日中眠気を伴わない睡眠時無呼吸症候群に対する持続気道陽圧療法

持続的気道陽圧(CPAP)療法は症候性閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の第一選択治療だが、昼間に眠気を伴わない場合は同法を行っても、体高血圧症や心血管イベント発生リスクの減少にはつながらないことが明らかにされた。スペイン・Arnau de Vilanova大学病院のFerran Barbe氏らが、700人超について行った無作為化試験で明らかにしたもので、JAMA誌2012年5月23・30日合併号で発表した。これまでCPAP療法の有効性について、症状の有無により違いがあるかどうかは明らかでなかった。