PTSDの悪夢やフラッシュバックの治療、中枢性抗コリン薬の有効性を証明 過去(約2~15年)の精神医学的治療に奏効しなかった難治性のPTSD関連の悪夢やフラッシュバックを有する患者34例を対象に、トリヘキシフェニジルによる治療を行った(オープンラベル試験:22例、単盲検試験:12例)。トリヘキシフェニジルの効果を測定するため、PTSD臨床診断面接尺度(Clinician-Administered PTSD Scale:CAPS)および出来事インパクト尺度改訂版(Impact of Event Scale-Revised:IES-R)を用いた。 PTSD関連の悪夢やフラッシュバックに対する中枢性抗コリン薬の効果について検討した主な結果は以下のとおり。・治療開始2週間以内に、悪夢やフラッシュバックに対する顕著な改善が確認された。・オープンラベル(各々:p<0.001)および単盲検試験(各々:p=0.001)のいずれにおいても、悪夢やフラッシュバックの有意な改善効果が認められた。 ●悪夢の頻度:治療前3.24(週に数回~ほぼ毎日)→治療後0.45(なし~月に1、2回) ●悪夢の重症度:治療前3.45(重度以上)→治療後0.56(なしまたは軽度) ●フラッシュバックの頻度:治療前3.36(週に数回~ほぼ毎日)→治療後0.48(まったくないまたは月に1、2回) ●フラッシュバックの重症度:治療前3.32(重度以上)→治療後0.61(なしまたは軽度)・全体として、CAPSサブスコアの悪夢やフラッシュバックについて、「なし」または「軽度(月に1、2回)」への改善が認められた。 ●悪夢の改善率:88%(34例中30例) ●フラッシュバックの改善率:79%(34例中27例) 著者らは「本研究は、難治性のPTSD関連の悪夢やフラッシュバックの治療におけるトリヘキシフェニジルの潜在的な有効性を証明した最初の研究である。PTSDに対するトリヘキシフェニジルの臨床的ベネフィットをさらに調査するためにも、二重盲検ランダム化比較試験の実施が望まれる」としている。

2474.

日本のトラック運転手の不眠症に関連する因子

 トラック運転手の不眠症は、交通事故リスクの増加につながる重大な問題である。秋田大学の宮地 貴士氏らは、日本のトラック運転手における不眠症の有病率を調査し、不眠症に関連する因子を特定するため、検討を行った。Nature and Science of Sleep誌2021年5月18日号の報告。 対象は、65歳未満の男性トラック運転手2,927人。自己記入式質問票を用いて、不眠症状、状態-特性不安尺度(State-Trait Anxiety Inventory:STAI)、飲酒・喫煙習慣、BMI、カフェイン摂取量、毎日の運転時間、連続して自宅から離れた日数、走行距離に関する情報を収集した。不眠症状には、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒を含め、これらいずれかの症状が毎日観察された場合を不眠症と定義した。 主な結果は以下のとおり。・不眠症有病率は、13.3%(356例)であった。不眠症のタイプ別の割合は、中途覚醒が最も多く78%、次いで早朝覚醒26.4%、入眠障害13.5%であった。・共変量で調整した後、不眠症と有意かつ直線的な関連が認められた因子は、飲酒習慣、毎日の運転時間、STAIスコアであった。 【飲酒習慣】非飲酒者と比較した調整オッズ比(aOR):1.74、95%信頼区間(CI):1.23~2.47、trend p<0.001 【毎日の運転時間】1日8時間未満と比較した12時間以上のaOR:1.87、95%CI:1.00~3.49、trend p<0.001 【STAIスコア】最低四分位と比較した最高四分位のaOR:5.30、95%CI:3.66~7.67、trend p<0.001 著者らは「日本のトラック運転手では、不眠症が蔓延している。そのリスク因子として、飲酒習慣、毎日の運転時間、不安症状が関連していることが示唆された」としている。

2476.

東洋人のうつ病関連因子~日本での調査

 地域コミュニティにおけるうつ病に対する効果的な対策を検討するうえで、国や文化圏において、うつ病に関連する個人的および社会経済的要因を包括的に特定する必要がある。しかし、日本および東洋諸国の中年住民を対象とした研究は、十分ではない。慶應義塾大学の吹田 晋氏らは、東洋の日本における中年住民のうつ病に関連する要因を特定するため、横断研究を行った。Medicine誌2021年5月14日号の報告。 西日本の地方自治体で生活する40~59歳のすべての地域住民を対象に、アンケート調査を実施した。アンケートには、人口統計学的特徴、心理的要因、健康関連行動、社会経済的要因に関する項目を含めた。まず、うつ病と各因子との関連を分析するため、カイ二乗検定またはフィッシャーの正確確率検定を行った。次に、うつ病と関連因子の包括的な関連を特定するため、ロジスティック回帰分析を実施した。 主な結果は以下のとおり。・分析対象者数は362人であった(平均年齢:51.5歳、男性:148人)。・カイ二乗検定またはフィッシャーの正確確率検定では、多くの心理的要因、健康関連行動、社会経済的要因がうつ病と有意に関連していることが示唆された。・ロジスティック回帰分析により、うつ病と有意な関連が認められた因子は以下のとおりであった。 ●男性 ●首尾一貫感覚(sense of coherence)の低さ ●認知ストレスレベルの高さ ●援助要請行動(help-seeking behavior)の少なさ ●睡眠の質の悪さ ●趣味の欠如・Nagelkerke R2は、51%であった。 著者らは「多変量解析により、日本における中年期のうつ病は、主に個人の行動的および心理的要因と関連していることが明らかとなった。この結果は、西洋諸国での調査結果と一致している」とし「本結果は、個人の行動的および心理的要因に焦点を当てた東洋文化におけるうつ病予防対策の促進や評価に貢献できるであろう」としている。

2477.

統合失調症の再発に対する抗精神病薬の減量リスク~メタ解析

 統合失調症の維持療法において抗精神病薬の減量は、副作用発現を最小限にとどめるという点で望ましい方法であると考えられるが、この戦略に対するエビデンスは十分ではない。デンマーク・University of Southern DenmarkのMikkel Hojlund氏らは、抗精神病薬の標準用量での治療と減量によるリスクとベネフィットの比較を行った。The Lancet. Psychiatry誌2021年6月号の報告。 2020年6月17日までの成人の統合失調症または統合失調感情障害患者を対象とした24週以上のランダム化比較試験をEmbase、Medline、PsycINFO、Cochrane Libraryより検索した。ベースライン時に臨床的に安定している患者および同一抗精神病薬を2回以上投与し比較した研究を含めた。初回エピソードまたは治療抵抗性統合失調症を対象とした試験は除外した。標準用量は、国際コンセンサス研究によって推奨されている治療用量の下限よりも高用量と定義した。低用量(標準用量の下限の50~99%)および超低用量(標準用量の下限の50%未満)と標準用量との比較を行った。患者数、治療、性別、年齢、イベント数、精神病理学的スコアの変化に関する文献データは、2人以上の著者により独立して抽出した。不足しているデータを収集するため、研究者またはスポンサーに電子メールで連絡した。共通の主要アウトカムは、再発およびすべての原因による中止とした。研究レベルのデータは、ランダム効果モデルを用いてメタ解析し、二値データではリスク比(RR)、連続データではHedges' gを算出した。プロトコールは、OSF registriesに登録した。 主な結果は以下のとおり。・参考文献は、データベース検索で7,853件、関連研究のマニュアルレビューより1件を特定した。・5,744件のアブストラクトの適格性を評価し、そのうち101件をフルテキストレビューにより評価した。・適格基準を満たした22件(24試験、3,282例)をメタ解析に含めた。・対象患者の年齢中央値は38歳(四分位範囲:36~40歳)、男性患者2,166例(65.9%)、女性患者1,116例(34.0%)であった。・標準用量での治療と比較し、低用量では、再発リスクが44%上昇し(16試験、1,920例、RR:1.44、95%CI:1.10~1.87、p=0.0076、I2=46%)、すべての原因による中止リスクが12%上昇した(16試験、1,932例、RR:1.12、95%CI:1.03~1.22、p=0.0085、I2=0%)。・標準用量での治療と比較し、超低用量では、再発リスクが72%上昇し(13試験、2,058例、RR:1.72、95%CI:1.29~2.29、p=0.0002、I2=70%)、すべての原因による中止リスクが31%上昇した(11試験、1,866例、RR:1.31、95%CI:1.11~1.54、p=0.0011、I2=63%)。・低用量での治療と比較し、超低用量では、再発リスク(5試験、686例、RR:1.31、95%CI:0.96~1.79、p=0.092、I2=51%)およびすべての原因による中止(5試験、686例、RR:1.11、95%CI:0.95~1.30、p=0.18、I2=43%)に有意な差は認められなかった。・二重盲検試験と非盲検試験、第1世代抗精神病薬と第2世代抗精神病薬、経口抗精神病薬と長時間作用型注射用抗精神病薬を比較したサブグループ解析においても、全体的な結果は同様であった。・ほとんどの研究において、主に公的に入手可能な研究登録がないため、バイアスリスクはsome concerns(3段階の2)と分類された。 著者らは「複数エピソードの統合失調症患者の維持療法における抗精神病薬の投与量は、急性期で推奨されている標準用量の範囲を下回るべきではない。このような患者における投与量の減量は、再発やすべての原因による中止リスクを高める可能性がある」としている。

2478.

片頭痛日数減少に対する抗CGRP抗体の有効性~ネットワークメタ解析

 2016年のGlobal burden of disease研究によると、片頭痛は世界の一般的な疾患の第6位にランキングされており、重大な社会的および経済的な影響を及ぼす。エジプト・Fayoum UniversityのAhmed Taher Masoud氏らは、片頭痛に対する潜在的な薬理学的アプローチとしてのカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体遮断薬の有効性を評価するため、システマティックレビューおよびネットワークメタ解析を実施した。Journal of the Neurological Sciences誌オンライン版2021年5月21日号の報告。 2019年1月までに公表された反復性片頭痛および慢性片頭痛患者に対するerenumab、eptinezumab、fremanezumab、ガルカネズマブを用いたランダム化比較試験(RCT)を各種データベース(SCOPUS、PubMed、Cochrane Central、Embase)より検索した。 主な結果は以下のとおり。・複合分析では、プラセボと比較し、介入6、8、12週間後に最も強力な効果が認められた薬剤は、それぞれ以下のとおりであった。●6週間後:fremanezumab 900mg(SMD:-0.55、95%CI:-0.97~-0.12)●8週間後:erenumab 140mg(SMD:-0.51、95%CI:-0.61~0.41)●12週間後:erenumab 140mg(SMD:-0.48、95%CI:-0.571~0.39)・慢性片頭痛では、介入6、8、12週間後に最も有効性が高かった薬剤は、それぞれfremanezumab 900mg、erenumab 140mg、erenumab 70mgであった。・反復性片頭痛と慢性片頭痛を複合した分析では、介入6週間後に最も効果的な薬剤は、fremanezumabであり、介入8および12週間後に最も効果的な薬剤は、erenumabであることが示唆された。 著者らは「現在のエビデンスによると、反復性片頭痛および慢性片頭痛患者に対する治療において、fremanezumabは介入6週間後の1ヵ月当たりの片頭痛日数減少に対し最も効果的な薬剤であることが示唆された」としている。

2479.

COVID-19に対する政府対応の質がメンタルヘルスに及ぼす影響

 COVID-19のパンデミックは、公衆衛生、経済、メンタルヘルスに深刻なダメージを与えている。カナダ・トロント大学のYena Lee氏らは、ウイルス感染を減少させるための政府の厳格な措置をタイムリーに実施することが、メンタルヘルスにベネフィットをもたらすと仮定し、抑うつ症状発現率の減少に影響するかを調査するためシステマティックレビューを行った。Journal of Affective Disorders誌2021年7月1日号の報告。 政府が実施したCOVID-19に対する対応の厳格さおよびタイムリーさの違いがうつ症状の発症をどの程度緩和するかを調査するため、33ヵ国の研究(114件、64万37例)のシステマティックレビューを実施した。高所得国18ヵ国、上位中所得国9ヵ国、下位中所得国6ヵ国からのデータが含まれた。政府が実施したCOVID-19に対する対応の厳格さおよびタイムリーさの評価には、Oxford COVID-19 Government Response("Stringency")Indexを用いた。うつ病の定義は、PHQ-9スコア10以上またはPHQ-2スコア3以上とした。 主な結果は以下のとおり。・臨床的に有意な抑うつ症状を有する参加者の割合は、21.39%(95%CI:19.37~23.47)であった。・臨床的に有意な抑うつ症状の有症率は、政府が厳格な政策をタイムリーに実施した国で有意に低かった。・政府の対応によるこの効果は、調査開始時のCOVID-19発生率、ヘルスケアへのアクセスと質の指標、研究にCOVID-19患者を含めた場合でも、有意なままであった。・本結果に影響を与える可能性のある因子として、ロックダウン期間の違い、研究参加者およびアウトカム評価者の盲検化の欠如、抑うつ症状の重症度に対するレトロスペクティブ評価などが考えられる。 著者らは「COVID-19の蔓延を封じ込めるために厳格な対応を講じた政府は、国民の身体的な健康だけでなく、メンタルヘルスに対してもベネフィットをもたらした」としている。

2480.

「セレネース」の名称の由来は?【薬剤の意外な名称由来】第58回

第58回 「セレネース」の名称の由来は?販売名セレネース錠0.75mgセレネース錠1mgセレネース錠1.5mgセレネース錠3mgセレネース細粒1%セレネース内服液0.2%※セレネース注5mgのインタビューフォームは異なるため、今回は情報を割愛しています。ご了承ください一般名(和名[命名法])ハロペリドール(JAN)効能又は効果統合失調症、躁病用法及び用量(セレネース錠0.75mg/錠1mg/錠1.5mg/錠3mg/細粒1%)ハロペリドールとして、通常成人1日0.75~2.25mgから始め、徐々に増量する。維持量として1日3~6mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。(セレネース内服液0.2%)ハロペリドールとして、通常成人1日0.75~2.25mg(0.375~1.125mL)から始め、徐々に増量する。維持量として1日3~6mg(1.5~3mL)を経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。警告内容とその理由該当しない禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)禁忌(次の患者には投与しないこと)1.昏睡状態の患者[昏睡状態が悪化するおそれがある。]2.バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制作用が増強される。]3.重症の心不全患者[心筋に対する障害作用や血圧降下が報告されている。]4.パーキンソン病又はレビー小体型認知症の患者[錐体外路症状が悪化するおそれがある。]5.本剤の成分又はブチロフェノン系化合物に対し過敏症の患者6.アドレナリンを投与中の患者(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)7.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人※本内容は2021年6月30日時点で公開されているインタビューフォームを基に作成しています。※副作用などの最新の情報については、インタビューフォームまたは添付文書をご確認ください。1)2021年5月改訂(第27版)医薬品インタビューフォーム「セレネース®錠0.75mg/錠1mg/錠1.5mg/錠3mg、セレネース®細粒1%、セレネース®内服液0.2%」2)大日本住友製薬:製品基本情報

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